西谷裕子のレビュー一覧

  • 「言いたいこと」から引ける 大和ことば辞典(東京堂出版)

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    行きつけの神保町東京堂書店の自社出版コーナーで手にした、近年その美しさが見直されるようになった「大和ことば」についての辞典。
    和語、漢語、外来語から成る日本語の中で、日本にもともとあった「和語」、その中でも、主に平安時代に用いられた優美で洗練された言葉である「雅語」、「雅言」が、現在一般には「大和ことば」と言われている。
    最近はニュース番組等で頻繁に外国語を耳にするが、中国語や韓国語、西洋の言語に比べて、日本語の響きの柔らかさ、心地よさは際立っており(フランス語は比較的柔らかいが、それでも濁音が多い)、日本人の穏やかな気質・細やかな感性は、この言葉の影響が大きいのではないかとさえ思う。
    「おく

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    2017年11月19日
  • 「言いたいこと」から引ける 大和ことば辞典(東京堂出版)

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    ネタバレ

    表紙のデザインが好みで紙の本を購入した。中の挿絵も素敵だった。
    同じような意味ごとに書かれているので理解しやすかった。例文と補足があったのも分かりやすかった。



    ****以下、自分メモ

    日本語には3種類の言葉(和語、漢語、外来語)がある。

    和語は日本にもともとあった固有の言葉。日々の暮らしの中から共通認識のもと、自然発生的に生まれたことばも多い。その中で、主に平安時代に用いられた優雅で洗練された言葉をやまと言葉という。いわゆる雅語、雅言。


    【第1章】こころ・こころの働き・表情

    泡を食う→慌てる
    安んじる→安心する
    訝る(イブカル)→怪しむ
    と胸を突く→びっくりする
    口惜しい、歯

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    2024年02月29日
  • 勘違いことばの辞典(東京堂出版)

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    成毛・事典ブックガイドから、だったかな。学生の立場じゃなくなって以降は、よほど近しい間柄でなければ、かなりダイナミックな言い間違いであっても、訂正したりされたりはない。正確な言葉遣いに自覚的でなければ、恥ずかしい言い回しを垂れ流し、みたいな状況にもなり兼ねない。そういう場面を避けるべく、こういう書物には定期的に触れたいと思う訳です。自分の中で怪しい言葉を適宜チェックしつつ、ひとまず通読完了。機会ある毎に紐解き、正しい言葉を確実に身につけていく必要あり。そういう意味で座右の書でもあるかな。

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    2022年10月07日
  • 満点ゲットシリーズ ちびまる子ちゃんの表現力をつけることば教室(2)

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    ズバリ!!
    言葉の力がつくと、自分の気持ちを伝えやすくなるだけじゃなく、相手の気持ちも理解しやすくなるでしょう!!

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    2021年10月20日
  • 勘違い慣用表現の辞典(東京堂出版)

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    「大尽風を吹かせる」大尽は金持ちの意味、大臣と書くのは間違い。「端的に言うと」は要点を捉えてハッキリ言うこと。単的、短的と書くのは誤り。「雑魚の魚(とと)交じり」大物の中に小物が混じっている意。「然諾(ぜんだく)を重んじる」一度引き受けたことは必ずやりとげる・・・・・・・。漢字の読み間違い、書き間違い、意味の取り違えが類型的に整理されている。全ての言葉に由来にまつわる解説があり、どれも心にストンと入ってくる。加えて、辞典と言うだけあって、用語は「あいうえお順」。索引機能は意外に重宝。

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    2016年04月17日