AZ Ptのレビュー一覧

  • 背徳のマリア 下

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    ネタバレ

    背徳のマリア上 から続き

    自我を壊さなければならないほどの愛が2つ
    どちらも産声を待っている

    混沌とした闇でも必ず光を感じる
    そんな世界観です

    何が正しいとか何が過ちとか、そんな事はどうでもいいのです。愛する人が幸せを微笑みで伝えてくれていれば。

    根底に深い愛があって、言葉にしない、表に出さないけれど、深い深いただ幸せを祈る愛があるから悲惨にならないのだと思いました。
    ただ穏やかに、やっと穏やかに。
    いつまでもと祈る気持ちが沸いてきます。とても愛しい作品になりました。

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    2021年02月25日
  • 背徳のマリア 上

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    ネタバレ

    抱いたのは「恋」、恋がどんどん大きくなって「愛」になったのに、秘めなければならない辛さから「苦しみの愛」になる。さらなる思いが「執着愛」となり、全てを変えてでも叶えたい「狂喜の愛」に。
    届いた愛は「純愛」そのもの。

    命を産み出せない「性」だから、命を産み出すことに執着したのか。
    絶対的な繋がり、永久的な間柄の存続を欲したための命だったのか。
    誰もに受け入れられない関係ではなく、誰もが認める関係だったら良かったのか。


    背徳のマリア下 へ続く

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    2021年02月25日
  • 罪と罰の間【イラスト入り】

    購入済み

    思ってたより深い

    前半は、高島のクズっぷりに耐えれず
    読み飛ばしてしまったのですが
    中盤以降は惹かれるように
    読み進め、後半は思ってた以上に
    深く、心温まる内容でした。

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    2020年07月28日
  • 背徳のマリア 下

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    ネタバレ

    これはもう狂気としか言いようがないと思う。
    上巻も重かったけれど、下巻はさらに思いと感じました。
    狂ってしまう描写や、呆けてしまう描写は変にリアリティがあって寒気がしました。執着心が恐ろしかったです。
    後日談として、また少し続きが読みたいと思いました。綺月先生、いつか書いてくださればいいののにな。

    ですが、読み終わるとどっと疲れがきます。精神的にも肉体的にも余裕がる時に読むのが一番良いと思いますよ。

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    2012年03月06日
  • 背徳のマリア 下

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    まさに狂気の坩堝と化している重くて痛い下巻。
    これを読んで、何も感じない人はいないのではないかと思います。いい意味でも悪い意味でも衝撃的です。

    自分を受胎させようとしている黒崎の愛が信じられなくなる和巳。都合のいい実験台だと思い込み、失望しますが、結局黒崎の切実な思いに気づき立ち直ります。肝心の黒崎は精神を病むことに。

    彰や黒崎の不幸は、約束された形がなければ愛情を信じることができない弱さにあるような気がします。愛の証とか、愛の結晶的なものがあれば、安堵し寂しくなくなると思い込んでいます。
    で、たどり着いた答えが妊娠です。
    種を守り繋いでいくことを考えれば、確かに男同士の愛は不毛だとバッサ

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    2011年08月09日
  • 背徳のマリア 上

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    慟哭の物語でした。近年、こういった「同性愛」を真っ向から禁忌な題材として扱ってる作品少ないので、新装版ではあるけど、たいへん貴重なJUNE系。
    イラストも往年のJUNEぽく、いかにもな感じでベストマッチです。表紙がすばらしい。

    圭介への報われない愛に絶望した彰は、生まれ変わることで愛されようと人生の全てを懸けます。そしてそれは、神の領域をも侵す罪を繰り返す発端に。
    彰や安藤たちが優秀な外科医でなければ、そんな発想はなかったはず。彰は自殺して終了するしかなかったでしょうね。
    ここで大切なのは彰が性同一障害とは違うところ。愛されるための手段として変身します。自己意識では男だと認めているし、圭介に

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    2011年08月09日
  • 背徳のマリア 下

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    同性カプにとって永遠に叶わぬであろう夢を実現させようとする男たちの暴走。どちらも深過ぎる愛ゆえというのは理解できるのだけど、結城にしろ彰にしろ自己完結してしまってはいないだろうか。彼らの出した結論に相手の意思や想いは含まれていないから。子供こそが愛の証と思い込んでしまうのもそれが不可能である男同士だからというのであればなおさら悲しみが増す。書き下ろしを読むと「背徳のマリア」の物語は完結していないと思えてるのでその後がとても気になってしょうがない。

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    2011年07月02日
  • 罪と罰の間【イラスト入り】

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    良い作品に出会えた!

    クズな高島が、三沢との出会いをきっかけに、これまで自分を猛省していく過程に引き込まれました。
    若いけど、三沢の言葉ひとつひとつに響くものがあり、三沢の人柄を知りたくて、一気に読んでしまいました。
    そんな三沢にも、暗い過去があり、三沢だけが悪い訳じゃないのに、敢えてその様な生き方をしている三沢が切なくて…
    そんな2人を取り囲む大人たち?常連さんたちの振る舞いが良い意味でいいあじだしています。
    読んだあと、なんとな〜くほっこりしてきます。
    この作品好きだなぁ〜🩷

    #切ない #ハッピー

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    2025年03月18日
  • 背徳のマリア 上

    購入済み

    まあ満足かな

    2カップルの話。
    前カップルは、萌えないけど、安藤のおかげで読みやすく、面白くなっている。
    後カップルは、兄弟で萌えるけど続くのが問題。
    気になるので買う予定。
    安藤のおかげでこちらも楽しそう。

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    2020年07月26日
  • 背徳のマリア 下

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    5年ぶりの再読。
    今回は落ち着いて読めた。
    初読のときはガクブルしたもん。

    やっぱり安藤の存在は大きいね。
    このムサい男がいなかったらこの物語は痛過ぎてつらい。

    それにしても、黒崎結城のマッドさには恐れ入るなあ。
    愛し合ってるのに一方通行だったもんなー。

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    2016年04月07日
  • 背徳のマリア 下

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    ここまでしなければならんのか、と言うくらいに彰の愛情は業が深い。結城と和己の兄弟も業が深い。一人浮世離れしているのが早坂で、安藤も豪快に境界線を越える。だが、BLを読み慣れていると「男同志でもいいじゃない」が当たり前になってしまっている自分の脳内を再確認させられた。いつの間にか気付かないうちに「BLなので普通ではあり得ないとしても間違いなく男同士が愛し合う」と疑いなく思い込んで読んでいるな…と。それでも男でなければならない事が書いてあった。BLとして成り立っているのが当り前じゃないんだ…

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    2013年11月04日
  • 背徳のマリア 上

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    巻末収録の「背徳のマリア 追慕」の、彰の圭介に対する親友以上の恋慕の描写が物凄く切ない。その切なさがあってこその所業だ、と言うのは、これを読むとじわじわと感じられてくる。

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    2013年10月16日
  • 背徳のマリア 上

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    ネタバレ

    BL界にはままある「もしも自分が女性だったら、攻は自分を好きになってくれるだろうか」という、受のセンチメンタルな語りが……。

    まさかのまさか、本当に女にしちゃうお話は、BL界広しといえどそうそうない。

    この一種狂気じみた受の、ねっとりねっちりとした攻への執着には、思わずぞっとするものがある。
    自分の社会的地位や立場、性別に戸籍等々全てを捨ててでも、攻に振り向いて貰いたいという、悲しいまでの受の覚悟に胸が痛みました。
    じゃ、どうしてそこまで?
    という疑問が湧くわけですけれども、この攻がもうBL攻様としてはあり得ないくらいの鈍感男なんですよ……しかも完全にヘテロ。
    そして女の身体になって攻の前

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    2012年05月21日
  • 背徳のマリア 下

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    上下巻一気に読み終え本を閉じた瞬間深ーいため息。
    今はただこの狂った世界から解放された事が嬉しい。

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    2012年04月08日
  • 背徳のマリア 下

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    狂気の沙汰という言葉がぴったりですね…!
    誰も彼も狂ってるよ!
    セルフ手術のくだりとか怖すぎwww
    久々に目が急ぎすぎてもつれそうになるぐらい先が気になる作品でした

    しかしこの攻め、BLの攻めとしてダメ男すぎww色んな意味でw

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    2011年10月19日
  • 背徳のマリア 上

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    なるほど、最早BLじゃないですね
    一途すぎて切ないです
    読み応え抜群

    脇役の安藤が良いキャラしてました

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    2011年10月18日
  • 背徳のマリア 下

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    こんなに後味悪く終わるとは思ってなかった…。これを後味悪いと感じるかは人それぞれだと思うけど、少なくとも今までのBLの基準で考えると一瞬呆然とすると思う。

    安藤先生が意外なほど最後までいい人(笑)

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    2011年07月29日
  • 背徳のマリア 上

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    報われないとわかっていてもなお募る想いに押し潰され辿り着いた究極の選択に狂気すら感じたけれど、深く切なく重い恋情が痛いほど伝わってきて胸が軋むようだった。そしてその結果生まれた不安も現実の厳しさとして伝わってくる。男同士の妊娠については、受精卵を大腸に着床させ妊娠出産させることが可能というイギリスの大学教授の見解を知ったばかりなので、妙にリアリティを感じた。生命の誕生にどこまで人の手を入れるのかという倫理的な問題を孕む領域に迷うことなく踏み込んでいく黒崎兄がとても怖い。AZさんの表紙絵、すごく好きです。

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    2011年06月05日
  • 背徳のマリア 上

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    つまらなくはない…し、滅多にみない物語だとは思う。
    ノンケ男を好きになって、女になってでも結ばれたい!ってのはよくある話だけど、実際に手術をして完全女体になってしまうとそれはもうBLの次元を超えてるというか。

    触手もグロも変態プレイもヘイキな方だとは思ってたけど、意外と内臓系には弱かったのかもしれないと気づいた。というか生態系から狂わせるような物語がだめなんだと思う。それが医学の発展だと言われてしまえばそれまでだけど。

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    2011年07月28日
  • 背徳のマリア 下

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    こちらも上巻からの続きで重い、ぐっと重かったです。
    何故、男女が結ばれたら赤ちゃんが出来て当然なのか。
    同性同士には絶対無理だとされている愛の結晶、赤ちゃんの存在が
    重いです。
    男女間であっても今は不妊に悩む夫婦はかなり多いし、実態は殺伐としていて悲惨だと思います。男同士でなくても、得られない物はあるんです。
    好きな人の子が欲しい、遺伝子を残したい、それに執着するあまりの異常さに付いていけませんでした。
    歪んだ愛情から実の弟に自分と弟から培養した受精卵を着床させる外科医の黒崎。
    安藤の後輩で優秀な外科医である黒崎結城は弟和己を騙して妊娠させ、やがて精神に異常をきたしていく。
    一方、女性として圭

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    2011年07月14日