デニス E テイラーのレビュー一覧

  • われらはレギオン1 AI探査機集合体

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    ネタバレ

    初めて目にした時から読みたかった作品。
    1巻の時点で、
    「機械での人格のエミュレート」、「蘇り」、「自己の複製(コピー)」、「外宇宙探査」、「宇宙空間での戦闘」、「(人類以下のレベルの)知的地球外生命体」、「(人類以上のレベルの)(おそらく敵性の)知的地球外生命体」、とアイディアを出し尽くしたんじゃないかというくらいの盛りだくさんの内容で、最初から最後までダレることなく面白い。

    主人公のボブには共感する部分が多く、どんな状態でも前向きで楽しんでいる様子や常に頭を使っている点は自分も同じだろうと思って、イライラすることなく読んでいられた。
    明るく前向きとは言っても、目が見えない(カメラがオフラ

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    2024年02月27日
  • われらはレギオン1 AI探査機集合体

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    人類が他星系へ進出するための現実的な考察、方法論が描かれていて、非常に面白く読めました。いわゆるシンギュラリティを迎えた後は、他星系探索などにおいて時間的空間的制約を乗り越えるためには、人類の活動はある程度AIにまかせるようになるのではないかと感じました。主人公たちの愉快な性癖なども親しみを増してくれると思います。

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    2021年10月24日
  • われらはレギオン3 太陽系最終大戦

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    三部作の最終巻。ボブ達は500人くらいに増えて、冒険したり、恋愛したり、地球を防衛したり、お節介をしたりと忙しい。あとがきでは、このシリーズで新刊も予定されているらしい。これだけ魅力的な世界を作ってしまったら、色々と書きたい話も出てくるだろうと思う。

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    2019年09月14日
  • われらはレギオン1 AI探査機集合体

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    3部作か…ついていけるかなと不安になりつつも購入。でも大丈夫でした。相当面白いですこれ。完全にわたし向け。今2巻目めを読んでいます。どう展開していくのかとても楽しみ。

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    2019年07月10日
  • われらはレギオン2 アザーズとの遭遇

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    今年のSFで
    一番面白いんじゃない?(SF自体そんなに読んでないけど)
    事故で死んでAI(電子頭脳)になって、滅亡しかけている地球から、新たな惑星開発の使命を受けて探索し続けるボブとボブのクローン達の
    文字通り群像劇
    謎の敵が現れ宇宙戦争モノになるかと思いきや
    地球の人類滅亡すべき党の残党対策に追われたり
    サイボーグ開発、新たな星でのファーストコンタクト(歓迎されないことが多い)
    出会いや別れなどなど盛りだくさんで進む。

    「老人と宇宙」「火星の人」を読んでからだとさらに楽しめます。
    10月が待ち遠しい…

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    2018年07月10日
  • われらはレギオン1 AI探査機集合体

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    「老人と宇宙」「火星の人」のいいとこ取りをしたようなユーモアありの本格SF って感じで読み進めてたら、あとの解説でまんま上記に二作の名前が出てきて苦笑い。サクサクっと展開していく感じがいいし、マルチタスクのボブ達の掛け合いが面白い。
    三部作でそろそろ二作目が出るけど
    三作目が出る頃には読み直さないいけなくなりそう
    どのボブがボブだか…

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    2018年06月27日
  • われらはレギオン1 AI探査機集合体

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    うん、うん、これこれ。
    人類ほぼ絶滅。なのにいがみ合い。
    救いの船の奪い合い。
    人間のデータ化もこんな風に書いてほしかった。これですよ。
    そしてスタートレック的な宇宙戦争。
    最高。早く続きが読みたい。

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    2018年04月13日
  • われらはレギオン3 太陽系最終大戦

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    ネタバレ

    2巻で感じたボブのゴチャゴチャ感が整理されたように感じた。
    物語が収束してきて、深宇宙への探査ではなくアザーズとの決戦に話が集中してきたからだろうか。
    新しい星の話はおまけ程度に挟まれているが、「メインが2〜3系統あって、時々フレーバーとして出てくる」という感じの方が把握しやすい。

    3巻では人類側の主要人物、特にボブらと親しい人物が死に直面することで、人の心を持つ不死の機械と人間との境を感じさせる描写がいくつもある。
    ヴァンパイアもの(他にもファンタジー)でも問題になることがあるが、人間の寿命を大きく超えて生きると、親しくなった人は必ず失うことになる。今作でもボブが感傷的になったり、人間との

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    2024年03月04日
  • われらはレギオン2 アザーズとの遭遇

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    ネタバレ

    講和の出来ない侵略者アザーズとの接触と交戦、圧倒的敗北で、これまでのゆったりした開拓から緊張感のある話になってきた。
    ただ、多くの領域に探査に行くのは良いが、話がとっちらかってきて、ボブのコピーも増えるので登場人物の見分けも出来なくなってきている。巻末に家系図(?)が欲しい。

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    2024年03月04日
  • われらはレギオン1 AI探査機集合体

    購入済み

    AIの感情表現とその周辺技術

    AIはもし感情を持ったらという表向きのストーリー設定とその展開もさることながら、もしシンギュラリティポイントを超えた場合どんな科学的技術がそれを支えることになるのかかなり面白い想像力が発揮されてます。そして、それはないだろうと思えない点ばかりなのが恐ろしい気持ちにもさせます。続編を読み続けたいと思うかなりの傑作だと思います。

    #ドキドキハラハラ #タメになる

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    2022年05月27日
  • われらはレギオン1 AI探査機集合体

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    なんだか「今」と似ていないかい?

    今、お互い画面の中の「画像」でコミュニテーションを取って仕事している在宅ワークの様子は、主人公の「ボブ」同士が、VR空間の中で相談してそれぞれの「課題」に対処する様子と……。
    会社が望むものは睡眠も食事も不要で時間の感覚すら自由に調整できる「ボブ」。
    まあ、そのとき経営者は真っ先に「人間」個体じゃないでしょうけどね。

    AI(人工知能)とは違った「レプリカント」
    それも記憶と思考回路のみ機械に移植することで、“AI“の限界を超える“ヒラメキ”の能力が期待され、気の遠くなるほどの期間を要する宇宙船の「船長」となる。

    どの場合も成功するとは限らず「僕は人間なの

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    2022年04月12日
  • われらはレギオン1 AI探査機集合体

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    ハードSFということですが、イーガン作品のような難解なものはなく、カバーイラストのとおりエイリアンとの艦隊戦があったりで、最後まで楽しませてくれました。コピーされたAIが別人格となり、それぞれの個性に合わせてストーリーが展開していくのも面白かったです。

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    2021年11月18日
  • シンギュラリティ・トラップ

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    なかなか面白かったです。
    自分が消される危険に身を置きながら、コンピュータを欺くなんて、痛快すぎる❗
    論理的にしか考えられないコンピュータからしたら、直感ともいえる人間の感性的な思考と表現は理解しがたいのだろう。

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    2021年11月02日
  • われらはレギオン3 太陽系最終大戦

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    迫り来るアザーズの侵略にボブたちが対抗する。宇宙での緊迫した戦いが繰り広げられる。地球人は他の星系に移住することになるのだが、その戦略は今も昔も変わらず、山のような調整作業をボブたちが考える。そして、様々な星系での物語もバラエティに富み、アンドロイドとその星の原住民との交流など、より人間臭くなるボブたち(元は生身の人間だけどね)に感情がシンクロする。

    200年以上先の未来の物語であるが、現代と変わらずメールを使っていたり、例えが古くさかったりと、古き良きものを懐かしんでいるととらえるか、興醒めととらえるかは評価が分かれるところだ。SF好きであれば、オタクっぽい物事が出てきているので、心をくす

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    2020年03月26日
  • われらはレギオン1 AI探査機集合体

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    レギオンとは多数を意味する言葉だそうだ。なるほど。本作の主人公は不慮の事故で亡くなったボブが、人工知能(レプリカント)として甦り、太陽系外に自身を複製しながら地球を救う物語。地球は大きな核戦争でほぼ滅亡状態。そこからどうなるかは次巻以降のお楽しみだ。宇宙は広いというが、それでも地球人同士で戦闘をするのは、とても滑稽。恒星間宇宙にまで進出して、生身の人間ではなく人工知能になってまでも戦争しなきゃならんほど人類は愚かなのだと皮肉っているようだ。

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    2020年03月19日
  • シンギュラリティ・トラップ

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    ネタバレ

    借金を返すため、採掘宇宙船に乗り込んだアイヴァン。家族のために必死になる姿は痛々しいほどだ。そんなアイヴァンだが、採掘中に何者かが仕掛けた罠に嵌まる。ナノマシンに腕を侵食され、最後には体すべてがナノマシンに入れ替わる。ただし、記憶や意識はそのままなので、まずナノマシンのアイヴァンは肉体を持つアイヴァンと同じなのかというテセウスの船のパラドックスに陥る。

    アイヴァンが嵌まった罠の目的は後半に明らかになる。太陽系の生物を絶滅させる恐れがあるものだった。スペースオペラのようなミステリのような冒険小説のような作品だった。

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    2020年02月10日
  • われらはレギオン2 アザーズとの遭遇

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    冒険、開拓、移民、ファーストコンタクト、ボブたちの多彩な活動に、テロリスト対策。巻末にボブたちの系図が書いてあるけれど、もう誰が誰だかわからなくなってきている。三部作の途中というよりは、3巻の真ん中という感じが強いという印象がより強くなったので、次の巻で、いろんなことが納まるところに納まってくれることを期待。

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    2019年05月19日
  • われらはレギオン1 AI探査機集合体

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    面白かった。
    マンガチックであるが、ファンタジーなしのガチなSF。
    2〜30光年の世界を時間の制約に縛られず、箱庭のような感覚で楽しんでいる。
    ワープもジャンプもなしのところがいい。

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    2018年11月09日
  • われらはレギオン3 太陽系最終大戦

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    シリーズ三作目 基本的には面白いのだけど
    人間ではないため、永遠に生き続けることの苦悩が様々な形で現れ
    前半はやや寂しげな印象

    複数のボブが各地で難題に向き合っていく場面の切り替えながら話が進む。
    最終決戦と書いてますが、そこよりも色々と忙しい。

    ボブ:新種の生命体の集落へアンドロイドの身体で潜入中、敵対する集落を改善できないか試行錯誤

    ビル:ブラジルのアイツと再戦

    ハワード:人間の女性といい感じに、しかし死後遺族と対立

    マーカス:人類を新惑星に移住させるも独裁政権となり対立

    ハーシェル:アザーズの貨物船の残骸を見つける

    イカロス:アザーズを探索

    ジャック:アザーズに星を追われ

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    2018年10月12日
  • シンギュラリティ・トラップ

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    未知との遭遇を描いたSF。

    多少大味だが
    決してつまらないわけでは無い。

    気軽に読むには長過ぎるが、
    アメリカンなノリが好きな人は是非。

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    2025年04月14日