櫻木みわのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ炭鉱の話かと思ったらそうじゃなかった笑
なんだろう・・・
つまらなくはないけど、それで?!って感じ。
主人公はよしもとばななさんの作品にいそうなイメージあるな。
苦難を抱える人たちで手を取り合って助け合いながら生きていきましょう、って話なのよね。
この小説の主題からは逸れるけど。
個人的には、子供の父親が死別したとかDVだとかで一人親になるのは致し方ないことだし、社会で支援するのもやむなしとは思うけど。
この主人公のような衝動で子供作って、認知されないから一人親になり公的補助をもらうのが当たり前の感覚
ってどうなの?って思う。
私はフルで働いていて子供いないから、税金いっぱいはらっても戻 -
匿名
読めば救われる人が必ずいる。
すごい。すごい小説が出た。
モラハラの原因の多くは自己愛性パーソナリティ障害(NPD)。私自身NPDのパートナーを持ったことがある。経験者として分かり過ぎて何度も涙が出た。物語の組み立ても秀逸で、一気読みしてしまった。
モラハラや毒親の問題はメディアも頻繁に取り上げるが、原因であるNPDについては専門家も言及することを避ける。それほどやっかいな障害なのだ。被害者を減らすにはとにかく被害者がNPDを知ること。それに尽きると思っている。モラハラや毒親からの攻撃に苦しんでいる人、そんな知り合いが身近にいる人にぜひ読んでもらいたい!
自己愛性パーソナリティ障害を取り上げて下さった作者に心から感謝 -
Posted by ブクログ
ネタバレわたしたちは、世の光。
陽奈は韓国に渡り研修生としてデビューを目指す。レイカ、チア、プロイ、そしてソユンとともに。厳しいレッスンの日々を支えてくれたのはオンニたち、特にクールだけどそっと優しさを示してくれるソユンの存在だった。
陽奈のダンスをソユンは光のようだと言う。両親が離婚して環境が変わって大変だったときに出会ったダンス。他の人の視点から陽奈は太陽の光のような、と形容される。マンネ(末っ子)として可愛がられるポジションにあるのも影響しているかもしれない。デビューが決まったソルトに大きな危機が訪れたとき、陽奈は大きなショックを受ける。そこからエネルギーを失ったように見える。でもずっと陽奈 -
Posted by ブクログ
体調不良で休んだ金曜日、
横になっていてもモヤモヤがとまらず、
YouTubeで紹介されていた本作を手に取りました。
シスターフッド的要素があると聞いて、
これなら癒されるかなと。
主人公は40歳になる、ひの子。
福岡の筑豊出身。
筑豊は過去、炭鉱町だった場所。
要所要所で、炭鉱町だった当時の女性たちが語った言葉が差し込まれます。
妊娠をきっかけにひの子の弟に結婚を迫った沙穂と、
彼氏と別れ傷心中だったひの子を癒してくれた有里子さん。
ふたりはシングルマザー。
最初は沙穂の言動が理解できず引きましたが、
ひの子が元カレと再会し、
物語が進むにつれてて、
沙穂も必死だったのがわかるし、
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Posted by ブクログ
ネタバレ自己愛性パーソナリティの人間と関わった2人の女性の物語。
章のタイトルが「友梨奈」と「未知」の名前だけで、接点が全くないと思っていたが、そこでつながるのかと衝撃が走り、物語が一気に加速していくのが楽しかった。
好きだから許せない部分も愛してしまうし、自分に落ち度があったと猛省する、自己愛性パーソナリティの被害者特有の考え方。客観的に見ればそんな旦那、とっとと離婚しちゃえばいいのにと思うけれど、被害者は聞く耳を持たない頑固であった。(そのように支配されているのかもしれない)
「大すきなひとは、人生のなかで何人も出会えない」
未知の言葉に友梨奈と重なる部分があった。友梨奈は未知のことを甘ったれ