とみさわ昭仁のレビュー一覧
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今年(2026年)はポケモン30周年の年。赤緑発売当時8歳だった懐かしい記憶と共に楽しく読ませていただきました。
私は初代当時からポケモンファンですが恥ずかしながらゲームフリークの事をほとんど意識したことがなく、田尻智氏についてもサトシのモデルになった同名の製作者がいるという程度の認識でした。
その前提知識でこの本を読み、結果田尻氏、そしてゲームフリークにすっかり魅了されてしまいました。
またポケモンの世界観、こういう意味があったのかと色々得心がいきました。
30年前、今はなきスーパーマーケット店内の小さなおもちゃ屋で人気の赤が売り切れで親に買ってもらった緑。不思議と当時の情景を覚えているんですね。店員のおじさんが申し訳なさそうに「ごめんね、赤は売り切れなんだ」って。
30年後にポケモンをここまで好きでい続けるなんて当時夢にも思っていませんでした。
そしてこの本を読んでポケモンがもっと好きになりました。 -
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ネタバレ正直、めちゃくちゃ面白かった。
俺が世代という事では片付けられない。昔で言うと裏技や小ネタ、今で言うとショート動画で実は制作当時は〇〇だったみたいな安っぽい15秒でまとめられそうな制作秘話とは一線を画す。文章として期待を持って読み続けられる贅沢さ。
ポケモンの説明も一から、交換ができるとか、ほぼ同じバージョンながらポケモンの出現率が違うとか初心者向けに説明してくれる。裏っ返して言うと、ポケモンを説明する際には、なるほど確かにこういう説明をすれば伝わりやすいというのを考えさせられる。
とくに、交換に注目されたゲーム。とか、青版はコロコロコミックの限定予約応募だったとか。
単にポケモン好きな人だと、デザインがどうとか、音楽がとか、たしかに大事だけど本質的な違いを説明できないところを的確に言語化するその姿勢に、ただただ舌鼓を打つ。
資金繰りとか、従業員数とかに言及してくれるまさに、プロジェクトX!。濃密である
ただただグラフィックとか当時の社長の金言を語るオナニー小説とは一線を画す。
当時のゲーム開発業界の資金繰りの自転車操業感もリアルで、現実できわめて興味深い
経営者の側面と美意識のクリエイターの側面を持つ。田尻氏。ポケモン開発まで無借金経営の第一章の思想だけでも、バンカーとしてのあり方を考えさせられる。へんにレバレッジ効果で片付けず、本質的には自信のある絶対的なアイデア。そして仲間。そして推進力
似たアイデアを持っていたからこその、こっちのほうがいいかも!という確信!マジでインタビューから読み取れ!現代人!お前らにできるか??
ゲームの楽しさは画像の美しさではない。FFの開発者に読ましてやりたい! -
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ポケモンの生みの親・田尻智の半生というのは、ポケモンやゲーム好きな人の間ではおそらく有名な話。YouTubeで動画にも多数まとめられてもいるし、かく言う私もそういった動画を見てある程度は知っていた。
しかし本書では、そのような動画ではあまり語られていない苦難や逸話がたくさん登場する。
終盤あたりでは、"社会にとっての会社とは何か" という大きなテーマに沿って話がすすみ、真剣に(しかし自由に)モノ作りをするすべての人に刺さる、重要な考え方に触れられている。
これは単なる"ポケモン開発秘話"だけに留まらない。ポケモンをキッカケに、"クリエイティブとは何か?"を考えさせられる、全社会人にとって非常に参考になるビジネス本。特にポケモンが好きな社会人に、とてもオススメ。 -
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私が初めて買ってもらったゲームは「ポケットモンスターホワイト」でした。それまであまりゲームに触れてこなかった私は、すぐにこの作品の虜になりました。広大かつ作り込まれたマップ、魅力的なキャラクター。そして何より、友達と持っていないポケモン同士を交換したり、互いが持っている最強のポケモン同士で戦わせたり…。ポケモンが友達とのコミュニケーションツールとして大いに機能したことは間違いありません。
ゲームフリークの創設者である田尻智さんは、ゲームボーイの通信ケーブルから着想を得て、「モンスターを交換する」ゲームの開発を志したそうです。これがのちに爆発的なヒットを記録し、社会現象にもなった「ポケモン」の始まりでした。一大コンテンツへと成長したポケモンはその後も続編が作られ続け、先述した「ポケットモンスターホワイト」、更に後の作品へと繋がっていきます。ゲームフリークの皆さんが限りない愛を注ぎ込んで作り上げたからこそ、「ポケモン」は私たちの世代まで愛され続け、後の世代へと受け継がれていく素晴らしいコンテンツになったのだと思います。
本書では、そんな田尻さんをはじめとするゲームフリークの面々がどんな人生を歩み、如何にゲーム作りと向き合ってきたかが描かれます。本書は2000年に発売され、一度絶版となっていた書籍が復刊したものです。しかし、田尻さんをはじめとする本書の登場人物の仕事との向き合い方は、数十年後を生きる私たちにとっても大きなヒントとなるでしょう。文章も読みやすく、ポケモン・ゲーム好きの人にとっては必読の一冊といえます。 -
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「表紙にピカチュウがいる!かわいい!」そんな不純な動機で手に取った本書(ジャケ買い)だけど、内容は期待以上だった。
ゲームフリーク社が『ポケットモンスター』を世の中に出すまでの波瀾万丈の物語。正直、ゲームフリーク社も、当時のゲーム業界も知らない素人だけど、熱い気持ちになれた。夢中になり一気読みして、1本の小説を読んだかのような読後感で楽しめた。
自分自身、ポケモン金銀〜ルビサファ真っ只中の世代であり、その時から今までずっとポケモンはそばにいた。最近も変わらずポケモンに囲まれていて、ポケモンGOやポケポケをやったり、アニポケも見るし、ポケセンも行くし、グッズも購入するし、新作ポケモンが出ればやるし、もはや生活にポケモンの世界が生活の一部に入ってきている。
ポケモンのアイデアのルーツには、田尻 智さん自身の「虫取りにワクワクした子供時代」の記憶がある。そんなご自身の想いがふんだんに盛り込まれたゲームに仕上げられていて、(言語化したことなかったが)まさにそういう子供心の部分(男の子の本性?)にユーザーの1人である私もぶっ刺さっていると感じさせられた。
制作ストーリーを知って、より一層ポケモンが好きになり、今後のさらなる展開が本当に楽しみに思えた。このあたりは、株式会社ポケモンがマーケティング面もコントロールしているようで、そのあたりも注目したい(ポケパークカントー楽しみ!)
また、ポケットモンスターの制作に関わるゲームフリーク社の田尻さんやメンバーの「コンテンツ制作」に対する考え方や組織作り・モチベートなどのビジネス面での姿勢も非常に学びだった。自分自身も業界は違えど、仕事でコンテンツに携わる身であり、そういう点にでも示唆に富んだ内容だった。
例えば、「ゲームボーイの交換ケーブルの本質的な価値はなにかを探究すること」や、「打算で企画するのではなく自身の喜びを感じた実体験を起点に企画すること」など制作者でありながらユーザとしての視点を持つことなど…仕事でもそんな視点を忘れずにありたいと思った -
Posted by ブクログ
とてもよかった。
自分はゲームがとても好きで、ありがたい事に、この年でも毎年発売されるゲームに心が踊っています。ポケモンシリーズもその内の1つです。
この本を手にとった時に「もしかしたらポケモンシリーズが売れている秘訣について学べるかな?」と思い、読んだのですが良い意味で裏切られました、
この本ではポケモンの誕生秘話というよりは、タイトルにあるように「ゲームフリーク」の誕生秘話であり、創業物語が詳細に書かています。
下北沢のアパートから始まった事や、ライター時代の話、「ゲームフリーク」創刊秘話など、社長の「田尻智」さんの考えもそうですが、ゲームが好きな少年が起業家となり、ポケモンを創り上げていく話が純粋にワクワクします。
Netflixで映画化しても自分は面白いと思うぐらいに、良かったです。
自分が好きな言葉として、この本の中で「面白いゲームというのは、いつも新しい動詞を提案している」と出てきて、「確かに!」となりました。
直近ですとちょうど「DEATH STRANDING2」が出ていますが、まさに「DEATH STRANDING」が出てきた時は、梯子をかけたり、縄を投げて崖を降りたり、これまでなかった動詞 = 遊び が出たんだと思い出したのです。
これはポケモンシリーズもそうだと思い、そう思うと初代から今のポケモンシリーズにはたくさんの新しい動詞があり、それが子どもから大人までを魅力するのだと思いました。
個人的には、応援も込めて、そしてゲームが好きな少年としても、大人の今でもお勧めができる本だと思います。 -
Posted by ブクログ
初代のポケモンというゲームがどのような思想で作られたか、また作っている会社がどういった経緯で立ち上げられたや、その社長の生い立ちなどが書かれた本。
20年前に発刊された本の復刻版なので、情報は当時(金銀ぐらいの頃)のもの。いくつかの書籍から関係者のコメントなどが多めに引用されているが、今となってはそれらの書籍を探すのも大変だろうし、当時の熱量を感じられる資料として面白かった。
足かけ6年、ポケモンを作るために別ゲームの作成を受注していたという話のくだりは、結果売れたから美談になっているが、生存者バイアスを感じる。途中メインも含めプログラマが3人辞めたという話があったが、心情的にはそれはそう、という感じだった。やはり20年以上差があるので、現在となっては再現できない事柄も多いのではないかと思う。
アイデアの考え方やどうしてその仕組みが採用されたかなどは載っているのだが、製作者の方が書いた内容ではないので、表面上の話が多かったような印象。その考えに至った経緯を発案者の言葉で欲しかったなと思う場面が多かった。資料であって指南書ではないと思うので、仕方ないところではあるが。 -
Posted by ブクログ
いやぁ、復刊は知ってたんですが7月末日買いました
これは絶版になりますわー。丁寧にポケットモンスターが出来るまでを書かれていてほんと好著です
当然なんですがゲームファンが買うだろうという元に書かれているのでそこそこ説明なしで業界ネタやプログラム用語出ますが糸井重里やメガドライブのタルルートにまで言及されていて驚きました
世に出る前にスタッフで人気投票をして150匹を決めていく過程とかまったく知りませんでした
(1位ナッシーてwwwwww)
初代やった人ならあの世界ってこうやって作られたんだとノスタルジーに浸りながら読めます
僕ね、ゼニガメってポケモン好きなんですよ
顔がとにかく好みで。しかもゲームグラフィックがまるで抱っこして欲しいみたいなポーズで
だいぶ時が流れて、初めてポケモンセンターにぬいぐるみ買いに行ったんです、当然ゼニガメの
で、レジに持ってったんですね
そしたらば店員のおねえさんが
「ゼニガメが逃げないように袋に入れときますね」
って言ったんです
もうね、一瞬ゼニガメどうでもよくなりました
おねえさんに「すいません付き合ってください」
って言いそうになりました
ポケモンセンターってこういうもんなんですかね?
以後行ったことないので不明ですが、そんな若かりし頃思い出しました
何の話やっていうね。
中途で入った女性がピカチュウを書き(作り)それまでサイホーンとかガルーラを書いていたデザイナー陣がこれだ!ってなるシーンとか、いやあいい本ですよこれ
プロジェクトXですわ