コーチ・エィのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ読書感想文:『新版コーチングの基礎』を読んで
『新版コーチングの基礎』(コーチ・エイ著、鈴木義幸監修)を通して、コーチングという営みがどのような本質に基づいているのか、あらためて深く考える契機となった。
本書では、「コーチングとは何か」「信頼関係の構築」「問いかけの技術」「傾聴」「フィードバック」「目標設定と行動支援」など、コーチングの基本となる要素が非常に体系的に解説されている。読んでいくうちに、コーチングが単なる“会話の技術”ではなく、「相手の主体性・可能性の開発をサポートするための、人間理解と関係性の深耕に根ざしたアプローチ」だということを実感した。
とくに印象深かったのは、「問い」の持つ力。
ただ“答えを引き出す”のではなく、相手自身が自分の内側と向き合い、自己認識や価値観の明確化につながる問いかけこそが、コーチングの中心だと強調されていた。また、クライアントの感情や「モヤモヤ」、まだ言語化されていない部分にも寄り添い、共に深めていく姿勢――これが現代のコーチングが目指す“本質的変容”であり、単なる行動管理やアドバイス型とは一線を画すことも強く感じた。
本書を読んで得たインスピレーションは、「コーチングの場は、“クライアント自身が気付きを深め、自己を問い直す安全基地”である」「コーチは相手の内省と変容を促す触媒であり、答えを与える存在ではなく、共に探求するパートナーである」という視座だった。
この点は、社会や組織におけるリーダーシップや人材育成、チーム・対人関係の改善にも直結する本質的理念だと感じる。
また、監修者・鈴木義幸氏が繰り返し述べる「正しいコーチングを広めたい」という思いにも共感した。本当のコーチングとは、倫理観・信頼・主体性・成長・変容への深いリスペクトに基づいている。流行やテクニック偏重ではなく、根底に「人間の発達・幸福・社会的意義」を置いたコーチングがますます重要であると再認識した。
まとめ
『新版コーチングの基礎』を通じて、私は「コーチングとは何か?」の問いに対し、「人間の可能性と成長への伴走者であること」「本質的な問いを促し、安心して変容できる場をつくること」が肝だと気付かされた。本書は、コーチングのテクニックだけでなく、その哲学・意義・社会的役割までも示してくれる、非常にコーチング的な一冊であった。 -
Posted by ブクログ
コーチングについて学んでみたくて、読んでみた。
コーチングとは、質問を投げかけて、クライアント自身に発見と行動を促すというもの、と理解できた。
日常でできそうなコーチングを簡潔にたくさん紹介されているので、なんちゃってコーチングならできそう。
いちばん印象に残ったのは、「とんでもない目標をリクエストする」というもの。
目標を掲げるときの基本は「具体的なスモールステップ」だと思いこんでいたので、「とんでもない目標」を掲げる効果がわからなかった。
でも、「とんでもない目標」を掲げると、今の自分のあり方を根本的に見直せる。
簡潔にわかりやすくまとめられているので、さらっと読めるのはよかった。 -
Posted by ブクログ
タイトル通り、「コーチングの基本」がまとまっている。
特に気をつけておきたいところを3つ挙げるならば、
・「行動=本当に思っていること」
・コーチングよりティーチングが適切な場合がある
・許可をとってから提案をする
このあたりで、、意識的なコトバをそのまま受け取ってはいけないし、場合によっては教えることも必要かもしれないし、本当に本人の為を思うなら、提案はしなくても良いし、するとしても、許可をとってからとしたい。
以下は、個人的なチェックポイント
・コーチングは「本当に思っていること」を明らかにする。
・行動、意識、無意識の関係
行動は「本当に思っていること」に従う
意識は「思っている」と思っていること
無意識は本当に思っていること
・意欲が高くても知識や業務適応能力が低い場合には、コーチングは機能しにくい
⇨ティーチングが必要なフェーズもある
・クライアントの状態を把握するための3つの視点
ポゼッション⇨身につけるもの
ビヘイビア⇨行動
プレゼンス⇨考え方、信念
・行動がすぐに戻ってしまう場合は、その行動の背景に気づけるようにコーチングする
・褒めるための3種類のメッセージ
youメッセージ、iメッセージ、weメッセージ
⇨他者への影響を確認できるiやweの方が相手の心に残る
・自分が選んでいると言う感覚があって初めてドーパミンが分泌され、それが高い能力向上につながる
・目先の組織目標よりもさらに先の地点に自分で設定したwant toの目標を持っている人は、組織目標を自分の目標を達成するための糧として捉えることができます
・コーチングの質問に求められるのはコーチが知りたい情報を手に入れることではなく、相手の視点を広げ、オートクラインを起こさせることです
・限定質問(YESNO)と拡大質問(5W1H)を効果的に
・許可を取ってから提案する
・ラベリングしやすく、目標を一言で表現してもらう
・評価基準は自分から、評価自体は第三者から
・成果があるときだけではなく、挑戦した時や努力した時にも承認する事は、その社員をやる気にさせるだけではなく、会社が社員に求めている行動が明確になるので、他の社員のやる気にも影響与えます
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Posted by ブクログ
コーチングに興味を持ち、購入。コーチングって、すごく効果がありそうに見えるけど、実際受けようとすると費用が高かったり、実態が見えなかったり、なんか胡散臭さが拭えないのが腑に落ちなかった。
この本を読んで感じたのはコーチングはかなりノウハウも経験も人間力も必要な、かなりハイレベルな仕事であり、人間を扱う=結果が定量的に測りにくい、コーチ自身も解釈やアプローチが個々人により異なり、コーチによってかなり質や内容にばらつきが出るのではないかと推測した。そこに胡散臭さの原因の一端があるのかなと…。
この本はかなり理論的にコーチングを説明し、かつ出所も明記してあり、所々でメンタルにも言及、ケーススタディも乗っており、コーチングとは、を理解するのにとても良い内容だった。内容は濃く、入門としても読めるが、かなり深く学べると感じた。一度読んだだけでは実践は出来ない。コーチングは自分にはとりあえず無理だなというのが理解できたが、対人関係、コミュニケーションのヒントになったと思う。何度か読み返したい。
話逸れるけど…unfinished businessにおいて、競争が評価され、人をケアすることは評価されない社会という考え方があり深く納得したが、コーチもある意味ケアの仕事だよな…と感じる。競争のためのケア(?)は、おそらく評価されているのかなあ。コーチングとは、を理解することを通じて、あらためて人をケアする仕事というのは非常に難易度が高いことを実感。 -
Posted by ブクログ
ミダス王の手=なんでも金に変えてしまう=実現すると困るものもある。
ナスルディンのカギ=落とした場所ではなく探しやすい場所を探していないか。
パンドラの箱=パンドラの箱の中には、希望が残っている。
悪魔の道具箱=悪魔の道具箱の中には失望が入っている。
希望こそが命、失望こそが死。
大きな戦艦も灯台には従わざるを得ない。灯台を旋回させることはできない。
責任を与えればまったく別人になる。
できると信じる場合、あなたは正しい。できないと思い込む場合も、やはりあなたは正しい。
誰もがみにくいアヒルの子にも白鳥にもなれる。自分自身の見方による。
内的対話の80%はネガティブなもの。内なる声を味方につけるには、自分への見方を変えること。
どんぐりの法則=汝自身に忠実であること。どんぐりは樫の木になれるがセコイアにいはなれない。他者からリードされることに従うのではなく、自分の声に耳を傾ける。