麻希一樹のレビュー一覧
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物語に入り込めてきたせいか第一作より★+1。文字のボールドフォントも気にならなくなってきた。「お花畑騒動」相反する条件のときの対処方法で大いに悩むというのは「青春」って感じがする。年をとると「有限の時間」を意識するようになるせいか、もっと早く決断すること、そして、その決断による結果(起きてしまったこと)にいつまでもかかずらったりせずにいられるようになるのだと思う(なっていけるのかなあ)。平凡さに悩む美樹が「俺ガイル」の由比ヶ浜ポジションか。3人チームだとどうしてもそのポジションが生まれてしまいそう。でもその普通さゆえに「つなげる」ができる。3人じゃないのでちょっと違うけど「けいおん」のあずにゃ
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ネタバレ5分後に意外な結末が好きだったため、悩み部も読んでみました。私がこの本の中で特に好きだったところは『 けむりババア』という章です。最初は題名からとても面白そうだと思い読んでいました。途中で剛が『 いいか?みんな、落ち着いて~ババアがトイレに出たんだよ!』という文が最後まで読んでとても心に残った文でした。題名だけ見たら怖いお話かなと思っていたけど、途中で『 それってただの変態じゃない?』や、『 ババアですって?!』という文で怖さがなくなり読んでて笑ってしまいました。このお話はこの本の中で特に心に残った章であり、1番好きな章でもありました。また読みたいです
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Posted by ブクログ
幻想的な表紙のイラストとは相反して、内容はリアルでとても重苦しい。
両親が離婚して苦しむ少女と、震災で家族を失ったことで声が出なくなってしまった少年の話。
高校生なのにろくに青春らしいこともやれず介護に負われる日々の少女が、同じ境遇のクラスメイトと仲良くなる話。
『変わってる』とか『よくわかんない』と言われてしまうことに恐怖を覚え、学校に馴染めず不登校になった少女の話。
どれも胸を揺さぶられたり共感できる話で、最後は希望がみえるような終わり方になっていてよかった。
身近にあるけど、でも普段は目を向けないようなことが題材にされてるから、この機会にそういうことを考えるきっかけになったと感じる。興味