ハワード・マークスのレビュー一覧
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以下、感想と気になったことを記載。
☆はじめに
①投資を考えるにあたって重要なのはリスクコントロールである。リスクテイクと比べたリターンという概念が大事である。
②最も大きな教訓が得られるのは失敗したときである。自分の身に起こった失敗から学んだうえで得られた経験が何よりも尊い。
❶二次的思考をめぐらす
①投資というものはアートと科学の2面性がある。人間の心理面が大きく作用することから、理路整然と動かない場面も多く、アートの側面が強く出ることを理解する。
②他の投資家を上回るパフォーマンスを上げるには二次的思考が必須だ。これは、『この会社の業績は良いから買いだ』とか事実に基づいて単純に -
Posted by ブクログ
ネタバレ最良の投資方法とは、暴落時にどんな価格でもとにかく売らなければならない人から買い、ファンドの資金流入により、価格に関係なく買わなければいけない人に売ること!
自分が投げ売りする側にならないよう、最悪の時期に資産を売らずに済むよう、長期資本と心理的な強さを持つ!
投資の世界で最も重要な学問は会計学でも経済学でもなく、心理学だ!
最も安全で、最も高い収益性が見込まれる投資をするには、誰も欲しがらないものを買えば良い。時間と共にその資産の人気や価格が変わるとしても、上にしか行かないからだ!
市場は「より高いリスクをとれば、より高いリターンを得られる」ように価格を形成する。しかし、市場は何時も -
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・市場を上回るパフォーマンスをあげるには、好況期に市場と同じ、不況期に市場を上回るパフォーマンスを出す
・リターンが2倍になっても、リスクが2倍になったらそれは市場を上回るとは言えない、リスク調整後リターンが重要
・熱狂と恐怖の2つの感情は、本質的価値からの大幅な乖離をもたらす、そこでトレードする
・バリューは今の価値、グロースは将来の価値に重きを置く手法、将来の価値を正確に出すことは難しいが、今の価値ならまだ出せる可能性がある
・相場にはサイクルがあり、永遠に上がり続けることも、下がり続けることもない、今回は違うということはない
・割高であるということは明日下がることことを意味するわけではな -
購入済み
勉強になる
一読しただけでは、また投資経験が浅い身としてすっと落とし込むことが出来なかったため、また読みたいと思った本。サイクルに焦点を当てて、そのサイクルにうまく乗るために今何をしなければならない考えた。私の場合は資金の確保と知識の蓄えであると思う。
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購入済み
リスク
投資で大事なことはリスク管理をいかにするかということを学べました!他にも経済状態を観察し、投資対象を決めるのではなく、その企業がどのような状態にあるかをしっかりと見極め、判断することの大切さを学べました。
何回も読み返して復習したい本です! -
Posted by ブクログ
前著、投資の20の教えの中の一章、相場サイクルを拡大して1冊にした本。同じようなサイクルものとして、「アノマリー投資」を直前に読んでいたがこれはデータに基づいた具体的な話。この本は、対照的に投資哲学的な思考の本。相場の上下を振り子に例えて今相場のどの局面にいるかを認識して投資をする。と言う重要性が説かれている。
ひとつ大きな異論というか問題提起。前著と同じく、ここでも市場平均は簡単に達成できるが、市場平均を上回るパフォーマンスは難しく、そこに最大の価値を見出している。確かにそれはファンドマネージャーにとっては死活問題だ。平均を下回ればクビが飛ぶことだってあるし、ファンドの解約にもつながる。し -
Posted by ブクログ
はじめに
第1章 なぜサイクルを研究するのか?
第2章 サイクルの性質
第3章 サイクルの規則性
第4章 景気サイクル
第5章 景気サイクルへの政府の干渉
第6章 企業利益サイクル
第7章 投資家心理の振り子
第8章 リスクに対する姿勢のサイクル
第9章 信用サイクル
第10章 ディストレスト・デットのサイクル
第11章 不動産のサイクル
第12章 すべての要素をひとまとめに―市場サイクル
第13章 市場サイクルにどう対処するか
第14章 サイクル・ポジショニング
第15章 対処できることの限界
第16章 成功のサイクル
第17章 サイクルの未来
第18章 サイクルの本質