松宮宏のレビュー一覧

  • 秘剣こいわらい

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    大森望さんの解説を信じ切って、読んでみよう。
    面白い。

    なんで、こんなこと考え付くんだという感想ばかり。

    秘剣コレクターって。
    刀集めるだけじゃなくて、隠し剣の再現を集める趣味とは!

    で、不世出の現代の剣士が、鴨川で拾った棒で戦う京都女子大生とは!

    個人的には、ラストに紹介される法人裏事情のような事件の背景があって、よりよい、まとめ感を得た。

    京都女子とか、ほんやら洞とか、祇園の小道とか、出町柳とか、喫茶フランソワとか、京都の馴染みが出てくるので、乗れたのもあるかもしれないけれども、おもしろかった

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    2013年10月27日
  • 秘剣こいわらい

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    ここ数年で一番面白かった小説!

    京都の名門女子大に通う「和邇(わに)メグル」は、先祖伝来の剣技を頼みに、用心棒のアルバイトでヤクザをぶちのめす日々。

    ふとしたことから、稀代の天才ホームレス剣士、伝説の名刀を現代に復興させる匠たちと共に、和邇家に伝わる秘剣「こいわらい」の謎に迫ることになる。

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    2013年07月26日
  • 秘剣こいわらい

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    主人公和邇メグルに降りかかるウサギの影。それは因幡の白兎伝説からに端を発した深い因縁であった。メグルの、「大泣きしてはからっと回復」する起伏豊かな性格が可愛い。明るさが強調されている分、メグルの悲しみが言葉で書かれてはいても、こっちの感情が揺さぶられるほどではないところが、ちょっと残念かもしれない。ゴロウとの恋もまっすぐだけど恥じらいがあって、魅力的なキャラクターだなと思いました。

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    2013年03月27日
  • 秘剣こいわらい

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    ネタバレ

    この日常からズレた魔術的な感覚がたまらない。
    この京都はただの京都ではなく、現代に剣豪小説的な
    要素を持ち込んでも不思議と思わせない、呪的空間なのだ。
    他の作品もぜひ読んでみたいものであるが、はたして?

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    2013年02月11日
  • まぼろしのパン屋

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    パン屋さんの話し
    焼き肉やさんとお医者さんの話し
    元のヤンキーの鉄道員さんのはなし
    それぞれ大人の娯楽小説と読んでいて感じた
    パン屋さんの話しは印象に残ったけれど
    他2つは読んでいて頭に?となる場面がいくつか出てきた。
    ただストーリーとしては娯楽小説ならではの楽しみがありました

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    2025年10月28日
  • まぼろしのパン屋

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    短編集はやっぱり読みやすいですね(*´ω`*)

    いずれもラストが急転直下な気がするけど飽きることなく読み切れる感じ。

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    2024年10月04日
  • くすぶり亦蔵 秘剣こいわらい

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    ネタバレ

    前作「秘剣こいわらい」を読んでから10年ほど。今回冒頭から登場するのはチェーンスモーカーの樺沢亦蔵(58)。渾名は毛蟹。とにかくどこでもタバコを吸っているため、常に燻っているのだが、実は北辰一刀流の名家の生まれで、剣の腕前も燻っている。そんな彼が樺沢家の極意「寸止め」を思い出すまでのストーリー。あとがきには続編もある様な事が書いてあったが、まだ世に出てはいないみたい。もし続編が出るなら読んでみたい。

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    2024年09月19日
  • アンフォゲッタブル はじまりの街・神戸で生まれる絆

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    小説としては星3つだけど、5年前まで住んでいた神戸の懐かしい場所が幾つも登場して一気読みしたので星4つ!元町駅高架通商店街、北野坂、垂水、兵庫、ハーバーランド、川崎造船&潜水艦…そして、全編を貫くジャズ。5年前までお世話になっていたライブバー・アルフィーを思い出しました。神戸に馴染みのある方もしくはジャズ好きにはお勧め。

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    2023年10月18日
  • アンフォゲッタブル はじまりの街・神戸で生まれる絆

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    神戸市と元潜水艦設計技師のガンコオヤジとヤクザとジャズの話。
    ジャズの話がふんだんに出てきて楽しい。

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    2023年09月09日
  • まぼろしのパン屋

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    神戸に姫路と身近な地名による親近感と
    小説のなかに出てくる登場人物の関係性に
    羨ましさを覚えました。

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    2022年12月24日
  • まぼろしのパン屋

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    3篇
    ひょんな事がきっかけで歩む道が変わっていく人達

    1土地開発に端を発した平凡サラリーマンの出世話
    ほのぼのとしているようで背景はどろっどろでなんとも言えぬギャップ
    壮絶な電車内座席争いが面白い
    オチは読めるがまぁ綺麗な収まり
    パンが食べたくなる

    2新喜劇を観てるかのようなどたばた人情劇
    腸で丸々一話構成するとは

    3ヤンキー更生物語
    程度によっては共感出来る部分もあったかもしれないが母親に手を上げる描写で、ダメ 

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    2021年10月23日
  • まぼろしのパン屋

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    最初は自分には合わないかな、どうだろう…と思っていたけれど、読み進めていくうちにハマってしまった。とても面白かった。

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    2021年05月07日
  • アンフォゲッタブル はじまりの街・神戸で生まれる絆

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    おきまり神戸のネタではあるが、一気に最後まで読み終えてしまえる。主人公の一人である書太郎は東京佃の出身であるし、いろんな文化や人々を混ざり合わせながら輝いていく彩りのある神戸の良さを引き立たせている。

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    2019年09月29日
  • まぼろしのパン屋

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    今までノーマークだった作家さん。サラサラと読めてとっても爽快。人生の両面をコミカルに見せつつ、最終的には明るい面を爽やかに提示してくれる。疲れてる時にでもあっという間に読めて、軽いのに内容のあるとても好みの作品だった。から久しぶりに感想を書きたくなった^ ^

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    2019年09月05日
  • アンフォゲッタブル はじまりの街・神戸で生まれる絆

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    意外と言っては失礼なくらい楽しめた。
    神戸の街を知っている人なら尚更。
    「ここでトランペットを吹いてたのかー」とか
    「このアーケードが舞台に!?」とか。
    ストーリーもJAZZの様にコロコロと転がる展開で。
    全てがハッピーエンドでは無いけれどまたそれぞれの道を歩いて行くのだろう。頭の中でナットキングコールを流しながら。

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    2019年06月29日
  • アンフォゲッタブル はじまりの街・神戸で生まれる絆

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    69地元を舞台にこういうサクセスストーリーはいいね。結局主人公が誰かはわからないですけど。モトコー長らく行ってないですが神戸に行きたくなりました。

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    2019年06月13日
  • まぼろしのお好み焼きソース

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    ネタバレ

    ものすごくオリーブのソース食べてみたい!!
    駒のそば焼きも食べてみたい!!
    親分があっさり無くなってしまったのはショックだったけど、山崎さんとみどりちゃんがHAPPYになったのは良かった。
    しかしこれから読んでしまったのだが、この前に何があるのだ・・・?

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    2017年06月03日
  • まぼろしのお好み焼きソース

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    粉もん大好き!
    もうお好み焼きとそば焼きが食べたくて食べたくて
    たまりません
    神戸長田がリアルに
    でもあくまでもファンタジー
    ラストそうはうまくいかないと思いつつ
    あーよかった
    神戸駅近くの本屋さん
    売れ筋ランキング第1位でした
    ≪ ソースやで たかがソースで 町おこし ≫

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    2016年12月24日
  • 秘剣こいわらい

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    京都を舞台に和邇氏の活躍を描きます。

    和邇といえば、もちろん、湖西の和邇でしょう。だから、多分、小野氏、そして、聖徳太子につながっていく……。
    てなことを考えられるのは、地元ロマンの良いところ。

    まぁ、そんなことをすっ飛ばしても、関西舞台の不思議な青春物で、わたしは、鴨川ホルモーを思い出しました。巧みさは、ちょっと万城目 学には負けていますが、同じにおいがする。
    こっちの方が、アホ度が高い。でも、それは突き抜けているということで、悪いことではないです。

    ラストの1文の意味が一瞬分からなくて、わかった瞬間、爆笑していました。

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    2014年02月05日
  • くすぶり亦蔵 秘剣こいわらい

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    樺沢家の誇りを今一度取り戻すため樺沢亦蔵はニューヨークに渡る。
    そんな亦蔵を利用しようとする者たちが騒がしい。
    メグルと出会った事で変わっていく亦蔵。
    第3シリーズではメグル、サンジ姉弟がどのような活躍を見せてくれるのか。
    刊行が待ち遠しい。

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    2013年09月16日