関屋裕希のレビュー一覧
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ネタバレ負の感情と上手く付き合うための本。
怒り、悲しみ、落ち込み、不安。出来ればこんな感情は、ない方が良いと思っていた。でも感情は、人間に必要なもの。無視せず、こんな感情が湧き上がっていると自覚して受け止める。
怒りは、大事なものを傷つけられたら起こる感情。怒りの感情と表現方法は分けて考えよう。怒りの感情は、リラックスで寝かせよう。相手にはアサーティブなコミュニケーションで伝えよう。
悲しみは、大事なものを失くしたら起こる感情。大事なものは何か、もう取り戻せないものなのか考える。涙は心を癒す。
落ち込みは、思った通りに出来なかった時に起こる感情。何度も反芻させない。紙に書き出してみる。
不安 -
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ネタバレ問題地図シリーズは好きだが、今回は組織ではなく、個人をターゲットにした本。
基本的に職場は人間関係が存在し、仕事のパフォーマンスに多かれ少なかれ影響を与える。
職場同士の信頼関係がないとか、価値基準が違うとか、色々原因はあるけど、いろんな人と働くことによって、職場でストレスを感じて鬱になる人が増えている。
(便利なモノに囲まれ過ぎて、処理量が増えてストレス耐性が下がってるというのもあるとは思う)
この本は、働くときに発生する感情(怒り、悲しみ、落ち込み、不安)という、普段は良くないものとして抑圧されがちな感情に向き合うことの大事さを述べている。
読んだからと言って問題解決するわけじゃないけ -
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数ある「問題地図」シリーズの中では出色の出来栄えであると思います。沢渡さんの手による著作はこれでもか、というくらい悪いパターンをかさねあわせそこに対してどうすべきかが書かれている構成ですが、その対策も何となく現実味に欠ける想いで読んでいましいた。が、本作はそういったこともなく、非常に現実的、かつ地に足の着いた、しかも個人ですぐ実践できる方法が書かれています。取り扱うテーマが感情=個人に帰属するものだからという違うはあるのかもしれませんが、日常の仕事のなかで感情の起伏は誰にでもおとずれるものですし、多くの方にとって参考になる部分がある一冊だと感じました。
特に自分でも仕事の中で感じ身動きできなく -
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「怒り」「悲しみ」「落ち込み」「不安」の4つの感情について、発生の原因と、対応の仕方が書かれています。
主に職場での発生→対応について書かれていますが、他の場面でも、もちろん通用する内容になっています。
感情のコントロールが苦手な人は、一読の価値があると思います。
感情のコントロールができる人は、この本を読んで、コントロールの方法を言語化することで、さらにコントロールがうまくなるかもしれません。
ちなみに、感情を敵にしたり、抑えたり、なかったことにしたりするのではなく、感情は味方にすべき、という著者の主張には、とても共感しました。
この本は、ある意味、自然体で生きるための指南書、 -
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アンガーマネジメントのために読みました。
怒りをどう捉え、飼い慣らすか。
この本では、怒りは“大事なものを傷つけられた”といった感覚で捉えると書かれています。大事なものとは、たとえば時間や労力、尊厳など。
何に怒りを感じているのか明らかにして対処していくのは道理だなと思いました。
怒りを脊髄反射的に“攻撃”で表現してしまうことは、自他共にあることですが、怒りを良くないものとして捉えず、うまく付き合えるよう、この本の考え方も参考にしていきたいです。
あと、自身の怒りはもちろん、他者から怒りをぶつけられて嫌な思いをするときにも、この考えは活かせると思います。相手はなぜここまで怒っているのか。その -
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ネタバレ感情には機能があり、感情を感じることは悪いことではない。
怒りは「大事なものが傷つけられた」というサイン。大事なものを特定し、それを守る行動につなげる。DESC法で相手に伝える。「〜べき」思考は、職場で共有されているか、役立つかの2点でチェック。満たすなら伝え、満たさないなら周囲との境界を確認して、他の意見も尊重する。
悲しみは「大事なものを失った」サイン。取り戻すための具体的な行動を、優先順位の高い方から計画・実行。
落ち込みからは失敗・欠点を考えてしまう「反芻思考」をして抜け出せなくなる。
「今、自分は○○と考えている」と表現することで客観視したり、友だちが同じ状況にあったらどうアドバイス