アンドレアス・フェーアのレビュー一覧

  • 弁護士アイゼンベルク

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    ネタバレ

    馴染みがないドイツの人名は難しいし、最初は主人公のラヘルがちょっと苦手かも…と思ったのだけど、面白かった。
    現在の事件と過去の出来事がどう繋がっていくのか気になり、一気読み。
    ラヘルには難しい年頃の娘や別居中の夫がいて、それぞれとの関係や日常部分も興味深く読んだ。
    2作目も気になる!

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    2021年03月02日
  • 弁護士アイゼンベルク 突破口

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    過去と今の二つの物語が同時進行するのが、このシリーズの特徴なのですね。前作に続き、この作品でも、その様な物語が展開されます。それと、最後にどんでん返しが起きる展開も、このシリーズの特徴です。

    さて今回は、事件もさることながら、アイゼンベルク本人にまつわる驚く話も明らかにされます。ちょっとビックリ。

    それと、相棒?の探偵も出てきて、今後の作品でも、その探偵が出てくることを期待です。そうすれば、話が広がるしね。

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    2020年07月28日
  • 弁護士アイゼンベルク

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    面白い!

    ドイツの推理小説と、日本では数が少ない作品ですが、複数の異なる国が地続きであるヨーロッパ特有の背景も物語に盛り込まれていて、それがこの作品の伏線にもなっています。

    いやぁ、結末(の一歩前)は「そう来たか」と。複雑な事件を解決したのに、まだページが結構余っていたので「変だな?」とは思ったんですよね。

    二作目も翻訳されている様なので、読んでみたいと思います。

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    2020年06月26日
  • 弁護士アイゼンベルク 突破口

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    女性弁護士ラヘルは知り合いとは言え仲が良いとは言えない映画プロデューサーのユーディットから弁護を依頼される。恋人を爆弾で殺したという容疑。状況証拠は沢山ある。調べてみると、誰か別人が殺したと思えなくもないが、ユーディットも怪しい。彼女が5年前に参考人となった殺人事件も交互に描かれると・・・

    面白いと言えば面白いし、事件がちっちゃいと言えばちっちゃい。

    動機や方法などかなり読ませる。ただ背後に巨悪が潜んでいる感じがしながら読んでいたのでその辺は肩すかし。しかし、悪いわけじゃない。そんな期待をしていた方が悪い。巨悪じゃなく個人的な話だということを前提に読めば、相当面白いミステリーだった。

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    2020年03月16日
  • 弁護士アイゼンベルク

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    腕利きの弁護士が鋭い洞察力と行動力を武器に窮地に陥った依頼人を救う。
    弁護士アイゼンベルク、面白かったー。

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    2019年06月16日
  • 弁護士アイゼンベルク

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    アイゼンベルグのキャラがいい。人を使い慣れたバリキャリ弁護士。テンポもよくスピーディー。小気味よく読めた。日常描写も好み。

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    2018年06月05日
  • 聖週間

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    シリーズ第三弾。

    クリスマスの朝、女優カタリーナ・ミルルートの娘、レーニが射殺さる事件が発生。
    この件はレーニの叔父による過失致死という事で執行猶予判決が下り、解決したかに見えていました。
    それから数ヶ月後、復活祭前の聖週間にミースバッハ刑事警察の問題児・クロイトナーの知人の配送車の中から、ミルルート家と因縁のある元女優の死体が発見されます。
    死体を発見したクロイトナー巡査(お約束)と偶然居合わせたヴァルナー警部は、これを機にレーニ射殺事件も再調査することに・・。

    まさに“ドイツ版・両津勘吉”といった感のある、クロイトナー。
    この巻でも今まで以上にやらかしまくっていて、よく警察をクビになら

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    2024年01月06日
  • 咆哮

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    9.5割位まで全く事件の真相が見えなくて、あ、終わりだ、ぽいっ、ぽいっ、と事実を二つ程投げ込まれて、だだだーと終わる。最近こういうの多くない?作者はハードSなのかハードMなのか、読書とはただの暇つぶしというアイテムでよいのか。。。とかおもぅぃました。シリーズ物の幕開け作品らしく無駄に同僚などのやりとりがあったり、家族がこれからなんかやらかしますよ、という匂わせなどあり。うん、まあ要するに今回もはまれなかった。

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    2023年08月05日
  • 羊の頭

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    シリーズ第二弾。

    ドイツ南部、リーダーシュタイン山の山頂で、クメーダーという男が射殺される事件が発生。
    クメーダーは、死の直前に偶々居合わせたクロイトナー上級巡査に二年前に失踪した恋人の行方を、弁護士・ファルキングが知っていると告げていて・・・。

    タイトルになっている「羊の頭」とは、バイエルン州の伝統的なカードゲーム・「Schafkopf(羊の頭)」のことで、本文中にも登場人物達がSchafkopfに興じる場面が出てきます。
    さて、前作で凍結した湖で少女の死体を発見し、本作では、目の前で男が射殺されるという、相変わらず“持っている”クロイトナーと、祖父のマンフレート爺さんの“現役っぷり”に

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    2023年04月28日
  • 咆哮

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    『弁護士アイゼンベルク』シリーズが面白かったので、同著者のデビュー作だという本書を手に取ってみました。

    ドイツ南部の凍てついた湖の氷の下から、少女の死体が発見されます。
    殺人事件として捜査が開始されますが、捜査の指揮をとるヴァルナー主席警部の自宅屋根の上から、新たな少女の死体が発見されて・・。

    連続殺人事件のパートと雪山で大ピンチになっている父娘のパートが交互に描かれる展開からスタート。
    デビュー作という事もあってか、序盤は文章がちょっと読みずらい部分もありましたが、地名やキャラ特性がわかってくるにつれ、プロット自体はよくできていることもあって徐々に引き込まれていきました。
    死体に隠された

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    2023年04月01日
  • 弁護士アイゼンベルク 突破口

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    フェーア、2作目。前作と同じく、過去案件と原罪がクロスして行く・・見出しについている日付はかなりのキーになって行く。
    更に弁護士の姉が30年前に眼前で事故死した心の傷も伏線に入ってくる。

    弁護士のキャラは今回も好きになれず。
    知的、やり手だけに男性と同じく「色を好む」の家、かつての恋人、夫、部下とも恋愛関係で股がけ。

    独逸の刑事裁判の進行は日本と大きく異なり、法廷サスペンスとしての取引が作品の大きな魅力?面白さに繋がっている。
    日本ではありえない「弁護士が探偵を雇い、独自に調査を進め、裁判中にも情報がどんどん入ってくる」のは驚かされる。でもこの探偵、地味に面白い存在。

    公判前の拘留審査に

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    2022年03月20日
  • 羊の頭

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    私には難かしかった。事件当日と現在を行きつ戻りつしながら犯人を特定していく手法だが、私からしたらミステリーの行先よりツィムベックのDV
    さえ止められないクロイトナーの不甲斐なさが不快だった。二転三転、ハラハラさせる展開だが、次作を読みたいかは否かな。

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    2021年10月11日
  • 咆哮

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    <弁護士アイゼンベルク>シリーズはタイトルしか存じ上げないが、その著者によるドイツ発の警察小説<ヴァルナー&クロイトナー>シリーズの第一作目。クロイトナーは傲岸不遜で独断専行型の不良警官だが、異様な強運の持ち主で、丹念な地取りを続けるヴァルナー警部を尻目に、常に美味しい場面を掻っ攫うという何とも独特の存在感を放つ。今作がデビュー作とあってか、荒削りで煩雑な印象は否めないが、巻を重ねる毎に洗練されていくのだろうな。脇役ではあるが、ヴァルナーの祖父の一癖も二癖もあるキャラクターも中々エキセントリックで面白い。

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    2021年04月04日
  • 弁護士アイゼンベルク 突破口

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    ノイハウス等の名訳者、酒寄氏が訳しているので期待して読み始めた。なるほど、映像化され易いスピーディな展開だったし、嘘でしょ、と突っ込みたくなる程、調子良く進んで行った。軽く読めるエンターテインメント的ミステリー。

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    2020年05月27日
  • 弁護士アイゼンベルク 突破口

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    凄腕の女性弁護士アイゼンベルクは、映画プロデューサーのユーディットから弁護を依頼される。ログハウスにプラスチック爆弾を仕掛け、滞在していた恋人を遠隔操作で爆殺した容疑で逮捕されたというのだ。無実を主張するユーディットの弁護を引き受けるが、彼女の自宅からは爆弾と起爆装置が発見され、さらに何かを隠しているようで……。

    シリーズ第2作。やや展開にもたつくところがあり、一気に読み終えることはできなかったのが残念。

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    2020年02月16日
  • 弁護士アイゼンベルク

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    凄腕の女性弁護士にホームレス少女からの弁護依頼。殺人の被疑者は元恋人の物理学者。コソボから逃げてきた母子から、一族の復讐のため夫の居場所を聞き出そうとする刑事と異母弟。問い合わせてきたミュンヘンの女子学生。

    如何にして、何故敏腕になったかが垣間見える、がっつりミステリー。

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    2019年04月14日
  • 弁護士アイゼンベルク

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    先日読んだ『償いは、今』とストーリーでカブっているが、本作品の方が骨太。テレビドラマの原作という印象は同じだが、作者は長年テレビドラマの脚本を手掛けてきただけあって、映像的で疾走感のある仕上がりとなっている。

    主人公が囚われの身で絶体絶命のシーンから始まり、視点が変わり時間も前後して複数の事件が並行していくというストーリー。一体どのように交錯するのかの興味で引っ張り、弁護士の人生と法廷劇をうまく絡めている。

    二転三転の展開と衝撃的な結末もあって面白いが、もうひとつ物語にコクがない。終盤は強引にバタバタしすぎであまり好きじゃない。でもってこのヒロインも好きになれなかった。意味深なラストだった

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    2018年07月15日
  • 弁護士アイゼンベルク

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    凄腕の女性弁護士アイゼンベルクは、ホームレスの少女から弁護を依頼される。彼女の友人のホームレスの男が若い女性を殺害し、死体を損壊した容疑で逮捕されたのだ。しかもその男がアイゼンベルクの元恋人だったと判明する。高名な物理学教授の彼がなぜホームレスになり、殺人の被疑者に? 二転三転する事件と、法廷での熾烈な論述戦の果てに明らかになる、あまりに意外な犯人。ミステリドラマの脚本家としても名高いドイツ推理作家協会賞受賞作家が贈る傑作ミステリ!

    リーガル・サスペンスを期待していたのだが、全然違う展開になってしまった。ご都合主義もいいところ。

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    2018年05月06日