むっしゅのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
真唯は話を広げる上で本当に便利というか、この人何でもありだなと云うか…
ただ、れな子と紫陽花の二人旅という時には言葉に詰まる局面も有った空間が彼女の加入で言葉途切れない空間へと変化したのは確か
一方であの二人と並ぶとれな子の場違い感も際立ってしまうのは生まれ持ったものの違いか……
あと、二人旅から三人旅となった最大の違いはれな子が関わらない局面が生まれた事か
これまでは紫陽花が何らかの悩みを表出させたとしても、れな子がそれを目撃する事が多かった。けれど53話で行われた真唯と紫陽花の会話はこれまでの会話と一線を画すものだね。真唯だけがれな子では追求できない紫陽花の恋心に手を伸ばせる
真唯による告白はまるで牽制かのように感じられるし、あと一歩を踏み出せない紫陽花を挑発しているようでもある。でも、れな子への想いは持ちつつもれな子だけを唯一と出来ない紫陽花だから、れな子が真唯取られたとしても皆との関係維持を考えてしまう
これは真唯と紫陽花の考え方の違いがモロに出た形だね
真唯は大浴場で語っているように本当に欲しいもの唯一がれな子となっているから、多少はれな子の為に無理ができる。今回の旅への合流などがそれだし、見方によっては紫陽花への告白も同様。真唯は自分の判断に選択に迷いを抱かない
ただ、紫陽花は自分が出した答えに納得出来ているわけではないから、表情も俯いてしまうと…
ここで罪作りと思えてしまうのは、れな子は真唯の恋情は知っていても紫陽花に関しては想像もしていない点だね
だから大浴場でも変わらない関係を二人に求める。それは紫陽花が出した答えと一致するものでも有るけど、やはり納得できるものではないかられな子の隣にいるのが苦痛になる
通り過ぎていく電車に合わせるかのようにして呟かれた想いを「つまんない話」と切って捨てる紫陽花の心情を思うと心苦しくなってしまうよ…
これが5巻の『瀬名紫陽花のお話 第三章』に繋がっていくのか……
結局、今回の家出旅行でれな子は紫陽花の心に触れられた部分はかなりある。けれど、旅行中に紫陽花が自覚してしまったとても重い感情には気付けなかった
紫陽花は変わってしまった、れな子は変わらない。変わらず紫陽花に優しさを見せる。紫陽花にとってそれは手の届かない、もしくは伸ばしてはいけない優しさかもしれない
紫陽花が秘匿するつもりだったれな子への想い、それが彼女の意に反して表出してしまったシーンは衝撃的
あれは変化してしまった紫陽花という存在にれな子が初めて触れてしまった瞬間だったろうから
旅に無理やり付いていく事が出来たれな子でも流石にこれには触れられない。紫陽花が進んでしまった時計の針をどう扱うか見守るしか出来ないし、その判断の意味を残酷なまでに知らないれな子ではそもそも手出しが出来ない
変わってしまった紫陽花を変わらず友達と思うれな子に紫陽花はどう接するのだろうね…… -
Posted by ブクログ
1冊。
天才JK芸術家が、でも普通にギャルJKで、そこが新鮮だった。また超絶美人のJkモデル先輩が自信の固まりの人であり、自身の行動で主人公を奮い立たせてくれる、とてもイイ女だった。この二人が強すぎて詩子が惨め、と思ったがやはり最後は愛が勝つのね。
でもでも、この1冊終了後の主人公を巡る争奪戦がそら恐ろしいです。
ラスト近くの顧問の教師のセリフがこの話の将来に暗雲を予感させる。サブタイトル「天才の描く世界を凡人が塗りかえる方法」への私見は天才を潰す方法、ということもあるんじゃなかろうか?もちろん主人公が思っているように凡人が努力で天才を追い越すことを目指す、ということもあるんだろうが。
侑里は自由奔放で強く見えるけど、内面の想いはほとんど開かせれておらず、「天才」故の危うさも感じた。菅原楓先輩は別種の「天才」なんだろう。いつか三人で『ボクらの時代』に出たら良いね。 -
Posted by ブクログ
紫陽花の逃避行に何処までも付いていく心積もりで居たのに紫陽花が示したのは旅費を負担するという壁
れな子が自分勝手なそれに抗おうとするのはいつものノリでは有るんだけど、紫陽花が強情というか、れな子の提案をすぐに受け入れないのは以外だったかもしれない
紫陽花がこれまでの人生で培ったイイ子ちゃんの仮面、自分の為に他者を幸せにしたいという独善
その路線で考えればれな子の提案を受け付ける余地がないだけに、れな子がどれだけ叫んでも壁は崩れやしない
これでれな子と紫陽花が完全に対等な友人だったら紫陽花が我を曲げる事なんて無かったかもね
紫陽花の想定を越える程に自分を卑下するネガティブなれな子だから、紫陽花が考える以上に紫陽花の価値を提示できて、それを認めようとしない紫陽花の為に泣いてやる事ができる
そんなれな子の姿は自分は幻滅される人間なんだと考える紫陽花を変えるものとなる
……そうした綺麗な流れからの混浴は色々と邪な雑念が見え隠れするものだったけど(笑)
パニクった挙げ句に言ってはいけない紗月とのあれやこれやを口走るれな子の様子にも笑ってしまう
ここで以前の紫陽花だったら良い子ちゃんとして、れな子にそれ程追求しなかったかもしれないし、思い切った提案なんてしなかったかもしれない
れな子に色々と見せた紫陽花だから提案できる思い出の上書き。友達同士の触れ合いをちょい越えた怪しい雰囲気にはこちらもドキドキさせられてしまいましたよ
友達として一緒に旅行していた筈なのに想いが衝突して温泉では必要以上の触れ合いをして
そうして友達としての境界が曖昧になった二人の間で話題となるのは友達と恋人の違い
真唯との一件はれな子に友達と恋人の定義を曖昧にさせてしまった。でも、それはあくまでも真唯との間だけで
『れまフレ』の諒解が無い紫陽花に対してのれな子の言葉は紫陽花の心をより揺らすものになってしまったような……
混乱して幼児返りしてれな子に甘えてしまって
そうして紫陽花の中にあるれな子を求める心が最大級に膨らんでいたタイミングで現れるのが王塚真唯ですか。この人、何処にでも現れるような気がしてしまうな
ただ、それによって友達の境界を越えようとして紫陽花は良くも悪くも落ち着けたのかな
今回の旅行の目的はそもそも紫陽花の自分探しのようなもの。なら、れな子とだけ一緒に居すぎてしまうのも良くなかったのかもしれない
自分勝手に居られる時間も後少し。最後の行事と言える縁日を3人はどのように過ごすのかな?
そういや、前巻の描き下ろしにて大きなキャリーケースを持つ紗月と果穂の様子は一体どういう事かと疑問だったのだけど、まさかアレってコスプレグッズを詰め込んでたの……?ていうか、紗月って果穂とそういう事してたの……?
意外過ぎて自分の中で紗月のイメージが変わりそうだよ(笑) -
Posted by ブクログ
れな子と真唯は変わらず親友以上恋人未満、れまフレという曖昧な関係の筈なんだけど、39話の様子を見る限り普通に恋人としか言えないような
真唯の母親からも恋人として認識されているようだし、徐々に逃げ道が無くなってないかな……(笑)
そんなこんなで真唯との色々は既に固まりつつも、今巻は紫陽花とイチャイチャする感じでしたな
真唯とは早い段階で関係性がおかしな事になってしまったせいで彼女への単純な憧れは薄れているのだけど、れな子が変わらずにキラキラ成分を見出している相手が紫陽花だね
と言うか、れな子は紫陽花を相手にした時だけ心の中がとても気持ち悪い事になっているね!妄想の黒紫陽花が現実と乖離し過ぎだし、紫陽花の可愛さや性格の良さを表現する際の言葉のチョイスがすこぶる気持ち悪い(笑)
こんなれな子を相手にしても紫陽花は変わらずに人当たりの良さを見せるし、それどころかフラグのようなものすら感じさせるのだからどういうバランスで成り立っている二人なんだと言いたくなる(笑)
天使のような紫陽花を前にしてキャパオーバーギリギリで彼女とコミュニケーションを取っていたからこそ気付けなかった紫陽花が抱えていたれな子と二人で遊びたいという欲求。
我儘な弟達を前にした姉の姿としてはむしろ穏やかな方だと感じるのだけど、紫陽花としてはれな子にあのような家庭感溢れる姿は見せたくなかった感じか。れな子来訪前にはあれだけ準備して、更にはメイクも気を遣っていた点を思えば納得か
もしかしたら紫陽花にとって弟の面倒をみる自分という在り方に思う処があったかもしれない一件。だからっていきなり家出を宣言するとは思わなかったけど。それにれな子が同行するとはもっと思わなかったけども
どういう状況なんだアレ(笑)
普段は紫陽花が話題を提供してくれるからトークが回るこの組み合わせ。でも紫陽花のメンタルが不調な中でも彼女に舵取りを任せる訳にはいかない。かといってれな子が紫陽花相手に話題出しなんて難しいわけで
そこで紗月に頼るとはなぁ。あの場面を見ると、紗月って汎ゆる時に頼りになる相手ではないかもしれないけど、困った時には適切な対応をしてくれる人間だと改めて思えるね
気になるのは紗月が言及していた「本物の瀬名」が何を指すか?かな
今のところ、明確に家出の理由は説明していないし、旅の目的も言っていない。また、時折紫陽花の心情が描写される時は有るけど、それが普段と大きく外れている印象も受けない
それでも時折漏らす独り言のような慨嘆は彼女の苦悩の一端を示しているような……
れな子はこの小旅行の中で紫陽花の心にどこまで触れられるのだろうね
そして今は小旅行に関わっていない真唯がどのタイミングで乱入してくるのか…… -
Posted by ブクログ
ホテルに入ってしまったれな子と真唯、友達相手なら何も無しに終われるかもしれないけど相手が恋人であれば事情は変わってくる
ここでれな子を追い詰めてしまうのは二人の関係の特殊性
友達以上恋人未満とかお試しカップルとかだったら真唯もそこまで迫ってこなかったかもしれない。でも、真唯が髪を解いている間は恋人。それは偽物とかではなく本物。ただ時折関係性が変わるだけ
ああいった状況で二人の関係が恋人になれば、そういう雰囲気になるのも仕方ないというもの
まあ、それにしたって真唯は野獣の如く盛っていたけども。一旦ああなると真唯は止まらないタイプなんだなぁ。れな子必死の静止を振り解いて攻めに攻める姿はもはや危ない魅力に溢れているね
あと、意外というか当然の帰結と言うか、れな子が求める「理想の友達」と真唯が求める「理想の恋人」が言葉が違うだけで中身が同じであった点
れな子は自分が持つ理想を示す事でこのゲームに勝つつもりで居た。けれどそれを示したところで真唯は友達の良さに目覚めるどころか恋人として燃え上がってしまうわけだ
これは厄介な事態になってしまったね
それを思えば、燃え上がった状態で少し離れる事になってしまって、その間にれな子が紫陽花と急接近していたとなれば、真唯が自身の恋愛感情を通すために更に強硬になるのは当然の流れだったのかもしれない……
『友達』なんて消え去ってしまうような激しく情熱的な身体的接触。それは真唯の真っ正直な本気を示すものでありつつ、れな子にほんの少しだけ「流されても良い」と思わせてしまうもの
もしあそこで妹に見られなかった二人はどこまで進んでしまったのだろうね…
真唯不在の事態に急激に株を上げた人物が
一見だけでは陽キャグループの天然系に思えた紫陽花、彼女のほわほわした包容力は陽キャと陰キャの壁に苦しむれな子を癒やすものになっているね。また、誘いを断る事についてトラウマを持つれな子に優しく寄り添ってもいる
れな子と真唯は互いの中にある周囲に馴染みきれない寂しさをきっかけに仲良くなり始めて、あっという間に恋人の入り口に立ってしまった
けれどれな子と紫陽花の関係においては、最初にれな子が紫陽花の包容力に癒やされる流れが徹底される事でれな子はかつて真唯に求める筈だった友情を紫陽花に感じられる構図になっているね
なら一方の紫陽花はれな子をどう見ているかというと、途中まではそこまで強い感情を持っていなかった感じなのかな?
傘を融通し合う出会いから始まった二人、それが同じグループで過ごす内にれな子の可愛さや格好良さに好印象を持っていった感じかな。また、一緒にゲームを楽しめたという点も大きいような
それは紫陽花にとってもしかしたら好きなタイプのど真ん中。そんなれな子からあんな情熱的に迫られてしまったらそりゃ勘違いしてしまうというもの。誰にとっても予想外だったのはここで紫陽花の中にあっただろう友達以上恋人未満な感情が完全に花開いてしまった事か
真唯に友達を求めるれな子、れな子に恋人を求める真唯。唯でさえ互いの望みが通らない関係性の中に紫陽花が飛び込んで来てしまった
れな子から好かれていると思い込んだ紫陽花を加え、この厄介過ぎる関係性はこれからどうなってしまうのだろうね? -
Posted by ブクログ
王子様系美少女の真唯と必死こいて陽キャになったれな子の恋物語ですか
高校デビューを描いた作品は数多いけれど、本作の場合は元々がコミュ障で陰キャな魂を持っているれな子だからこそ、真唯が隠していた寂しい気持ちを吐露させるし寄り添うことも出来たという感じかな
真唯にとっては理解者が一人出来た、れな子にとっては真唯を身近に感じられた何気ないエピソード
ここから陽キャグループの中の二人という構図ではなく、互いの頑張りを認めあえる本当の友達になれる。そういう転機になった……と思いきや、その翌日には「ひとりの女性として好き」になるだなんて早いな~(笑)
この真唯って生まれながらの自信家であるためか、自分の決断に対して迷いがないというか、一の気付きから百を知り万を決断できるといったタイプなのか
その迷いの無さはあまりにキラキラしていて彼女に焦がれる人からすれば、そんな目線を向けられるだけでオチてしまいそうだけど、れな子が求めるのは友情
唯でさえ高校デビューで無理している部分があるのだから、弱い自分を曝け出せる友達というのはどうしても欲しい相手
似た理由で真唯は真唯で弱さを受け容れてくれたれな子に惚れ込んでしまったと
望む関係性が異なる平行線。これの解決策がぶっ飛んだ方法というか、これ、既にれな子が丸め込まれている形なのでは……?
だって、友達か恋人かどちらでその日を過ごすかの選択肢が真唯に委ねられている時点で主導権を完全に握られているよ!?おまけに真唯には財力も有るものだから、一般市民のれな子に様々な体験をさせられるわけだし!
一応、れな子も負けじと友達の良さを喧伝しようと真唯を遊びに誘っているわけだけど、これはこれでどこまで通じているんだろうね
男と女の間に友情は成立しない、なんて話はよく聞くけれど、恋愛と友情の間で揺れ動く女と女の間で果たして友情は成立するんだろうか、なんて考えてしまうが…
だって、れな子が友達として誘う遊びを真唯は擬似カップルとして楽しんでないかな、これ……
と、色々考えていたら、予想外すぎる描写が
れな子って真唯が自身を好きだといった言葉を受け止めきれてなかったのか(笑)
あれだけのアプローチを受けて確信を持ってなかったとか逆に凄い……
れな子がこういうタイプだと別の意味で二人の間に友情が成立してしまいそうな気もするけれど
真唯の「すり合わせは必要だったかもしれない」という台詞もそれを意識してのものだろうし
そんなタイミングで降って湧いたトラブル。この先に待つのは果たして友情か恋愛か…