あらすじ
超知能をめぐる国家・大企業による熾烈な攻防! 迫りくる未来の姿を鮮明に描いた必読の書!
AI覇権戦争とは、AIを取り巻く国家および企業による覇権争いのことである。
半導体やデータセンターなど、我々が普段から使用している生成AIサービスを支える「土台」。
その土台を巡って繰り広げられる主導権争いの影響は、もはや私たちが避けられないほどの規模となっている。
私たちの仕事や社会、そして日本はこれからどこへ向かっていくのか。
AIビジネスに精通した研究者 兼 実業家による、AI時代の大展望!
※カバー画像が異なる場合があります。
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Posted by ブクログ
本作はタイトル「AI覇権戦争」に騙されてはいけない。そんな表層の些末な内容だけでなく、AIの歴史と未来を重層的に分析しつつ、重要なことはAIの進化ではなく、AIを使って如何に人類社会が、人間拡張・社会拡張していくことが重要かを謳っている。新書にしておくのが勿体ないほどの傑作。AIをソフトウェアの延長ではなく、再重要インフラであり、更に人類・社会をスクラップ&ビルドするような、人類の歴史上でも最重要パラダイムシフトになる破壊力を秘めていることがよくわかる。結局人間の適応・進化次第ということに尽きる。
Posted by ブクログ
生成AIに関する本は今までも何冊か読んできましたが、この本が一番解像度が高く、日々の仕事に役に立つと思います。生成AIに関するおすすめの本を一つ挙げてほしいと言われた場合、おそらくこの本を挙げることになるでしょう。
生成AIの歴史や業界の構造もさることながら、生成AIを使用したツールや業務フローを導入する際の考え方、そして、個々の働く人にとって、どのように生成AIと向き合えばよいのか、そういったことがしっかりと整理されて書かれており、非常にわかりやすいです。
必要なのは、生成AIに仕事を奪われるかもという考え方ではなく、生成AIを使って自分たち人間の能力を拡張していくということです。
自ら考え判断し、生成AIと対話しつつ、最後は自ら責任をもって決める。そういった人間になれるよう向かっていこうと、心を決めさせた一冊となりました。
Posted by ブクログ
前半はあまり面白くない。常識的な話のみ。AIは4階層と説明するが、下2層は単にクラウドに載っているというだけ。まあAIシステムも通常のクラウドに載っているのだ、と意識するのは重要か。ただし最下層のハードがいきなりnvidiaなどを出すのはどうか。単に部品ではないか。また上2層もuiとモデル層に分かれるというが、openaiとms以外はそう分かれているとも思えない。
後半、著者独自の無限定環境においての重要性の話で少し面白い。そこにこそ日本の生きる道があるという。そうなれば嬉しい。
AI開発企業、あるいは国の戦争解説と見込みを知りたかったのだがそれについては触れられていない。中国AIについても全く。残念。
Posted by ブクログ
勤務先では、会社で導入しているMicrosoftのCopilotを使い、
プライベートでは旅行、投資など、GoogleのGeminiに頼りきっている。
そしてずっとデータセンターの建設ラッシュを認識していたのに、昨年からのメモリー会社の大相場には完全に乗れず機会損失。
AIをものにできていないにも程がある。
やはり、AIリテラシーとアンテナが足りていないのだろう。
きちんと勉強しないとと手に取った本書。
もちろん、こうやってAIを使いましょうとか、ビジネスハック(死語?)的なものではない。
AIを支えるデータセンターの仕組み、それを支える企業群、こういった企業の覇権争いの話では終わらない。
乱立状態に見える各AIシステムの各々の違い、
将来AIがより実装化された社会のメリットと想定される懸念点、
で、我々はこのAIと共にどうあるべきか。
近年、職場でも、自らの仮説なく、茫洋とした質問をAIに投げ、得られた結果をそのまま展開する同僚もおりまして。
なんなら若者より、中年にそのきらいが多いようにめ思います。
齢五十。正解のない問いに向き合い、仮説を立て、試行錯誤を通じて解決していく力は、まだ育てなくてはならない。
AIはあくまで単純作業(その作業の複雑さではなく思考が直線的という意味で)を任せ、使う側が仮説を立てながら何度も行動し、得たものをフィードバックさせてこそ、少しずつ使えるものになっていく。
まさに、AIを使う仕事こそ、「守破離」だという。
言い得て妙。
目から鱗のコンテンツはないが、改めて身を引き締められる良書。
Posted by ブクログ
置き換えて、助けられ、高度化ができ、新たな仕事を生む。誰かがやり始め、周りに広がり、皆が使うのが当たり前になり、より高いレベルを模索する。調べる、資料を作る、絵を描く、作業を自動化する、業務に組み込む。サービス毎に得意とする領域がある。見えているアプリケーションの下には、モデルがあり、クラウドがあり、実態の装置がある。使われ方、普及の仕方、事業者構造。角度を変えて分析する。…AI時代の生存戦略。ゴンドラ猫の実験からヒントを得る。仮説を立て、行動し、検証する。環境と対話し、進化を止めないもののみが生き残る。