今井宇三郎のレビュー一覧

  • 菜根譚
    中国の古典の1つで、著者については詳しい経歴が分からないとのこと。それでも松下幸之助など名経営者達に読まれている書物みたい。
    書名からもそのイメージが伺えるが、「派手なことはせず、粛々と今を有難く生活しろ。」という感じ。思ったより読めないことなかった。
    しかし、この時代に(1822年刊行)お酒飲んで...続きを読む
  • 菜根譚
    真理こそ守り抜くべき重要なこととして扱っている。
    奢れるものは、人間が卑しくなるため、質素な生活を勧めている。特に、一歩を譲り三分を減らして譲るがまさにそう。まあ、題名が菜根で、貧困をテーマにしたものだからそれもそうか。
    うーん、時代背景からして、貧しい世の中だったから、時代にかなり依存した宗教的な...続きを読む
  • 菜根譚
    約400年ほど前の人物が書いた本が、著名な経営者などにも紹介されるくらい結構読まれているという。

    著者は洪 自誠(こう じせい)
    1573年 - 1620年の人物とされ、感性は現代人の我々と変わりが無い部分も垣間見られる。
    「春も良いけど秋が一番いいね」
    ・・・だそうで、400年前の人となぜか共感...続きを読む
  • 菜根譚
    ざっくり一言でまとめてしまうと、世の中(自然)を質素倹約に噛み締めて生きよう的な事だったと思います。読むのが早過ぎたのか若さを失うような感覚に襲われます。特に日本では経営者やらハイクラスの人はよく読まれる本と言う事で手を出してはみたものの、「うーん・・・」という感じです。ただ、自然に身を置く事は好ま...続きを読む
  • 菜根譚
     達観し過ぎているすごい人生の知恵の書である。中国人の人生訓というのはかなわないなと思う。西洋人の人生論でこのような名著に出会ったことはない。

     結果や結末から心の働きや人々の行いの過ちを伝えている。人生から一歩退いて客観的にながめるさまはさすがに達観している。まだ読んでおられない方にはぜひお勧め...続きを読む