あらすじ
神戸名物は珈琲や洋食、菓子だけじゃなく、ジャズもなんです! ジャズが人をつなげ、街を動かす人情小説!
【あらすじ】
プロのジャズミュージシャンを目指す栞(しおり)は、生活のために保険の外交員をしている。ある日、潜水艦の設計士を勤め上げたという男の家に営業に行くと、応対してくれた妻と、ジャズの話題で盛り上がり、自分が出るライブに誘った。そのライブで彼女は安史と再会する。元ヤクザらしいが、凄いトランペットを吹く男だ。ジャズで知り合った男女が、元町の再開発を巡る様々な思惑に巻き込まれ……。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
小説としては星3つだけど、5年前まで住んでいた神戸の懐かしい場所が幾つも登場して一気読みしたので星4つ!元町駅高架通商店街、北野坂、垂水、兵庫、ハーバーランド、川崎造船&潜水艦…そして、全編を貫くジャズ。5年前までお世話になっていたライブバー・アルフィーを思い出しました。神戸に馴染みのある方もしくはジャズ好きにはお勧め。
Posted by ブクログ
おきまり神戸のネタではあるが、一気に最後まで読み終えてしまえる。主人公の一人である書太郎は東京佃の出身であるし、いろんな文化や人々を混ざり合わせながら輝いていく彩りのある神戸の良さを引き立たせている。
Posted by ブクログ
意外と言っては失礼なくらい楽しめた。
神戸の街を知っている人なら尚更。
「ここでトランペットを吹いてたのかー」とか
「このアーケードが舞台に!?」とか。
ストーリーもJAZZの様にコロコロと転がる展開で。
全てがハッピーエンドでは無いけれどまたそれぞれの道を歩いて行くのだろう。頭の中でナットキングコールを流しながら。