山口正洋のレビュー一覧

  • ぐっちーさん 日本経済ここだけの話

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    マスコミが報道しない経済の裏話。
    消費税増税しても財政再建できない。うすうす気づいている人多いのでは。

    安倍政権発足して1年と経たない2013年7月の上梓だが、ここで懸念されたことがいま現実となりつつある。円高によって輸出の大企業は潤うが、中小企業や個人に恩恵はない。そもそも日本で輸出売上で利益を得る企業はわずか。景気回復は内需次第なのに、消費税増税で景気を冷え込ませてどうする。

    自分の時間とお金をつかって投資も金融商品も買ったことがない経済学者が経済を語って経済を駄目にしているには大いに同意。学者の言い分は、経営者や市井の商人の感覚からずれている。

    すべての論に賛成できないが、一読の価

    0
    2014年11月22日
  • ぐっちーさん 日本経済ここだけの話

    Posted by ブクログ

    金融ブロガー「ぐっちー」さんの著書の第三弾。

    今回は、池上彰さん、榊原英資さん、押切もえさんとの対談付き。
    押切もえさんは会話が成り立つかなと思いましたが、新聞の電子版を購読したりとなかなかどうして、自分を磨くしっかりした人だと感心しました。

    日本の輸出依存度はGDPの20%であり、円高悪玉論は80%の内需型企業を挫くものである。タイや韓国は、通貨安とGDPの20,30%の政府債務で破たんし、GDPの債務比率は国家の財政破たんに結びつかないなど。
    基本的には、AERAに掲載中の記事と大差はありませんが、再度読み直すことが出来て良かったです。話していることは本当に分かりやすいです。

    やはり

    0
    2013年07月24日
  • ぐっちーさんが遺した日本経済への最終提言177

    Posted by ブクログ

    昨年なくなったぐっちーさんこと山口正洋氏のAeraのコラムをまとめたもの。
    個人的にEUや地方再生に関しては同じ意見のものですし、こういう意見をもっと朝日系列は取り入れるべきだと思いました。
    個人的にこれだけ分析できるのに、トランプに関する記載はややバイアスはかかってるように思えました。
    ともあれ亡くなるまでこれだけ泣き言を入れずに書かれたのは見事だと思います。
    存命でしたら、今回のコロナショックをどう見たのかが気になりました。

    0
    2020年07月26日
  • ぐっちーさんが遺した日本経済への最終提言177

    Posted by ブクログ

    2019年9月にぐっちーさんが無くなる直前まで続けていたアエラの連載を、死後に編集担当の方がその時時を振り返りつつ纏めた本。

    アエラは読んでいないが、彼がメルマガで書いていたことと内容の方向性はほとんど変わらない。
    そのメルマガも、突然訃報とともに休刊のお知らせが来て驚いたが、
    どうやらその編集の方ですら病気のことは知らされていなかったようで、
    周りが驚き慌てた様子など、臨場感も含めて伝わってくる。

    ぐっちーさんはもういない。
    だから、コロナもBLMも語ってくれはしないわけで。
    今年に入ってから、アメリカ発のニュースを見聞きするたびに、
    ぐっちーさんだったらどう斬ってくれるだろう、と思って

    0
    2020年07月19日
  • ヤバい日本経済―常識を疑え!金融・経済、本当の話

    Posted by ブクログ

    経済面から見た世界の見方。安全面から見ると受け入れがたい点もあるが、経済面に特化した見方というのも興味深い。

    0
    2014年12月01日
  • ヤバい日本経済―常識を疑え!金融・経済、本当の話

    Posted by ブクログ

    個人的にだけど、山崎元さんが言うことは信じることにしている。とてもバランスが取れていて、まともな事を言っていると思う。

    0
    2014年09月03日
  • ヤバい日本経済―常識を疑え!金融・経済、本当の話

    Posted by ブクログ

    ぐっちーさんこと山口さん、やまげんさんこと山崎さん、かんべえさんこと吉崎さんの三者による日本や世界の経済について討論した本。

    景気の波が新興国から先進国に再び流れると言う話は本当であれば嬉しいと思いますが、消費増税で冷や水を浴びせられた日本を考えると日本だけは例外かなと思ってしまいますが、無駄に凄いと思っていた日本のハイテク技術がその場合、脚光をあびることになると言っていたのは面白い。

    シェールガスがアメリカにエネルギー革命をもたらすと言う話は以前から聴いていたので、珍しくはないです。中国の労働人工の減少の話もしかりです。ただ、好調と思われた東南アジアにも、政治的な面や国民性のこともあり決

    0
    2014年08月23日
  • ぐっちーさん 日本経済ここだけの話

    Posted by ブクログ

    ぐっちーさん、こと山口正洋さんの3冊目の著作。ぐっちーさんの本を最初に読んだのは、カミさんのお父さんから借りたからだった。偶然読んだんだけど、それから気になる人になった。2冊目、3冊目は自分で購入。しかも、最近はメルマガも購読している。

    話しが逸れるが、今後は有料メルマガというビジネスモデルは大きく成長すると思う。ぐっちーさんのメルマガは840円/月。週1回月曜日に配信。なんだかお得感があるし、このくらいだったら払ってもいいかな、なんて思うけど、1年間に直すと10,080円/人・年。仮に1000人の定期購読者がいたら、1千万円の売り上げになる。当然、元手も掛かっているだろうが、それは、ぐっち

    0
    2013年09月15日
  • ぐっちーさん 日本経済ここだけの話

    Posted by ブクログ

    円高が良いと力説してるが、納得した。消費税アップを訴えてる輸出メイン企業はたっぷり消費税の還付を受けてるという話もその通り。

    0
    2013年08月31日
  • ぐっちーさん 日本経済ここだけの話

    Posted by ブクログ

    情報リテラシーとはどういうことであるかを考えさせられる一冊。

    著者は円高正義論を主張する少数派。物事を一面から見るだけでなく、こういう見方もあるのかと参考になる。

    物事を多角的に見ようという意味でおススメ。

    0
    2013年08月25日
  • ぐっちーさんの本当は凄い日本経済入門

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ぐっちーさんこと山口正洋さんの2冊目の著作。
    基本的には本人のブログの再構成。2011年頃から今年にかけてのトピックを項目ごとに仕分けし、まとめたもの。書籍の形になっていると読みやすいが、文中「先週」だの「前回」だのと書かれていても、それが何を示しているのかが不明だった点が不満といえば不満か。
    書かれている内容は「投資家が考える日本経済」であり、必ずしも生活者視点ではない。TPPについても、企業が儲かるかどうかといった視点に重きが置かれ、関税でいえば輸入農産物にそれほど高い関税がかけられているわけではないことと輸出側でも有利になる可能性があることが指摘されているが、例えば公共事業の参入問題であ

    0
    2013年06月26日
  • ぐっちーさんの本当は凄い日本経済入門

    Posted by ブクログ

    もともと金融の知識がないため読み飛ばしてしまった部分もあったけど、とても分かりやすかった。
    マスメディアには載らない世界をきちんとわかっていないといけないなと思わされた。
    しかしこれを読むと、マスコミの中では(私的に)比較的信頼度の高い媒体でさえ情報操作ばかりということがよくわかってしまい、情報は自分で拾い集めて因果関係を見極めなきゃいけないんだなぁと痛感した。そのためには知識が必要ですね。金融って堅苦しいだけじゃないのかな?と思えたので、今後は積極的に勉強しようと思います。

    0
    2013年06月24日
  • ぐっちーさんの本当は凄い日本経済入門

    Posted by ブクログ

    経済評論家の「ぐっちー」さんの二冊目の著書。AERAのビジネスセミナーや自身のメルマガでの話題を中心にまとめた本。

    前作と比べて、若干物足りなさを感じたのは、筆者のコラムをAERAで購読しているからかもしれません。
    アメリカがシェールガス革命により復活して、その恩恵を最も受けるのが日本である。日本経済新聞などが円安が是であると考えるのは、その大手広告主である自動車業界が背後にいるためだが、GDPの20%に満たない製造業のみにメリットがある。景気の指標はダウ平均や日経平均ではなく、国債の金利であるなどなど。

    比較的、日本経済に対してはオプティミスト的な発言が多いですが、EUや中国の今後の経済

    0
    2013年03月24日
  • ぐっちーさんの本当は凄い日本経済入門

    Posted by ブクログ

    書店に行くと、「日本経済は大丈夫」と「日本経済は間もなく破綻」という論調に分かれているけど、どうせなら前者の方を読みたい。

    やたら、「ハイパーインフレがやってくる!」なんて煽るフジマキ氏に比べたら、こちらのほうがはるかに良書に思える。
    (そもそも、これだけモノがあふれている日本でどうやったらハイパーインフレになるの?)

    この本に感化されたわけではないけど、ユニ・チャームと吉野家の株を購入中。

    「いつやるか?今でしょう」

    0
    2013年03月13日
  • ぐっちーさんの本当は凄い日本経済入門

    Posted by ブクログ

    経済から見た世界における日本の立場がわかる本です。この著者の本はいわゆるマスコミや新聞雑誌などで流されている経済情報とは全く違う角度から切り込んで解説されており、ある意味目が開かせられる本です。現在の政治と経済事情が生々しくしっかりと理解ができる本です。著者自身が投資銀行の仕事をしているがために現実的でリアルな現場的立場から論じているところが非常に真実味溢れて面白いといえます。

    0
    2022年02月15日
  • ぐっちーさんの本当は凄い日本経済入門

    Posted by ブクログ

    ・日本のビジネスのクオリティーの高さは世界に通用する
    ・アメリカは強い、特にシェールオイル関連
    ・中国の「踏み倒し」ビジネスの露呈とバブル崩壊のリスク
    ・ユーロ危機の構造
    ・日本が財政破綻(JGBのデフォルト)しない理由
    論理は明快で非常に読み易い

    0
    2018年11月23日
  • ぐっちーさんの政府も日銀も知らない経済復活の条件

    Posted by ブクログ

    うーん、正直言って参考になる点と反論したくなる点がある。

    まず円高奨励円安反対。それで豊かになるということで、古今東西通貨を毀損して発展した国はない、ということだが、
    現在の通貨と近代以前の通貨では変質した部分も多いと思う。
    戦後、通貨価値を毀損して発展した国といえば
    1.戦後1ドル360〜250円と通貨安になった日本。
    2.ドル高に苦しみプラザ合意でドル高を抑えたアメリカ。
    3.アジア通貨危機で実質デフォルトしてしまった韓国。
    4.マルク高に景気は沈み、ヨーロッパ新通貨ユーロで劇的に通貨安を遂げたドイツ。
    と、つまり戦後世界の主要国の多くの部分であり(ついでにいえば日本没落の原因を分析した

    0
    2017年02月07日
  • ぐっちーさんの政府も日銀も知らない経済復活の条件

    Posted by ブクログ

    AERAコラムを基にした一冊。反省と地方再生、ふるさと納税に対するコメントは実体感のある解説だと思う。メモ。
    (1)少子化による人口減少はあっても、高齢化の場合はむしろ消費人口は増えている。‥家計の貯蓄高が3千万円を超える世帯の30%が世帯主65%以上。
    (2)地域活性化、特に公共事業において集客数のみを見て人が集まった、活気が戻った等というのは成功の指標ではない。儲けているのか、来た人がどれだけお金を払ってくれるか、それがすべて。
    (3)その日を夢見て町民共々頑張ろうという気持ちが地方再生では大事。
    (4)消えるのは地方そのものではなく地方自治体。
    (5)自分たちの地方の伝統、県民性にあった

    0
    2016年05月01日
  • ヤバい日本経済―常識を疑え!金融・経済、本当の話

    Posted by ブクログ

    金融界の裏側のくだりは生々しくていいですね。トレーダーのインサイダーの世界とか。ワインの知識が必要な訳とか。

    0
    2015年01月10日
  • ぐっちーさんの本当は凄い日本経済入門

    Posted by ブクログ

    著名な投資銀行家で、ブロガーでもあるぐっちーさんこと山口正洋さんの著作。メルマガや講演原稿からの転載や書き下ろしで構成されています。

    日本経済は強い、との立場から、危機感を煽るだけのメディアや悲観論者たちの主張をバッタバッタと切り捨てていくのが痛快。

    やはり物事は複眼的な視点で眺めながら、自分の直感も交えて判断する必要があることを改めて実感しました。

    0
    2014年10月03日