今井宇三郎のレビュー一覧

  • 菜根譚

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    洪自誠の例えがとてもわかりやすく、すんなり入ってきた。自然や身の回りのよく通り過ぎてしまうような当たり前のこととリンクしていることが多いと学べた。これからも中庸の考え方を意識して何事も捉えて行きたい。

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    2024年12月27日
  • 菜根譚

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    人生の処世術を深めるために、机の横に常に置いておき、毎日、何度も少しずつ繰り返し読んでいきたい。
    置かれた立場、また時期によっても、響くところが変わってくると思うのだが、現在、自分として記録しておきたい箇所は以下の通り。

    以下引用~

    ・富貴や名誉も、徳望によって得たものは、たとえば自然の野山に咲く花のようで、ひとりでに枝葉が伸び広がり十分に茂ってゆくものである。(これに対して)事業の功績によって得たものは、たとえば人口の鉢植えや花壇の花のようで、移しかえたり、捨てたりまた植えたりされるものである。もし権力によって得たものであれば、たとえば花瓶に差した切花のようで、その根がないのだから、しぼ

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    2020年10月12日
  • 菜根譚

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    この本の内容を、物心が付く頃から自分に教えてくれる人がいたなら、どんなに良かっただろうと思う。
    『菜根譚』は明代の末期に洪自誠という人によって書かれたという。
    どの頁を読んでも、何百年も前に生きた賢人が知恵を授けてくれるという有り難さ、古典の素晴らしさを感じた。
    我々が、一から経験し失敗してやっと悟って、としていると短い人生では時間が足りない。
    古人の経験と知恵の上に乗り、よい人生を歩むために古典を読むべき、と言われる意味を痛感する本だった。
    人の世で生きる知恵が盛り沢山で、心に染みる言葉が沢山あった(特に前半)。

    どんな本を読むのか、読む本を選ばなければいけな、とつくづく思えた本。

    繰り

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    2020年08月29日
  • 菜根譚

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    性格にしても生活にしても素朴で普通が一番というのが、一つこの本が持っているメッセージだと思います。

    無意識に思い上がってるような時、落ち込んでいる時など、気持ちのアップダウンを調整してくれる本、読む度に重要な気づきを与えてくれる本として枕元に置いておき、この先ずっと付き合っていきたいと思える本です。

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    2018年09月30日
  • 菜根譚

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    前編222、後編135の話があり、処世の術を説いたのは前編。でも後編も読んでみて良かった。学べることは多かった。

    学ぶことが多すぎて、1回読んだだけでは頭に入りきらない。

    この手の古典は、読んで自分のものにするのには1回や2回読んだだけでは身につかず、何度も読んで想像し、自分のものにする作業が必要と感じた。

    読んでみて、大事だな、と感じたこと。

    1歩引くことや、
    厳しすぎず甘すぎず、
    功名心にかられてはいけないこと、
    正しいことを求めること、
    大過ないことも大事なことであること、
    良いことをしても、褒められることを求めてはならぬこと、
    小事も手ぬかりせず、人が見てないからといって欺くこ

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    2016年08月14日
  • 菜根譚

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    ・『後集 四八項』  


    機動的

     機び(気持ちが)、動くは(動揺していれば)、
     弓影(弓の影)も疑いて、蛇蝎キカツ(蛇や、蠍ではないか)と為し(思い)、

     寝石(草むらの石)も視て、
     伏虎フクコ(虎が伏せているのではないかと)と、為す(思い込む)

     此の中(動揺している中では)、渾スベて(すべてが)、
     是れ殺気なり(殺気に満ちてしまうのである)

     念(雑念が)の息ヤめる(収まれば)は、
     石虎(暴虐の人物)も海おう(海のカゴメのように穏やかに)と作ナすべく(感じられ)、
     蛙声アセイ(騒がしい蛙の声)も、鼓吹コスイに当アつべし(鼓ツヅミや笛の音のいように、聴こえてくる)。

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    2015年02月05日
  • 菜根譚

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    入社時より、折にふれ、何度も読み返してきた座右の書。仏、儒、道の三教に通じた洪自誠による人生訓で、役にたつ珠玉の言葉がちりばめられている。
    最初に購入した本は、表紙も破れ、背表紙もほつれてしまい、バラバラになるないように、セロテープで補強して読み返していたが、見かねた女房が
    今年になりBook Offで発見し、再購入してくれた。 定年まじかになり、台二の人生を送るべき、改めて、今後も座右の書として都度、美見返してみる。
    また、原書である中国版にもあたってみたい。

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    2015年01月11日
  • 菜根譚

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    菜根は堅くて筋が多い、これを噛みしめてこそ、ものの真の味わいがわかる。明代末期の浩自誠による名著。

    P110の「天、我に薄くするに福を以てせば、吾、吾が徳を厚くしてこれを迎えん」の下りにしびれた。

    読むのに時間かかり過ぎた。もっと早く読めるようになりたい。

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    2011年08月14日
  • 菜根譚

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    個人的には『論語』と並ぶか、それ以上の古典だと思う。

    一つ一つが独立した話なので『論語』より読み易いかと。

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    2011年08月04日
  • 菜根譚

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    学生時代に読んだ、五指に入る本。
    謙遜、節制などの道徳が、古臭くなく腑に落ちていく感覚は稀有な体験だった。
    『論語』と同じく自分の基礎になっていると感じる本。

    西宮〜岐阜〜岡山と一緒に持っていったように、一生そばに置いておきたい本。

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    2009年10月04日
  • 菜根譚

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    働き初めてからこの本の存在を知った。
    通読はしていないが、パラパラと読んでいる。
    ピーンときたら、付箋付箋。

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    2009年10月04日
  • 菜根譚

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    逆境の中にいるとき、身の周りのすべてのことが実は鍼(はり)や薬となり、自分の信念(節操)を研ぎ、行動を磨いている。順境にあるとき、目の前のすべてが、刃や戈(ほこ)になって、肉を溶かし、骨を削っている。

    世渡りの秘訣は、(譲って差し支えないものについては)相手に一歩を譲ることである。こちらが一歩を退くことで、こちらは一歩を進めている。

    花は半開を看、酒は微酔に飲む。この中に大いに佳趣あり。

    多情の女は男狂いの果てに尼になる。のぼせやすい男は思いつめて仏道に入る。かくして神聖なるべき寺院が、いつも淫(みだ)らな女やよこしまな男どもの集まる巣窟となる。

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    2025年01月13日
  • 菜根譚

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    本のタイトルすら読めなかったが、訳が上手いのか 頭に入りやすかった。

    中でも 際立っているのが
    24「清いものは常に汚れたものから生まれ、光り輝くものは常に暗闇から生まれる」だから 潔癖にならず、汚れや けがれを 全て飲み込め とまで言っている。その通りだと思う


    他にも 何となく 聞いたことがあったり、知らぬうちに実践していたり しているのもあり 汎用性の高さに驚いている

    80「未完成をあせるより 完成したものを長続きさせる方がまし。過去を後悔するより将来の失敗を早く予防する方がまし」

    109「老後の病気は若い時に摂生しなかった報い、下り坂での災いは 盛んな時に無理をした罰」

    15

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    2025年01月17日
  • 菜根譚

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    処世術が細かく書かれている著書。前編は抽象的ながら考えさせられる文が書かれていて、後編には具体例の多い書かれ方がされていた。また、こちらの著者が悩んでいた部分があるのではないかというものがあった。人間が書いた人間の本という感じがする。かなりおすすめ。

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    2016年09月21日
  • 菜根譚

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    全てを理解するのはなかなかに難しいが、心に響く所はある。気になるところは読み返して自分のものとしていきたい。

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    2015年11月23日
  • 菜根譚

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    もちろん全てではないが、本書に記載されている教訓は現代生活を送るにあたっても非常に役に立つことが多いように感じた。競争や欲求の閾値が高い現代社会の中で、本書が示す逆境を乗り越えていくヒントや目先の利益にとらわれない処世術は、何か読んでいて清々しく、朝読書の良い友であった。

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    2015年05月30日
  • 菜根譚

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    原文 読み下し文 口語訳が記載されている。
    わたしは、内容だけてっとりばやく口語訳だけ、読み進めたが、訳者のフィルターを通していることは否めないが、共感できるてんもたたあり、心の持ちようについて、記載が多数あり、今後の参考にしたい。

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    2015年05月09日
  • 菜根譚

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    以前から読みたかった本を古本店で購入(@350)
    初めに注釈を読んで、気になったものは書き下し文でも味わい、「引用」に記録した(原漢文は読めない)。

    “菜根”を咬むように深くかみしめたい人生を指南する言葉が多くあった。
    中・高の教科書で学ぶに相応しい本だと思うが実態はどうなのだろう。

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    2012年10月28日
  • 菜根譚

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    ところどころ現代の日本では当てはまらないのではないかと思われる提言もあるが、全体的にはためになった。
    道教や儒教の思想を強く感じさせる内容で、読んでると心がおだやかになるような気がする。かもしれない。
    ポイントは、すべての物や事象は、自分の心次第で変化するということ。
    <我貴くして人これを奉ずるは>
    栄位のゆえに我を人が尊ぶのは、この身につけた高い冠や大きな帯のためである。微賎のゆえに我を人が侮るのは、この身につけたもめんの衣服とわぐらくつのためである。そうともすれば、もともと我を人が尊ぶのではないから、どうして喜んでおられようぞ。もともと我を人が侮るのではないから、どうして腹を立てておられよ

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    2010年12月20日
  • 菜根譚

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    人生訓。著者は仏、儒、道の三教に通じているらしく、思想的な偏りが比較的小さいため、恐らく誰もが一つは滋養となる箴言を見出すことができるのではなかろうか。肝に銘じて損はない名言の数々を、私はこの本に見出した。

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    2009年10月04日