あらすじ
不思議な力が宿った器物、アンティーク。 今日も贋物を掴まされた美人が嘆いています。 つまり付喪堂の店頭にまたガラクタが増えた訳です。 アンティークは人を選ぶのか、切にその存在を願っている者の手に渡ることがあるようです。 ある少年の話をしましょう。 幼馴染みの恋多き少女のキューピッド役をする少年がいました。 彼は運命の赤い糸を自由にできる指輪を手に入れたのです。 人の運命を握ってしまった少年はどうなるのでしょう? それは本来の出会いを捻じ曲げてしまうわけで……。 あなたならそれでも使いますか?
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Posted by ブクログ
「影」「ギャンブル」「小指」「秘密」の4編。
刻也と咲の交互一人称によるすれ違う思考シリーズ(仮名)が面白い。完全にラブコメです。
「ギャンブル」の結果は意外でやられた。
(オシリス神っぽいとか言わない)
Posted by ブクログ
二章 ギャンブル。『ヴィジョン』をこんなふうにも使っちゃうのかあ……ちょっと無理やりな気も。でも「誰にもあいつは渡さない」と言う刻也はかっこよかったなあ。
三章 小指。歌恋みたいな女の子はイラっとくる。無邪気で許されると思うなよ。それに比べて一途で健気な友くん、応援したくなるけど趣味が悪い。ラストは予想できたけど、この誰も報われない感じはドツボだ。「だから。だからどうか。誰よりも一番不幸になってください。」
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主人公とヒロインのいちゃつきが多くなってきた。
これはこれでなかなか面白い。
印象に残ったのは「小指」。ちょうどよいところに納まったかと思いきや、なんとも後味の悪い結末になっていた。人の心をもてあそぶのは良くない。
Posted by ブクログ
不思議な力をもつ品物「アンティーク」を扱う物語の4巻。
今回登場するアンティークは「存在を薄めてしまう小ビン」「人の心を読めるピアス」「運命の人がわかる指輪」の3つで計4話。
登場人物の影が薄いんだけど、話が1つ1つまとまっているんでスゴク読みやすいですね。
心が温まるもの、ちょっとしたスリルのあるもの色々あっていいですね。
影:★★★
ギャンブル:★★★★
小指:★★★
秘密:★★★★
Posted by ブクログ
シリアス路線はちょっぴりなりを潜めます。
代わりにほとんどシリアス、オチはギャグ、なんていうのが
あったりもします。
今回はアンティークのために
やたら危機に陥るのはあまりありません。
ただし1章はかなりきつい描写があります。
これは人間誰しも抱く感情。
しかし行過ぎた感情は結局は身の破滅を招きます。
読みきりタイプのラノベは楽です。
Posted by ブクログ
2008/07/10
なんとも不思議な読み応え。
そんなに濃いことがあったり、凄い展開があったりするわけじゃないけど、読んだ後満足感が残る一冊。
それにしても、主人公達の親密度があがりすぎやしてないか!?ご馳走様です。
Posted by ブクログ
きっと終わりまでそうなのだろうが、文章がつまらない/ 字間がスカスカに見えるほど情報量が少ない/ ギャグもかなり浅い/ ネタももうどうでも良いし、大人買いしたことを少し後悔している/ 褒めるとしたらヒロインがかわいく見えるところが無くもないというところ/
Posted by ブクログ
いつもどおり『アンティーク』に関する短編が4つ。
「影」「ギャンブル」「小指」、そして「秘密」。
刻也と咲のそれぞれが意識下ではその存在が大きくなってきていて、それぞれ話で二人の軽いラブコメ臭がハードな話を少し柔らかくしてる。
4つの話の中で異彩だったのが「小指」かな。
ツインテールな幼なじみとかいかにもラノベ的なキャラが出てきて、ゲストキャラである幼なじみ二人の恋の話。
明暗が分かれる結末というのはこの作品でよくあるのだが、そんなオチありかよと思うくらいの切なくて悲しい結末。
で、「小指」のエピソードに出てきたアンティークの指輪が咲の元に送られて、刻也と一騒動あるエピソードが「秘密」。
こちらは「小指」のエピソードとは全く正反対のにやにやしっぱなしのラブコメ話。
この話が最後な所以に重い話がありつつも読後感は悪くはないんだよね。