野口勲のレビュー一覧

  • タネが危ない

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    企業の戦略として一台限りのF1を作ったり、品種改良をしていくのは仕方ないと思うが、長期的に見た食の安全、人の健康、子孫の繁栄はやはり真剣に議論して、やって良いこと、ダメなことは基準決めていくべきだと感じた。でも、ルールで縛るって結局イタチごっこなのよね。

    全てをビジネス的な視点で解決するのはよくないですね。こういう物事の進め方は難しいなーとつくづく思う。何を変えればいいのだろう?

    少なくとも自然のアラートはちゃんと調べるべきかなと。鉢が大量にいなくなるやつ。

    効率化を追求しない生き方、ビジネスの考え方ができればいいのに。
    やっぱ人間教育かな〜

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    2020年01月27日
  • タネが危ない

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    自分の食べている野菜の種がボンヤリしていたらこんなことになっていた。一体このことをどれだけの人が認識してるのだろう…。

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    2019年04月10日
  • タネが危ない

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    この本でF1種や固定種の違いがわかりました。F1種などは現在の食糧事情を考えるとなくてはならないものかもしれないが、次世代を残せない種というものを食べることは、何か生命力を失ったものを食べていることのようで怖い。家庭菜園で安心・安全な野菜を食べたいと思うなら固定種を利用し、自家採種するのが良いのかなと思いました。

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    2014年01月22日
  • タネが危ない

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    筆者の野口さんはマンガの編集者を経てタネ屋さんになった変わり種の人。
    実家がタネ屋さんだったのだが、その編集者というのも手塚治虫さんの漫画を手がけ、もっとも手塚治虫さんに信頼されていた方らしい。

    その方の書かれた本だが、実に生命の源となるタネについて詳しく、やさしく、そして問題を定義されていて、これからの地球の未来をも心配されているのが伝わってくる。

    いま私たちがDIYなどで手に入れているタネはほぼ全てが雄性不稔のF1品種が売られている。
    F1というものがどんなものかを知れば知るほどこれからの植物やいま食べている私たち人間がとんでもない方向に進みつつあるのではないかと心配になってくる。

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    2013年09月20日
  • タネが危ない

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    固定種の種を扱っている種屋さんによる、F1種への警鐘、的本で、タイトルもそうなのですが、この著者の野口さんは種屋に生まれながら、虫プロに進んで手塚治虫に師事、というか、社員でありながら手塚番編集者、という立場を過ごし、「火の鳥」の担当をします。そこら辺の前提をもとにした、生命賛歌の話であって、「危ない」的に読むんじゃあ、もったいない、と思います。F1を全否定すると現状ではほとんど食べるものがなくなってしまい、遡れば野菜も外来が多かったりするけれど、でも知っているか知らないかでは大違いで、ある種の生殺与奪権といってもいいようなものを、食べる人も作る人も持っていない、という大変な気持ち悪さを持って

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    2013年04月28日
  • タネが危ない

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    雄性不稔のこと、F1品種の問題点。
    学ぶ事がいろいろありました。
    種屋といえどもさまざまなことを勉強していて、
    あーなるほど。となんども納得させられました。
    ただ固定種を礼賛するだけでなく、
    F1の重要性もといておりそこは賛同できる。
    結局は消費者が何を選ぶか、その1点かなーと。
    あとはこっちがどれだけ情報提供できるか。
    根本的に知らない人が多すぎるんじゃないかと思うわけです。

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    2013年01月29日
  • タネが危ない

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    途中から、これものすごくおそろしいことなんじゃないの・・・と思い始め、なんだかぞわっとしてきた。F1という言葉のおそろしさ。

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    2012年10月30日
  • タネが危ない

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    形や大きさが流通に便利になったけど、まずい野菜や果物を食べている。
    今年できた種を蒔いても、来年同じ野菜ができない種。
    同じ野菜をつくるには、タネ屋から種を買わなければいけない。

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    2012年07月26日
  • タネが危ない

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    敢えて
    社会評論にしたい!

    ただ
    「おいしいもの」を食べていることが
    「是」とされる現代だからこそ
    全ての人に届けたい

    その根本に存在する「危ないタネ」の事を
    こうして 発信しておられることの意義を感じる

    「形のそろった野菜」
    「突然変異の個体」
    「雄性不稔」
    「子孫を残せない」
    「ミトコンドリア異常」
    これらが
    全て
    一粒の「タネ」から
    始まっている

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    2012年02月22日
  • 不自然な食べものはいらない お金よりも命を未来に残す

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    この類の話は、賛否が激しく分かれることと、私自身もまだ詳しくないので内容についての是非は何も言えないけど、心に残った文章を。

    「利益追求一辺倒だった日本の種苗会社も、やがてはそのバイテク企業に買収されるようになるかもしれない、、、。こうして、グローバルな農業支配が完了するというわけですね。カネ目当ての行きつく先が、自らカネに買われてしまう弱肉強食です。」

    なんとも皮肉な話だなぁ。なんて思ったり、まあ世界なんてそんなもんだよねとも思ったり。

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    2022年02月02日
  • タネが危ない

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    久米宏のラジオなんですけどで知る。◆◆野菜が、消費者向けより自家用の方が美味しいと言われていた根拠が分った。在来種の昔は採種用、自家用、販売用だったのだ。今はどうなのか。◆◆また早生が美味しくなかったのも、昔の種は今一だったからとか。◆◆F1について、外食産業は味は後から何とかするから、同じ形のものをというリクエストだったのか。◆◆野沢菜=天王寺蕪も知らなかった。◆◆在来種は残さねばならないね。◆◆ミツバチが居なくなる病気が、種無しのせいと言うのはどうなんだろうか。◆ただ、タンパク質を食べて、遺伝子云々の

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    2020年07月27日
  • タネが危ない

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    ネタバレ

    タイトルの通り、タネは現在危ない状態にある。
    不自然な交配をして作られるF1種、遺伝子組換をされた種。
    昔から受け継がれている在来種(固定種)の存在が、そういったものに脅かされているといっても過言ではない。
    利便性や利益だけのために、「食」すらないがしろにしていいのだろうか。
    ある種苗業者は、商品としてF1種を取り扱っているが、自分や家族の分は、固定種を栽培して食べているそうだ。
    このことからしてもF1種は恐ろしいものだと考えるべきである。
    F1種とは、一代交配種のことで一世代限りであり、雄性不稔を利用して作られたりしている。
    雄性不稔というのは、「植物の葯や雄しべが退化し、花粉が機能的に不完

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    2013年01月29日
  • タネが危ない

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    何億年、何千万年と続いてきた植物(特に野菜)の営みが今このような状況にあるとは知りませんでした。経済優先、人間のワガママの結果とはいえ恐ろしく感じます。ミツバチのイナイイナイ病を取り上げ、人類への警鐘を鳴らしています。毎日口にするものであり、もっと真剣に考えなければいけないでしょう。

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    2012年04月08日
  • タネが危ない

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    著者は、若い頃は手塚治虫の下で編集者として活躍し、その後実家の種屋を継いで現在に至る経歴の方。
    タイトルに惹かれて読んでみたが、勉強になって面白かった。
    野菜の種というのは現在、F1と呼ばれる一代限りの種が主流で、市場で流通している作物はこの種で生育されたものがほとんどである。この種の利点は、取れた作物の大きさや形が均一で見栄えが良いことや、生育までの期間が短い、病気に強い等市場が求める大量生産と農家が求める耕地の収穫効率アップに貢献していることなどである。その反面、野菜の持つ味やにおい等「野菜らしさ」にはやや欠けていて、味に個性がないし、一代限りなので、この野菜から取れる種は、次世代には使え

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    2012年03月25日