あらすじ
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あなたの近所にもきっとある!
1万年!?続く最強の聖地!!
境内から縄文時代の遺跡が発掘された神社は、
実は日本に「かなり」ある。
それは縄文期から「聖地」だった証であり、
「祈りの場として現在までつながってきた」という点で、
世界的にもほとんど例がない奇跡の場所である。
本書では、そうした神社を「縄文神社」と定義する。
古より伝わる御神体とは何か!? 普通のさんぽが一変する「縄文×神社」の入門書!
東京、神奈川、埼玉、千葉......厳選の40社紹介!
<CONTENTS>
PART1 縄文神社とは
縄文神社ってどんな場所?/縄文神社の探し方/縄文人の祈りと死生観/縄文の神―人々が祈りを捧げたもの
PART2 首都圏の縄文神社
【埼玉】
武蔵一宮氷川神社/氷川女體神社/中山神社/鷲宮神社/北本高尾氷川神社/三峯神社/武甲山御嶽神社/多氣比賣神社/滝馬室氷川神社/出雲祝神社
【東京】
二宮神社/貴志嶋神社/遅野井市杵嶋神社/井草八幡宮/大宮八幡宮/尾崎熊野神社/七社神社/吾嬬神社/大國魂神社/貫井神社
【神奈川】
大山阿夫利神社/比々多神社/江島神社/有鹿神社奥宮/安房口神社/春日神社/寒川神社/茅ヶ崎杉山神社
【千葉】
安房神社/布良崎神社/駒ヶ崎神社/船越鉈切神社・海南刀切神社/豊玉姫神社/東大社/橘樹神社/飽富神社/香取神宮/側高神社/返田神社/大戸神社
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
この本の初めに
:各地の神社の境内や周辺から縄文遺跡が出土している例が「かなりある」ことに気付いた著者の武藤郁子さんが、「縄文時代の遺跡と神社が重なっている場所」がたくさんあることには、偶然ではなく、この場所に神社があることに、意味があるのではないかと考えるようになり、それらの場所には共通する地形や雰囲気があり、縄文でも現代でも、人間は本質的に、喜びや悲しみの中で、「何かに祈り、願う」生き物であり、長い年月の中で「祈りの場所」として、ずっと大切にされてきた“縄文神社”という特別な場所なのではないかと考えるようになったのです。
その場所は縄文期から”聖地”であり、「祈りの場所として現在までつながってきた」世界的にもほとんど例がない奇跡の場所である。
と記されています。
縄文時代の遺跡が沢山発掘されている場所は、縄文時代の人たちにとっても特別な場所であったことは間違いがないことです。
太古の自分のご先祖様たちのことを少しでも知ることができるのは、いろいろな遺跡に頼るほかありません。
私は東京居住ですので、武藤さんが探してくださった首都圏の“縄文神社”をぜひ訪れてみたいと考えました。
Posted by ブクログ
縄文時代、生活と信仰が密接だったのかを推察することに挑戦している本でした。
地理的要因を細かく確認して見解を提案するプロセスがとても斬新でした。
Posted by ブクログ
境内から縄文時代の遺跡が発掘された神社を、縄文時代から聖地だった証である「縄文神社」として、まとめて紹介しているのがこの本である。
「聖地」(パワースポット)巡りのような趣旨でまとめてしまっており、学術的な真偽は要検討な箇所が多かった。
ただ新旧の神や信仰の融合に迫ろうという本書のテーマが面白く、扱っている神社の数も多かったので最後まで楽しく読むことができた。