作品一覧

  • 失われた川を読む・紡ぐ・愉しむ 東京暗渠学 改訂版
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    1巻2,860円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできません。 暗渠空間、暗渠の歴史、暗渠に残る川の記憶。それらにアプローチできる20エリアを歩ける地図とともに考察。暗渠とは、どんな存在なのか。何を内包しているのか。 いまから100年ほど前まで、東京には無数の川や上水路・用水路、運河や堀割があった。それらの大部分は失われたが、いまもなおその存在感を漂わせているところも多い。 本書は、暗渠(ここでは、流路の痕跡を含めてそう呼ぶ)を歩く形で紹介しながら、それぞれの暗渠に空間・時間・景観の三つの軸からアプローチして、体系的にその姿をひもといていく。 【主な内容】 ●第1部 東京の暗渠空間…多層的なレイヤーと水路網の広がり 新川と大泉堀(白子川上流部) 鮫川~桜川 三田用水と分水路 仙川のあげ堀 前谷津川 葛西用水西井堀 ●第2部 東京の暗渠史…水路網の形成と消滅 神田堀(竜閑川)・浜町川と神田大下水(藍染川) 指ヶ谷と鶏声ヶ窪の川(東大下水) 谷沢川 立会川とその支流 小沢川 三ヶ村用水 ●第3部 暗渠に残る川の記憶と暗渠スケープ…失われた空間と時間への手がかり 神田川支流(玉川上水幡ヶ谷分水) 仙川を渡る三つの用水 狛江暗渠ラビリンス 練馬の谷戸の暗渠群 石神井川の源流を探して 白子川於玉ヶ池支流と幻の兎月園 麻布十番・六本木界隈 「清正の井」から流れ出す川と暗渠
  • 水のない川 暗渠でたどる東京案内
    4.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 暗渠(川跡)を通じて、往時の東京の町の姿(江戸時代からの変化、戦前・戦後の変化、高度経済成長期での変化など)を見直す。著者作成の暗渠地図、町の変化の様子がわかる古地図、そして暗渠周辺の様子がわかる写真などの豊富なビジュアルと、そのエリアに伝わる伝承やそのエリアで生まれたカルチャーなどを紹介することで、その町の変化と性格がわかる 1 冊。
  • はじめての暗渠散歩 ──水のない水辺をあるく
    3.6
    1巻770円 (税込)
    テレビの散歩番組でもよく出てくる暗渠って何? それはかつて川や水流だった跡地のこと。暗渠をさがせば街は探検の舞台となり、暗渠をたどれば土地の歴史が見えてくる。本書では、まず橋跡、車止めなど暗渠探しのポイントを開示。次に、夜の暗渠、文学や漫画作品と暗渠などの様々な魅力を伝え、東京を中心に、横浜、埼玉、大阪、神戸の主な暗渠も案内する。
  • 水のない川 暗渠でたどる東京案内

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    POKEMON GOならぬANKYO GO!あまりの面白さに驚いています。陣内秀信「水都 東京」からの鈴木浩三「地形で見る江戸・東京発展史」、からの「東京の美しいドボク鑑賞術」、からの本書。江戸、そして東京という都市の歴史を「水の流れ」という視点で捉える読書が、細く長く偶然に繋がって、たまたま手にした本です。その源流は中沢新一「アースダイバー」かもしれませんし、門井慶喜の「家康、江戸を建てる」「江戸一新」なんどの小説にも寄り道しているかもしれません。しかし、縄文の記憶とか、江戸幕府の統治とかの大きな物語としてではなく、土地で生活する人々の暮らしの痕跡としての暗渠という存在が小さな記憶の点である

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    2023年07月02日
  • 水のない川 暗渠でたどる東京案内

    Posted by ブクログ

    東京には人知れず流れている川がある。




    川や水路にふたをしている地下の水路が本来の意味だった「暗渠(あんきょ)」だったが、もともと川だったりした場合に、その土地の空間とあわせて暗渠と呼ぶことも多いと説明している。





    「ブラタモリ」ですっかりおなじみになった暗渠。




    隠しても地形までは隠しきれず、「痕跡」が残っている場合が多い。




    不自然に曲がった道など「土地の記憶」を今でも見ることができる。




    戸越銀座といえば、メディアでも取り上げられることの多い商店街だ。




    しかし、大正末期までは川が流れていて、水田が東西に連なって広がっていた意外な一面があった。


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    2022年12月19日
  • 水のない川 暗渠でたどる東京案内

    Posted by ブクログ

    暗渠を巡る作品。あなたの地元も登場するかも?

    本書にも出てくる小平市の隣に居住。ジョギングしながら暗渠や高低差を体感するのが趣味なので、小平市の大沼田用水の章が何より楽しめた。

    上水が動脈、排水が静脈という例えが絶品に思う。今は役目を終え暗渠となっていても、昔の人々の叡智を辿るのは何とも楽しい。

    あなたも是非暗渠散歩に出かけてみよう!

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    2022年11月12日
  • はじめての暗渠散歩 ──水のない水辺をあるく

    Posted by ブクログ

    暗渠についてのコラム集。オムニバス形式であり体系的な研究、分析があるわけではないが、暗渠に興味がある人の入門、きっかけとして読むべきかもしれない。その中でも文学作品と暗渠、溝の関係に言及したコラムは興味深い。街歩きを充実させるための一冊。

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    2021年01月24日
  • はじめての暗渠散歩 ──水のない水辺をあるく

    Posted by ブクログ

    本棚から取り出して久しぶりに再読。発売直後に近所の書店主催で、著者の方々と藍染川の暗渠を歩いた記憶がよみがえりました。暗渠マニアではないですが、暗渠サインを見つけるとこの本を思い出します。

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    2020年10月04日

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