武藤郁子のレビュー一覧
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ネタバレこの本の初めに
:各地の神社の境内や周辺から縄文遺跡が出土している例が「かなりある」ことに気付いた著者の武藤郁子さんが、「縄文時代の遺跡と神社が重なっている場所」がたくさんあることには、偶然ではなく、この場所に神社があることに、意味があるのではないかと考えるようになり、それらの場所には共通する地形や雰囲気があり、縄文でも現代でも、人間は本質的に、喜びや悲しみの中で、「何かに祈り、願う」生き物であり、長い年月の中で「祈りの場所」として、ずっと大切にされてきた“縄文神社”という特別な場所なのではないかと考えるようになったのです。
その場所は縄文期から”聖地”であり、「祈りの場所として現在までつなが -
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ネタバレ<目次>
はじめに
序章密教ってなんだろう?
1章天才少年・真魚、空海になる
2章密教の正統継承者・空海
3章密教の大成功者・弘法大師空海
4章空海の密教
5章密教のsデュ業と修法
6章実践!今日から始める密教
附章密教の仏尊と神々
おわりに
2024/6/4初版第1刷
2024/9/30第5刷
p82怨霊が悪さをする
仏教によって国土を護り、皇室の安泰や国民の平和・
興隆を祈念する、鎮護国家
(p94当時は仏教が最先端の学問?ならば、死後の世界が
あるなら、今の量子物理学の仮説ともつながる?)
(p98修行の場所、そこはあちらにつながる場所?
導く人はつながる人?) -
Posted by ブクログ
神社仏閣めぐりをしていると、実際に縄文·弥生·古墳などの遺跡に建っているということが結構ある。なので、この本の縄文遺跡に建つ神社、縄文の祈りの場を引き継ぐ神社、という考えには納得できる。
縄文文化や信仰を色濃く残す諏訪をはじめ、土地の高低差や湧水の有無まで言及した現地レポートは面白い。
…とはいえ、全面肯定するわけではない。
関東地方は縄文遺跡が多いことは冒頭に述べられているが、だとすると遺跡密度の高い関東地方なら単に神社にかかる遺跡が多いだけなのでは?
あと、祈りの場といっても当然歴史的断絶がある。明治神宮を入れることを筆者はためらっていたが、結局採用している。聖地の感覚は縄文人と共通して