各務晶久のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
職場では対立が多く発生する。皆それぞれ仕事に対して求めるものは異なるし、仕事を通じてスキルを身に付けようとするもの、愛社精神から自己犠牲も厭わないもの(最近はほぼ見かけなくなった)、兎に角、給料さえもらえれば良くて、可能な限り楽していたいもの(これは流石に淘汰されていく環境だが)。そんな社員たちが互いを見て、残業ばかりやって効率悪いと考えてしまったり、報告してこないメンバーを見て、アイツサボってると考えてしまう事もあるだろう。確かに会社では成果が求められるから、作った実績の大きさだけで判断・評価できればそれに越した事はない。実際には部下を何名も抱え、それぞれが異なるスキルを活用して、全く違う領
-
Posted by ブクログ
会社では教えてもらえない アウトプットがすごい人の時短のキホン
著:各務 晶久
「時短」をどう進めればいいのか、頭を悩ませている人は多い。
会社や上司からは、「効率よくやれ」と言われるけれど、具体的な指示があるわけではなく、次から次に振られる仕事に途方に暮れながら、日々残業している。
手を動かす速さではなく、時間を有効に使っているかどうか、つまり、「時短のコツ」について本書では以下の6章により説明されている。
①頑張っているのに終わらないから今すぐ抜け出す
②まずおさえたい時短のキホン
③時間にも仕事にも追われない人のスケジュールの立て方
④上司の動かし方で時短は9割決まる
⑤アウトプット -
Posted by ブクログ
コンフリクト(Conflict)とは衝突・対立・葛藤を含む広い概念。
「オーナー社長vs.大企業OB」「ゆとり社員vs.バブル上司」「専門志向vs.上昇志向」「営業トップvs.経営層」「『意識高い系』部下vs.実直上司」「女性総合職vs.男性上司」などの事例が紹介される中で、当事者双方の主張・言い分、そしてそれらのもととなる立脚点や価値観が解説されています。
また、最終章ではそれらコンフリクトの分析や解決のための枠組みや考え方が紹介されています(≠ケースの解決法そのもの(答え)ではありませんが。)
組織内でオンブズマン的な役割の方や、キャリアコンサルタントの方にご一読をお勧めします。 -
Posted by ブクログ
自分の仕事の事例に引き付けて考えると、ここまで極端なケースはないものの、もっと小規模で似たような事例はいろいろあるように思います。どうしても自分の目線”だけ”で考えてしまいがちで相手の考えのベースにある価値観や主義信条といったものまで慮るのが難しい。表面的には合意や納得を得られているかもしれないが心の深いところでは”コンフリクト”が残ったままになっている状態はきっとあるんでしょうね。本の末章にコンフリクトマネジメントとして、
①条件の対立
②認知の対立
③感情の対立
といった3つの軸をあげそれぞれ解消のポイントが示されていますが、より重要なことは著者のように関係者の思いの丈を出し切ってもらえる -
Posted by ブクログ
リアルコンサル物語といったところでしょうか、著者が実際にコンサルとして改善した実例をまとめた一冊に仕上がっています。コンサルといってもまえがきで著者が書いている通り労働生産性向上に関するものに特化しており、売上向上やマーケティグ的な視点の内容ではありません。そのためかどちらかというと地味目な内容です。またコンサル対象とした企業自体が(たとえば自分が勤めている会社と比べると)もともと非効率さを抱えているため地味な対応でも一定の成果をあげることができたという結末になっています。画期的なIT投資をおこなうわけでもなく、どちらかというとムダを省く方法が中心ですので、自分の会社でも多くのムダがありそう、