佐川恭一のレビュー一覧

  • 学歴狂の詩

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    聞いているPodcastで複数人が「笑える」と紹介していたので、購入

    確かに面白い 
    でも、笑えるところがわからない 
    むしろ、笑えない 
    読み進めるうちに気持ちが重くなってくる

    自分にも学歴コンプレックスがあるのかも

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    2025年09月04日
  • 学歴狂の詩

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    学歴社会に飲み込まれレールに乗ってまっしぐらな青春時代。勉強一筋の毎日も将来を見据えてありかもと思わせる。友人知人を例に取っての勉強試験の取り組み方も面白かった。

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    2025年08月12日
  • 学歴狂の詩

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    受験に飲み込まれた筆者の青春時代を振り返り、その中で出会った個性的な人物達を軸にして、当時の筆者の価値観と生活を綴ったエッセイ集。

    ◾️ 「こんなんもう手の運動やん」とつぶやいた〈天才〉濱慎平
    ◾️ 〈数学ブンブン丸〉片平のあまりに危険な戦法
    ◾️マウント柔術の使い手〈非リア王〉遠藤

    など、目次があまりに面白そうで手に取った。実際、個性的な登場人物のエピソードと筆者の語り口が期待を裏切らない面白さだった。

    一部の人達にとっての受験とは、狭い世界と決まったルールの中で、戦略、能力、努力、環境の全てを乗じて競っていくゲームなのだなと、ある種の爽やかさを感じながら理解できた。

    私は受験でここ

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    2025年08月09日
  • 就活闘争 20XX

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    就活デスゲーム。
    世代の抱える生きづらさがちりばめられているが、すべてネタでーす。といった軽薄さが痛々しい話。何かありそうで、なさそうな、くだらなさの中の不穏は感じたが、なにかあるの??

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    2025年06月01日
  • 舞踏会

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    ネタバレ

    『愛の様式』は家事にも育児にも協力的な夫であるわたしのちょっとした反乱の話です。

    わたしは妻と二歳の娘の三人暮らしです。人並み以上に家事をやっているつもりなのに、妻にはやり方が悪いと罵倒され、ひどい時にはやり直しをさせられます。
    妻の暴言は日常茶飯事でそれについては特に何も思わないが、家事をやるたびにやらなかった場合より厳しく当たられるのはかなりこたえるというわたし。

    そんなわたしは友人の島田が彼女である里奈ちゃんと結婚すると知り心配します。島田には愛人がいるからです。しかも島田はそれを悪いと思っていないし、里奈のことも束縛しないと言います。わたしは島田が席を外した時に里奈ちゃんにそのこと

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    2025年05月21日
  • 就活闘争 20XX

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    私の一番好きな作家である佐川恭一氏。
    前作が意味不明で今作に対しては期待値爆上がりだったが就活がテーマの作品か…
    と、あまり興味のバロメータは上がらず。
    序盤、読み進めるのが億劫になるような、ありがちな展開。しかも佐川恭一節に切れ味が感じられない。物語も突拍子もなく、現実離れした内容に若干、辟易。どこかでみたようなモチーフにうんざりしてくるが、何か読ませる作者の思想や主張で乗り越える。AKBのディスカッションのくだりは面白い。その後、これカイジやん!ってとこもある。今作、いかんせん不完全燃焼は否めない。これ本当に佐川恭一が書いたの?と思ってしまう程、らしさがない。
    ただ、ただですよ。結構な分量

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    2024年04月09日
  • 就活闘争 20XX

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    社会、組織というものへの違和感。
    その中の個の振る舞いの不可解さ。
    自らを振り返っても、そこに確固たる何かは見つからない。

    そうした、「生きづらさ」みたいなものを、劇画調にした「就活」を舞台に開陳した本。
    「舞踏会」と似た作品。
    (僕は舞踏会が好き)

    選考に漏れると死ぬ、という設定があまりにも極端で、そこで冷めてしまうのが、イマイチな点。

    「MARCH」カードゲームのコンセプトは面白かった。
    昨今Jが凋落気味と聞いて心を痛めていたのだが、ジョーカー的に扱ってもらっていたし、作品中のJのみんなも中々よかった。やっぱ女の子だったけど。
    「指定校推薦でHに負ける」は意味不明だけど、ある友人が「

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    2024年03月28日
  • ゼッタイ! 芥川賞受賞宣言 ~新感覚文豪ゲームブック~

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    タイトルとシステムに惹かれて買ってしまい、作者がどんな人なのかを全く知らなかったのだけど…
    このぶっ飛んだ感じとエログロ(グロはそんなにないか)さは、他の作品もぜひ読んでみたくなりました笑
    ゲームブックガチ勢ではなかったので、行きつ戻りつ、全部のパターンを読み切ったけど、ハッピーエンドに辿り着くまでの過程は壮絶ですね笑

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    2023年12月12日
  • 清朝時代にタイムスリップしたので科挙ガチってみた

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    9作の短編。佐川恭一お得意の知性の中のエロスと哲学。またビッチでおっさんな女達。罪の意識があるのかないのか、サークルクラッシャーな女性を描かせたら右に出るモノなし。実際いるんだよなぁ。
    次回作に期待。

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    2022年12月06日