てつぶたのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
サラリーマンが異世界にやって来て、勇者パーティに加わる話。
こういう作品では大抵異世界人(本作でいうハヤシ)の一人称視点で語られることがほとんどだが、この作品では勇者視点で語られるため、異世界人としてのハヤシの可笑しさが存分に描かれている。確かに、世話してないのに「お世話になっております」とか、日本のブラック企業のあれこれとか、勇者視点で見るとおかしなことばこりだなと気付かされる。そういった意味での面白さが詰まった作品でもあると思う。
また、作者さん自身が暗く重い話に抵抗があるらしく、その点この作品は魔王軍との戦いなどもコメディチックに描かれていて、読んでいて楽しかった。 -
Posted by ブクログ
謎に異世界へやってきたスーパー社畜営業マンの林さんが、社畜時代に培った各種スキルを駆使して思わぬ活躍を果たす勇者パーティもの第2弾!
1巻の面白さはそのままに、更にパワーアップした印象の2巻です。なんというか、期待を良い意味で斜め上に上回っていきますね。林さんがとにかくスゴイのはもちろんですが、林さんへの勇者のツッコミが冴えわたっていて面白い!
社畜描写を人ごとのように笑える人にはもちろん、身につまされて心で泣いてしまう人にも、おすすめできる爽快な読み口です。
そして新キャラたちがまた個性豊かで味わい深い。魔王討伐完遂までの旅路をぜひ最後まで読ませていただきたいと思います。 -
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ネタバレ 購入済み
アベルの護衛メイドとして前巻最後に登場したアンリ、今回は彼女の生い立ちや考え方や内面の表現がどうしても多くなって、スズカが異国で独り寂しがっているんじゃないかと想像して読み進めたら、当たらずとも遠からず。
でも、勇者パーティーの面々との親交は図れたのかな…。
今回第七手目の準備まで済んだところで、必要な宝玉もろともアベルが誘拐されるって…、人間対魔族だけじゃなくなりそうですが、どうなるんでしょう…?
それに魔族のニャルラ曰く、サキュバス四十八手は救世の儀ではないと言い…、エロ要素をそのままに混迷に向かうのか?