櫻木みわのレビュー一覧

  • コークスが燃えている

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    ネタバレ

    炭鉱の話かと思ったらそうじゃなかった笑

    なんだろう・・・
    つまらなくはないけど、それで?!って感じ。
    主人公はよしもとばななさんの作品にいそうなイメージあるな。

    苦難を抱える人たちで手を取り合って助け合いながら生きていきましょう、って話なのよね。

    この小説の主題からは逸れるけど。
    個人的には、子供の父親が死別したとかDVだとかで一人親になるのは致し方ないことだし、社会で支援するのもやむなしとは思うけど。
    この主人公のような衝動で子供作って、認知されないから一人親になり公的補助をもらうのが当たり前の感覚
    ってどうなの?って思う。
    私はフルで働いていて子供いないから、税金いっぱいはらっても戻

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    2023年03月18日
  • カサンドラのティータイム

    匿名

    読めば救われる人が必ずいる。

    すごい。すごい小説が出た。
    モラハラの原因の多くは自己愛性パーソナリティ障害(NPD)。私自身NPDのパートナーを持ったことがある。経験者として分かり過ぎて何度も涙が出た。物語の組み立ても秀逸で、一気読みしてしまった。
    モラハラや毒親の問題はメディアも頻繁に取り上げるが、原因であるNPDについては専門家も言及することを避ける。それほどやっかいな障害なのだ。被害者を減らすにはとにかく被害者がNPDを知ること。それに尽きると思っている。モラハラや毒親からの攻撃に苦しんでいる人、そんな知り合いが身近にいる人にぜひ読んでもらいたい!
    自己愛性パーソナリティ障害を取り上げて下さった作者に心から感謝

    #泣ける #深い #タメになる

    0
    2023年03月18日
  • コークスが燃えている

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    めちゃくちゃよかった…2時間弱で集中して一気読み。泣いた。
    40歳、非正規、独身。そして妊娠。現代の女性の様々な問題を煮詰めたような一冊だった…当事者しかわからないほんとうのこと。

    0
    2023年02月28日
  • カサンドラのティータイム

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    ネタバレ

    ボリュームが少ないこともあって一気読み。
    モラハラに思うところがあるので、ところどころ読んでいて苦しかったし、最後の未知の決断はどうなの?!って思うけど。
    それでも、穏やかな文章は読んでいて素敵だったな。

    ほかの作品も読んでみたい。

    0
    2022年12月30日
  • カサンドラのティータイム

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    カサンドラ、にピンときた人は読んでほしい。
    圧巻の筆致。
    最後までほぼノンストップで読んでしまった。
    ラストは飲み込みがたい何かを無理矢理飲まされたのに、どこか爽やかで、晴れやかな気分もする不思議な読後感。
    この複雑な妙味に、小説の醍醐味を味わう。

    1
    2022年12月02日
  • コークスが燃えている

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    力強い孤独な女性の生き様をかっこをつけず描いている。瑣末な物語かと思いきや次第に様々な女性の孤独を描くだけでなく、きっちり困難に直面する中でも頼れる人たちがいて、頼ることは恥ずかしいことではなく、力なんだと説く。いい小説でした。

    0
    2022年11月13日
  • カサンドラのティータイム

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    ものの数時間で読み切ってしまった…
    装丁の綺麗さに惹かれて購入したので、内容にうんと期待していた訳では無かったのに、どんどん続きを読み進めたくなるような魅力のある人間関係やヒリヒリするような出来事が詰め込まれていた。
    読んだあとは、大好きな人をぎゅっと抱きしめたくなるような優しさと強さを分けて貰えたような気がした。

    1
    2022年11月09日
  • コークスが燃えている

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    強烈に痛い物語だった。淡々と少ない文字数でテンポよく進んでいってしまうので、ヒリヒリし過ぎてちょくちょく閉じながら読んだ。
    辛いけれど、最後まで読んで、タイトルのことを考えて欲しい。

    0
    2022年06月28日
  • うつくしい繭

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    やわらかな光のように再生する、物語たちだった。この櫻木さんの作品はこれから多くの人たちに読まれていくようになると思う、「珠」のように多層な現実、過去、未来、幻惑、自然、時間、空間のイメージを読者に喚起させ想像させる。そしてひとりの人間の個にある心情風景たちがさざめき、彩りを強くしながら過去から現在にいる自分につながり、未来へ。

    0
    2018年12月30日
  • アカシアの朝

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    朝日新聞ポッドキャストの読書会のコーナーで取り上げられていて読みたいと思いました。いっき見でした。身近なK-POPを中心に話が進むのですが、随所にさまざまな社会問題が描かれていて読み応えがありました。参考文献が多いことからも、著者が熱心に調べて執筆したのが分かります。
    韓国はK-POPといい、お受験といい、あまりにも過酷すぎます。けれど、そうした韓国の文化や韓国のリアルを改めて知りたいと本書を読んで思いました。

    0
    2025年12月03日
  • カサンドラのティータイム

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    自己愛性パーソナリティ障害。あまり聞き馴染みがないワードですが、初見では見抜けないやっかいさを感じました。友梨奈さんは迂闊だったかもしれませんが、回避できるものなのでしょうか。。

    重いテーマにも関わらず、読みやすく、なおかつ問題を簡単に解決にもしないところに、好感を持ちました。

    0
    2025年11月10日
  • アカシアの朝

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    ネタバレ

    わたしたちは、世の光。

    陽奈は韓国に渡り研修生としてデビューを目指す。レイカ、チア、プロイ、そしてソユンとともに。厳しいレッスンの日々を支えてくれたのはオンニたち、特にクールだけどそっと優しさを示してくれるソユンの存在だった。

    陽奈のダンスをソユンは光のようだと言う。両親が離婚して環境が変わって大変だったときに出会ったダンス。他の人の視点から陽奈は太陽の光のような、と形容される。マンネ(末っ子)として可愛がられるポジションにあるのも影響しているかもしれない。デビューが決まったソルトに大きな危機が訪れたとき、陽奈は大きなショックを受ける。そこからエネルギーを失ったように見える。でもずっと陽奈

    0
    2025年08月14日
  • アカシアの朝

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    ネタバレ

    読み始めた時はK-POPアイドルのサクセスストーリーかと思ったが、全く異なるものだった
    アイドルの卵たちが、恋愛に悩み、死を選んだもの、アイドルを諦めたもの、人間の深い真理をついた作品だった
    また日本、韓国、北朝鮮の結びつきについても描かれており、歴史観も織り交ぜられていた
    様々な要素が描かれていながら、スッキリと読み進めることができ、作者の実力の高さを感じた
    最終的に希望が持てる内容であり、爽やかな印象とともに読み終えることができた

    0
    2025年08月08日
  • アカシアの朝

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    青春時代に夢に向かって全てを犠牲にしてアイドルとなるがそこまでの過程に韓国と北朝鮮の社会問題、日本との関係を、そして恋愛と幅広く織り交ぜ半端ない感情が押し寄せる。韓国の人たちは日本に対してどのような感情を持っているのか知りたくなった。

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    2025年07月06日
  • コークスが燃えている

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    体調不良で休んだ金曜日、
    横になっていてもモヤモヤがとまらず、
    YouTubeで紹介されていた本作を手に取りました。
    シスターフッド的要素があると聞いて、
    これなら癒されるかなと。

    主人公は40歳になる、ひの子。
    福岡の筑豊出身。
    筑豊は過去、炭鉱町だった場所。

    要所要所で、炭鉱町だった当時の女性たちが語った言葉が差し込まれます。

    妊娠をきっかけにひの子の弟に結婚を迫った沙穂と、
    彼氏と別れ傷心中だったひの子を癒してくれた有里子さん。
    ふたりはシングルマザー。

    最初は沙穂の言動が理解できず引きましたが、
    ひの子が元カレと再会し、
    物語が進むにつれてて、
    沙穂も必死だったのがわかるし、

    0
    2025年03月29日
  • カサンドラのティータイム

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    ネタバレ

    自己愛性パーソナリティの人間と関わった2人の女性の物語。
    章のタイトルが「友梨奈」と「未知」の名前だけで、接点が全くないと思っていたが、そこでつながるのかと衝撃が走り、物語が一気に加速していくのが楽しかった。

    好きだから許せない部分も愛してしまうし、自分に落ち度があったと猛省する、自己愛性パーソナリティの被害者特有の考え方。客観的に見ればそんな旦那、とっとと離婚しちゃえばいいのにと思うけれど、被害者は聞く耳を持たない頑固であった。(そのように支配されているのかもしれない)

    「大すきなひとは、人生のなかで何人も出会えない」
    未知の言葉に友梨奈と重なる部分があった。友梨奈は未知のことを甘ったれ

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    2025年03月14日
  • カサンドラのティータイム

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    カサンドラ症候群という言葉は聞いたことがあったけれど、こういうことなのか、というのが最初の感想。
    この話に出てくる友梨奈や未知のような例は、結構世の中にたくさんあるのかもしれないな、と感じられるくらい、自然に読み進められた。
    個人的には、もう少しすっきりした結末を欲していたけれど、これはこれでアリなのかも。

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    2024年03月30日
  • カサンドラのティータイム

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    小説というより医療本の一面も。かなり読みやすくてさくさく読めた。私は自己愛の方に近い気がするので、図星を突かれたような感覚とともに、周りの人に気をつけたいと思った。

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    2024年02月02日
  • コークスが燃えている

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    都会でひとり孤独に生きる部分がなんとなく自分と重なったし、こういう風に生きてる人もいるんだなと勇気づけられたような気がする
    もう一度読むことはないと思うけど読んでよかった本

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    2023年10月09日
  • コークスが燃えている

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    厳しい現実の中では、人は強くならないと生きていけない。
    そう思う本でした。
    逆境にも負けないぞ。
    そんな力をもらえる本です。

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    2023年06月20日