佐川恭一のレビュー一覧

  • 清朝時代にタイムスリップしたので科挙ガチってみた

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    読んでてこんなに笑っちゃった小説は初めてかもしれない。
    オビの紹介文「失笑連続の全九話」には嘘偽りなく、どれもこれも天まで突き抜けたくだらなさが迸る作品ばかりだが、ふにゃんと漂う青春の残り香みたいな気配になんかあるはずもない幻を重ね合わせちゃうのかなあ。
    わかってないはずなのに何故か共感してしまう、童貞ソウルをこちょこちょ刺激する短編集。

    以下、気になったものをいくつか。

    《清朝時代にタイムスリップしたので科挙ガチってみた》…悪ふざけみたいな題名の表題作。あらすじとしては本当にこのままで、デコトラに轢かれた〈宇山英俊〉が目を覚ますとそこは清朝中国であった。学力には自負のあった英俊は科挙にお

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    2026年02月19日
  • 七浪京大卒無職・院等寺庵乃雲の奔走

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    学歴文学芸人(芸人?)佐川恭一、流石の発想。MENSAではなくHENSA(偏差値)を持ってくるあたりがさすが佐川。
    不正だらけの世の中で、公平さを保てるのは筆記試験くらいと言わしめるのがブレない。
    個人的に大爆笑したのが「大谷翔平って本当にそんなに偉いんですかね?」に始まる、野球に心血を注ぐ人たちへの疑問を投げかける一文だった。野球に興味がない人間からすると大谷翔平の価値ってあんなもんだろうし、逆に受験勉強に心血注ぐ人間の愚かさもまた然り。

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    2026年02月16日
  • 学歴狂の詩

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    友達のおすすめ。

    エッセイは普段あまり手に取らないのでいつぶりか分からないくらいエッセイを読んだ。

    いつだかそこそこ有名なお笑い芸人のエッセイを読んだ時にこのエピソード、面白いでしょ!?!?的な雰囲気が出過ぎてて内輪ネタ見せつけられてる感に辟易としてしまいやや避けていたが、本書についてはめーーーーっちゃくちゃ面白かった。(Funny的な意味で)
    何回も声出して笑った。
    やはり学歴の高い人は何というか言葉のチョイスが秀逸なのと、いうなれば同じ内輪ネタでもここまで面白く書けるのがすごい。これが賢さというやつなのか。
    それにしてもここまで熱くなれる受験勉強というのは一種のスポーツだなと思った。

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    2026年02月01日
  • 学歴狂の詩

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    閉ざされた「進学校」という異界
    「東大・京大・国立医学部以外は人にあらず」。 進学校という極めて狭い世界で醸成される「学歴狂」の価値観。本書は、その特殊な環境で洗脳された、個性あふれる登場人物たちの群像劇である。

    ■「学歴高野山」の狂気
    著者が記す「学歴高野山」という表現が秀逸だ。 外界と隔絶されたその宗教都市では、神戸大学ですら高卒と同義に扱われる。社会に出ればそれが幻だと分かるが、渦中にいる当事者たちの苦悩や優越感は、紛れもなく本物。 私立進学男子校の出身者であれば、この歪んだ空気に覚えがあるはず。逆に、それ以外の世界で生きてきた読者の目に、この異様な生態系がどう映るのか興味深いところ。

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    2025年12月06日
  • 学歴狂の詩

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    Xで話題になったのを見たのだったのかな

    ちょっと、、、、面白すぎるよ
    京大生特有の文体のクドさみたいなのはあるw

    私も滋賀県出身で、著者よりももっとレベル低いしょうもない自称進学校に通っていたので、めっちゃ言いたいことわかる
    なんなんだろうな 関西の京大をはじめとする国公立信仰 そして進学実績重視で、1、2個上を志望校にさせられる感じ
    トップ新学校で神戸大をはじめから選べる人ほんまに眩しいよね

    マウント柔術師ほんんんまにワロタwwwwどこにでも1人はいる
    しかしマウント柔術は僕には効かないので〜の二段構えでダーッハッハ
    そうなんよな 大多数の人から何やねんこいつ…と煙たがられてる人でも、

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    2025年11月24日
  • 学歴狂の詩

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    高学歴の人が持つ微妙なコンプレックスをリアルに描く。
    京大卒の作家が描く、神童から難関進学校、まさかの浪人から京大文学部へ。同級生のその後を含めそれぞれの持つ繊細な心の傷。
    学歴社会が現に存することは異論のないところだろう。
    大学進学後の同級生たちも描くことで、学歴信仰とその果てについても描かれている。
    受験戦争に真に苦しんだ人ならきっと共感するだろう。

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    2025年11月13日
  • 学歴狂の詩

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    とてもおもしろかった。
    ここまでではないにしろ、それなりの進学校(特に男子校)に進んでしまった人ならうなずいてしまうエピソードがたくさん。アニメ化、あるいは実写ドラマ化しないかなあ。

    しないか...

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    2025年11月03日
  • 学歴狂の詩

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    めちゃくちゃ面白い。
    学歴に取り憑かれ、学歴で人を評価していたあの頃を愛おしく振り返り、懐かしみ、笑い飛ばす姿勢に、何回も声をだして笑ってしまった。
    テーマが学歴なのに、時折滲む尊大さにも卑屈さにも嫌味がないのは、著者の教養のなせるわざであると思われ、そういう点で、学歴は人格に影響するような気がしてくる。
    文章も大変に読みやすく、一気に読んでしまった。他の作品も読みたいと思います。

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    2025年11月03日
  • 学歴狂の詩

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    ネタバレ

    「学歴」がいいものがすべて
    〜なぜ、私たちは学歴にとらわれるのだろうか。〜

    東大・京大・国公立医学部以外は「カス」「ゴミ」と呼ばれるような世界で生きていた主人公(作者本人)。
    本作は主人公の学友を紹介するノンフィクションストーリー。

    もともと、「東大生」や「京大生」が出てくる番組が好きだったし、自分も高学歴になりたいと憧れていた。
    まぁ、成績が伴わず、それは潔く諦めたが…
    「東大」のOCに行った時は、かなり興奮したのを今でも覚えているくらいですね!

    めちゃくちゃキャラの濃い人が多くて、読んでいるだけで笑いが止まらない1冊。


    ①特に印象に残ったのは、第5章に登場した 〈努力界の巨匠〉菅

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    2025年10月14日
  • 学歴狂の詩

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    主人がR高校卒で作者と同年代だったので、面白い本があるよとオススメしたらめっちゃ声あげて笑ってた
    男子校、全てを捨てて受験をやり切ってバーンアウトするより、意思を持って何をしたいか自分は何が得意なのかを意識して生きていく方がしあわせなのかもしれないと気付かせてくれる。
    筆者は受験勉強は筋トレみたいなものだと言っている、
    学歴(学力)もやるべきことも捨ててはいけないのだ

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    2025年09月29日
  • 学歴狂の詩

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    傑作、と個人的には思う。筆者と少なからず似た経歴を持つ者としては共感の嵐だった。

    学歴って大切だし、一つの勲章ではあるけど、必要以上に囚われてはいけないなあと。思いつつ、立派な学歴厨がここにもできあがっているのであった。

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    2025年09月15日
  • 学歴狂の詩

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    田舎の神童であった筆者が関西屈指の進学校で味わう学歴信仰と屈折した青春。偏差値ばかり気にした青春を過ごした人は大体頷いてしまうだろう。基準以下の大学を軽んじる雰囲気、到底追いつけない天才、がむしゃらすぎる勉強法、浪人生活、名物先生…どのエピソードも面白過ぎる。

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    2025年09月10日
  • 舞踏会

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    現代に現れた太宰治。

    拗らせた自意識。
    出口のない煩悶。
    人に言えぬ苦しみ。

    今どき流行らない、かと言って、いつかの時代ならポピュラーであったということもない、ひた隠しに隠したい思いを、思うさまぶちまける。

    素晴らしい。

    「この舞踏会から逃げ出すことはできない。出口はない。ダンスの優れた者だけが評価され、評価された者が次の世代を評価する。評価されなかった者に存在価値はない。価値はなくともダンスはやめられない。誰も認めることのないダンスを倒れるまで踊らなければならない。あなたは倒れる。向いてもいないダンスを嘲笑われ、馬鹿にされ、いいことなど一つもなかった舞踏会場の端で、血と汗にまみれて倒

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    2023年02月16日
  • 清朝時代にタイムスリップしたので科挙ガチってみた

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    くっだらない。
    笑えるほどくだらない。
    久しぶりにしょーもなくて笑えた。

    多分多くの男性は、物心ついてしばらく童貞で、程度の差こそあれ、拗らせていて。
    でも、そうでなくなったら、そんなことはほとんど忘れて毎日過ごしているものだと思うけど。
    いい年して、しっかりそこをほじくり返す筆者の力には刮目した。

    学歴もそう。
    高校名や現役、浪人、多浪生。
    アホみたいにこだわって、撫で回す登場人物は、アホだが、可愛い。
    忘れた顔してるけど、割と多くの人は、過去こだわった時期があって、どっか甘酸っぱい思いを味わえるのではないか。

    社会人になってからの階級はあんまり笑えないしね。

    素晴らしい。

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    2023年01月16日
  • 舞踏会

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    どれだけ、ネガティブな感情を吐き出しても辟易しないのが不思議です。
    これは根っこの部分での作者への信用の成せる技でしょう。可愛い女性からの承認はこの世界を生き抜く為の最強の鎧であるのですね笑 

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    2022年11月06日
  • 清朝時代にタイムスリップしたので科挙ガチってみた

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    ゲラゲラ笑ってもた、、。
    うふふとは笑わない、ゲラゲラ(ぶっ)
    谷崎潤一郎と男子高校生は紙一重。
    と、思った(なんでやねん)。
    10年以上前になるか、、
    科挙のカンニンググッズの特別展覧会を見たことがある。
    それはそれは、
    ものすんごいカロリーをぶち込み作成されたもの
    とまあ、思うんだが、、
    なんかもう、もうちょっとその熱量を別のものに、、、と
    思ったのだった。

    かなり読み人を選んでしまう、万人向きから程遠い
    9つの短編
    表題の科挙の話、普通科高校の魔法使い、
    そして少年激走録が個人的にツボった。
    筒井先生のショートにエロ成分を入れたような、、
    しかし、本作のエロは一抹のなんともいえん
    しょ

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    2026年03月16日
  • 七浪京大卒無職・院等寺庵乃雲の奔走

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    最後の一章までは正直退屈。
    流石に京大受験にこだわるネタで長く引っ張り過ぎの印象が拭えないなぁと。

    最後の一章で受験厨が相対化されるのと、京大以外が出てくるところでちょっと面白くなった。
    まぁ、自分にも受験厨なとこがあるんだろう。

    誰も彼も何かの価値観に染まってはいる。
    生きていれば。
    仕事、宗教、教育、洗脳、その他色々。
    思い切って浸るのもいいが、どこかでは相対化しておかないと、いつのまにかおかしなことになるのだろう。

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    2026年03月05日
  • 学歴狂の詩

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    学歴のためにこんなにも日常を犠牲にしていたとは、、、
    今の日本は学歴主義だけれども、学歴以外で努力値をはかれるものが他にどれくらいあるのだろう。
    みんなが同じ土俵でできるもの、限りがある気がするなぁ。
    というか偏差値の高い学校では努力のパターンがこんなにも発生しえるのか!
    受験を共に乗り越えた仲間って、友達っていうよりか戦士だよなぁ!

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    2026年02月08日
  • 学歴狂の詩

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    受験に全振りした青春の悲喜交々。途中何回か爆笑した。高偏差値なのに愛すべきバカ男子ぶりが愛しすぎた。
    この作家の没頭と俯瞰の距離感が面白い。友情の物語でもあった。

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    2026年02月08日
  • 学歴狂の詩

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    結構楽しめました。
    頭の良いというのにはいろんな種類がある
    記憶力が良い
    人とは違う発想で課題を解決する
    文書の読解力がある 要約がうまい
    様々な事象を分析して目的に合った適切な判断ができる

    著者はユニークな物の見方を提示して読書を楽しませ、一段上の知的好奇心を満足させる 面白いエッセイストには必須の能力があると思う

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    2026年02月03日