本田創のレビュー一覧

  • 水のない川 暗渠でたどる東京案内

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    POKEMON GOならぬANKYO GO!あまりの面白さに驚いています。陣内秀信「水都 東京」からの鈴木浩三「地形で見る江戸・東京発展史」、からの「東京の美しいドボク鑑賞術」、からの本書。江戸、そして東京という都市の歴史を「水の流れ」という視点で捉える読書が、細く長く偶然に繋がって、たまたま手にした本です。その源流は中沢新一「アースダイバー」かもしれませんし、門井慶喜の「家康、江戸を建てる」「江戸一新」なんどの小説にも寄り道しているかもしれません。しかし、縄文の記憶とか、江戸幕府の統治とかの大きな物語としてではなく、土地で生活する人々の暮らしの痕跡としての暗渠という存在が小さな記憶の点である

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    2023年07月02日
  • 失われた川を読む・紡ぐ・愉しむ 東京暗渠学 改訂版

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    最近TVなどでも時々みかける失われた川、暗渠。詳しい地図とともに詳しい解説があり良かった。東京の地形を見るうえで川だけでなく川であった暗渠も見ていくと浮かび上がるものがある。私の身近な地域にも暗渠があり詳しく解説されていて良かったが、あまり身近でない地域のはなかなかピンとこなかった。

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    2025年02月09日
  • 水のない川 暗渠でたどる東京案内

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    東京には人知れず流れている川がある。




    川や水路にふたをしている地下の水路が本来の意味だった「暗渠(あんきょ)」だったが、もともと川だったりした場合に、その土地の空間とあわせて暗渠と呼ぶことも多いと説明している。





    「ブラタモリ」ですっかりおなじみになった暗渠。




    隠しても地形までは隠しきれず、「痕跡」が残っている場合が多い。




    不自然に曲がった道など「土地の記憶」を今でも見ることができる。




    戸越銀座といえば、メディアでも取り上げられることの多い商店街だ。




    しかし、大正末期までは川が流れていて、水田が東西に連なって広がっていた意外な一面があった。


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    2022年12月19日
  • 水のない川 暗渠でたどる東京案内

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    暗渠を巡る作品。あなたの地元も登場するかも?

    本書にも出てくる小平市の隣に居住。ジョギングしながら暗渠や高低差を体感するのが趣味なので、小平市の大沼田用水の章が何より楽しめた。

    上水が動脈、排水が静脈という例えが絶品に思う。今は役目を終え暗渠となっていても、昔の人々の叡智を辿るのは何とも楽しい。

    あなたも是非暗渠散歩に出かけてみよう!

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    2022年11月12日
  • はじめての暗渠散歩 ──水のない水辺をあるく

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    暗渠についてのコラム集。オムニバス形式であり体系的な研究、分析があるわけではないが、暗渠に興味がある人の入門、きっかけとして読むべきかもしれない。その中でも文学作品と暗渠、溝の関係に言及したコラムは興味深い。街歩きを充実させるための一冊。

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    2021年01月24日
  • はじめての暗渠散歩 ──水のない水辺をあるく

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    本棚から取り出して久しぶりに再読。発売直後に近所の書店主催で、著者の方々と藍染川の暗渠を歩いた記憶がよみがえりました。暗渠マニアではないですが、暗渠サインを見つけるとこの本を思い出します。

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    2020年10月04日
  • はじめての暗渠散歩 ──水のない水辺をあるく

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    それぞれの肩書きが戦隊ヒーローみたいでかっこいいです。色々な角度から暗渠について書かれていて面白かったですが、カラーの地図が欲しいです!

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    2018年02月13日
  • はじめての暗渠散歩 ──水のない水辺をあるく

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    暗渠あんきよ ってブラタモリで一般人も使う様になったのでは?

    京阪神、関西の情報が欲しかった。

    大阪と神戸のみであった。

    そこは残念。

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    2022年02月02日
  • はじめての暗渠散歩 ──水のない水辺をあるく

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    <目次>
    第1章  暗渠入門
    第2章  暗渠のいろんな顔
    第3章  あちこちの暗渠

    <内容>
    体系だって纏められた本ではない。「ミズベリング・プロジェクト」や「みちくさ学会」というウェブサイトに載った記事を中心にまとめたもの。「入門」と言える内容はほとんどない。ただ、文学上の暗渠の話や実際に現地を歩いたりする内容はなかなか示唆に富む。地図もきちんとしていて、この手の話は地図がないとわからないことが多いので、その点は評価できる。

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    2021年08月23日