あらすじ
受験勉強と読書以外、なんにもしてこなかった38歳、院等寺庵乃雲。世界的ノンフィクション作家になって一発当てるべく、怠惰な夢追い人が遂に動き出す! 執筆テーマを求めて母校・京都大学を訪れる彼の前に立ちはだかるのは、受験期に勝るとも劣らない難問奇問の数々。さらに過激思想を掲げる組織の陰謀が忍び寄り――。『学歴狂の詩』で話題の著者が描く、疾風怒濤の“中年”青春物語!
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Posted by ブクログ
学歴文学芸人(芸人?)佐川恭一、流石の発想。MENSAではなくHENSA(偏差値)を持ってくるあたりがさすが佐川。
不正だらけの世の中で、公平さを保てるのは筆記試験くらいと言わしめるのがブレない。
個人的に大爆笑したのが「大谷翔平って本当にそんなに偉いんですかね?」に始まる、野球に心血を注ぐ人たちへの疑問を投げかける一文だった。野球に興味がない人間からすると大谷翔平の価値ってあんなもんだろうし、逆に受験勉強に心血注ぐ人間の愚かさもまた然り。
Posted by ブクログ
最後の一章までは正直退屈。
流石に京大受験にこだわるネタで長く引っ張り過ぎの印象が拭えないなぁと。
最後の一章で受験厨が相対化されるのと、京大以外が出てくるところでちょっと面白くなった。
まぁ、自分にも受験厨なとこがあるんだろう。
誰も彼も何かの価値観に染まってはいる。
生きていれば。
仕事、宗教、教育、洗脳、その他色々。
思い切って浸るのもいいが、どこかでは相対化しておかないと、いつのまにかおかしなことになるのだろう。