渡貫淳子のレビュー一覧
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本屋さんで妻へのプレゼントを探してた時に、パッと目に入ってきて一目惚れして、そのまま自分用に買った本。2021年から読書を趣味にした私の、初めて手に取った本。私は、元料理人として、子育てと家事を頑張る元料理人の妻とも照らし合わせながら、本を読みました。日本で飲食に携わる事とはかけ離れている世界だけれども、日本で培ったことがないと出来ない南極調理隊。隊員の命を繋ぐ料理、心を甦らせる料理、料理人としてやりたい事と、その環境だからこそ出来ない事への葛藤など、リアルに書かれていてとても惹かれました。割と短いブロックでまとめられていてサクッと読めるので読み心地はとてもよかったです。個人的に印象に残ったお
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Posted by ブクログ
かあちゃんが調理隊員になる、というこの本をしらせ5002の売店で見つけて読んでみました。
しらせや南極観測隊は冒険家や研究者というすごい人たちが活躍しているから夢のような遠い世界の話と思っていました。でもこの本は主婦目線、調理師目線で書いてあるので、三児を持つ主婦の私には南極の世界にすごく親近感が湧き元気をもらえました。
とはいえ作者さんも面接に何度もトライしたり、元々体育会系で頑張ったり努力された上でのかあちゃん調理隊員。素晴らしい方です!!
通勤満員電車の中で読んでいましたが、荒れ狂う南極でも通勤地獄でも頑張って働いていることに変わりはないかも?と自分もブレイブな1人と密かに発見しました。 -
購入済み
面白い
南極での生活に興味があり、購入。月並みな感想ですが、自分では体験できない世界を垣間見ることができ、面白かったです。自分も新しいことへの挑戦を躊躇ってはいけないと思わせてくれる一冊です。
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主婦(調理師の資格をお持ちで調理の学校で先生をしていたこともある方)が南極観測隊の調理隊員になった!というお話。
著者は「悪魔のおにぎり」開発者だそうです。南極生活で生まれたものとは知りませんでした。この本の中にも、ゴミや廃水を減らす、限られた食材でバラエティ豊かに、と工夫されたメニューの紹介も結構あって面白いです。
南極観測隊(越冬隊員)に応募し合格するまで、合格してからの準備期間、実際に南極に赴任し仕事をこなす様子、南極でのトラブルや日々の出来事、南極から帰ってからの心境、といった話がそれぞれ読みやすいやさしい文体で過不足ないボリュームで語られています。
著者が家族に関して語る言葉や観測隊 -
Posted by ブクログ
誰もが行ける場所ではないからこそ、実際に南極で約1年3
か月間生活した人の話を聞きたい、読みたい。
調理隊員は、なんと2人。途中の食材補給もなく、毎日、朝・昼・晩と30人のごはんを作る。
すごいなぁという一言。
でも、何よりも「南極廃人」の部分が心に残った。
ダンボール箱6個分のもので生活してきた後の、日本のものの多さやテレビの速さに「苦痛」を感じてしまったという。物欲からどうしても逃れられない私だけれど、こんなにものがあふれていることは、異常なことなのだと、しみじみと反省した。(でも、すぐにシンプルライフには行こうできないと思うけど…。)