松田雄馬のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
生成AIに関する本は今までも何冊か読んできましたが、この本が一番解像度が高く、日々の仕事に役に立つと思います。生成AIに関するおすすめの本を一つ挙げてほしいと言われた場合、おそらくこの本を挙げることになるでしょう。
生成AIの歴史や業界の構造もさることながら、生成AIを使用したツールや業務フローを導入する際の考え方、そして、個々の働く人にとって、どのように生成AIと向き合えばよいのか、そういったことがしっかりと整理されて書かれており、非常にわかりやすいです。
必要なのは、生成AIに仕事を奪われるかもという考え方ではなく、生成AIを使って自分たち人間の能力を拡張していくということです。
自ら考え判断し、生成AIと対話しつつ、最後は自ら責任をもって決める。そういった人間になれるよう向かっていこうと、心を決めさせた一冊となりました。 -
Posted by ブクログ
Python100本ノックというタイトル通り、Pythonの練習用コードを実際の現場に即した形で記述してくれている本
pandasでデータを読み込むところからスタートしてcsvファイルのデータ整形や
画像処理と言語処理、最適化問題まで取り扱っている
個人的にはコード自体も非常にわかりやすいのと
説明がある程度細かく書いてくれているので、勉強になりました。
サンプルコードもあるので、行き詰まったら参照しながら、進めていくと良いと思います。
100本やってみましたが、開発環境によっては、Python以外のことも勉強になるので、オススメです。 -
Posted by ブクログ
幅広いデータ分析・活用を扱っている。実際にあるようなストーリー仕立てになって現場感を出している。
Pythonについての説明はないので学習スミの人向け。
3部の最適化問題はおもしろかった。
1章 ウェブからの注文数を分析する
データの読み込み。ユニオン、ジョイン、検算、可視化についての説明。丁寧な説明。
2章 小売店のデータでデータ加工を行う
名寄せ、表記ゆれなどのテクニックについて
3章 顧客の全体像を把握する
データを統計値などで俯瞰する方法
4章 顧客の行動を予測する
線形回帰モデル(教師ありモデル)で退会しそうなユーザーを予測する準備
5章 顧客の退会を予測する
4章で準備したデータで決定木モデルで退会しそうなユーザーを予測する。
6章 物流の最適化ルートをコンサルティングする
物流コストを最小にする輸送ルートを決定する。
輸送ルートの可視化にNexworkxを使用、最適化にはpulpとortoolpyを使用
8章 数値シミュレーションで消費者の行動を予測する
口コミを確率的シミュレーションで予測している。
9章 潜在顧客を把握するための画像認識
店の前の映像を使って時間帯ごとの通行人の数(=潜在顧客?)を自動的にカウントする。
10章 アンケート分析を行うための自然言語処理
MeCabをつかって日本語処理をおこないアンケートの類似度などを抽出する -
Posted by ブクログ
ネタバレ噛み応えのある良書。
この内容を、30代半ばで書けるなんてすごい!
しかも、ソフトで分かりやすい。
ドラえもんの月面探査で描かれた「人工知能」との関係が、少し理解できた。
―いわゆる「人工知能」には、強い人工知能と弱い人工知能がある。前者は、自律的に学び、高度に知能や意識を駆使するもの。後者は、まぁ、人間にプログラミングされたことだけを行う、高速コンピューターみたいなもの。
―人間のコミュニケーションは、音声を単なる記号として捉えるだけではなく、文脈(相手の意図)の理解も合わせて理解する。それは極めて高度なやりとりで、実は機械にやらせるのは難しい。
―細胞レベルでも、実は中央集権ではなく、それぞれの細胞が自律的に動いていたりする。
―物理学は、一定のリズム(法則)を見出す学問。一方の生物学は、物理学の法則を用いては説明できない、細胞レベルの最適解?生命の自律的な動き?を見つけるもの。
―人工知能も、脳の動きに模して造られているだけで、脳の仕組みそのものが解明され、それが用いられているわけではない…
The best way to predict the future is to invent it.
理解が間違ってそうなものもたくさんあるけど^^;理解がまだ追いつかないが。人工知能に支配される…というようなSF的な言説を冷静に考え、人工知能とうまく付き合っていくリテラシー向上に、ぜひこの本をおすすめ。
人工知能だけではなく、日常生活でScienceと向き合う視点を持つための良書。 -
Posted by ブクログ
前半はあまり面白くない。常識的な話のみ。AIは4階層と説明するが、下2層は単にクラウドに載っているというだけ。まあAIシステムも通常のクラウドに載っているのだ、と意識するのは重要か。ただし最下層のハードがいきなりnvidiaなどを出すのはどうか。単に部品ではないか。また上2層もuiとモデル層に分かれるというが、openaiとms以外はそう分かれているとも思えない。
後半、著者独自の無限定環境においての重要性の話で少し面白い。そこにこそ日本の生きる道があるという。そうなれば嬉しい。
AI開発企業、あるいは国の戦争解説と見込みを知りたかったのだがそれについては触れられていない。中国AIについても全く。残念。 -
Posted by ブクログ
勤務先では、会社で導入しているMicrosoftのCopilotを使い、
プライベートでは旅行、投資など、GoogleのGeminiに頼りきっている。
そしてずっとデータセンターの建設ラッシュを認識していたのに、昨年からのメモリー会社の大相場には完全に乗れず機会損失。
AIをものにできていないにも程がある。
やはり、AIリテラシーとアンテナが足りていないのだろう。
きちんと勉強しないとと手に取った本書。
もちろん、こうやってAIを使いましょうとか、ビジネスハック(死語?)的なものではない。
AIを支えるデータセンターの仕組み、それを支える企業群、こういった企業の覇権争いの話では終わらない。
乱立状態に見える各AIシステムの各々の違い、
将来AIがより実装化された社会のメリットと想定される懸念点、
で、我々はこのAIと共にどうあるべきか。
近年、職場でも、自らの仮説なく、茫洋とした質問をAIに投げ、得られた結果をそのまま展開する同僚もおりまして。
なんなら若者より、中年にそのきらいが多いようにめ思います。
齢五十。正解のない問いに向き合い、仮説を立て、試行錯誤を通じて解決していく力は、まだ育てなくてはならない。
AIはあくまで単純作業(その作業の複雑さではなく思考が直線的という意味で)を任せ、使う側が仮説を立てながら何度も行動し、得たものをフィードバックさせてこそ、少しずつ使えるものになっていく。
まさに、AIを使う仕事こそ、「守破離」だという。
言い得て妙。
目から鱗のコンテンツはないが、改めて身を引き締められる良書。