松宮宏のレビュー一覧

  • くすぶり亦蔵 秘剣こいわらい

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    ソフトカバーで買ったのに、これまた大幅な加筆修正があるということで、泣く泣く購入。確かに「燻り亦蔵」を読んだ時に気になっていた部分にすべてパッチがあてられ、マンハッタンを舞台にした痛快な剣劇小説になっています。
    しかし、この表紙は確かにその通りだけれど、大うけしにくく損している気がします。

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    2013年07月25日
  • 秘剣こいわらい

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    秘剣・こいわらい成就のため、今日もヤクザを蹴散らす女子大生の活躍を描く剣術活劇。河原で通行人にフリスビーを当てる特訓とか、発想が突飛で良い。また、読み終わったあとにカバーイラストを見ると感じるこの違和感。枝分かれしてるし(笑)

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    2013年06月26日
  • 秘剣こいわらい

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    「ねぇ、サンジ、おねえちゃんがね、変身して光線だして、悪いやつらバンバンやっつけたらどうする」
    「そしたらね、僕はロケット乗って、ミサイル発射する」

    「シーシー、ハーハー、シーシー、ハーハー、はいてはいて、吸うて吸う、はい!」

    『いつでも女子は男子より大人だ。』

    『「情熱ですね」
    「情熱を超えて魂やな。自分で言うのもなんやけど」
    物凄い情熱、いや魂。感心した。』

    「ここの片がついたらうまいこと処理してな、表に出んようにしてくれる人たちなんや。そやから何も気にせんと、お亡くなりください」

    『私の人生って何? あまりにも悲しすぎる。
    もうどうしたらいいかわからない。
    家に帰った。布団にも

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    2013年03月17日
  • 秘剣こいわらい

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    棒を振りまわしてヤクザと戦う女子大生なんて、とんでもない設定なのだけれども、メグル自身はいたって普通の女の子。かつての同級生に恋心を抱いたり、幼い弟の面倒を一生懸命にみたり、友達と馬鹿話をしたり。時折、自分を取り巻く運命の複雑さに心が折れそうになったりと、決してなんでもござれのスーパーガールではない。

    だからこそ、荒唐無稽とも思えるストーリーがいい具合にひきしまって、ぴしっと1本すじの通った作品に仕上がっている。

    気楽に読めて、楽しくて、最後のひねりもきいていて、そして爽やか。

    これだけそろえば面白いに決まってる♪

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    2013年02月07日
  • まぼろしのパン屋

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    短編小説3作。まぼろしのパン屋さんは心に刺さるフレーズがあった。「しあわせとは何だろう?それは自らのこころに寄り添い、正直に生きることだ」これは今の自分によく刺さる。いつかそういうことができるようになりたいと思う。あとの2作はあまり内容が入ってこなかった。医者とヤンキーのお話。まぼろしのパン屋さんはもう一回読んでみたいと思う。

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    2025年08月21日
  • すたこらさっさっさ

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    ネタバレ

    色々な人が関わって作られた物語なだけあって、雑多で楽しい印象。
    座敷童も地底の太陽もふわりふわりと流れて、いつのまにか血縁の謎、三家の縁の話になっていく。
    楽しくはあるけど若干くどさもあり、私にはぎりぎりやったかも。

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    2025年05月15日
  • まぼろしのパン屋

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    読みやすい。
    が、パン屋の存在感薄い。
    全体的に、人情劇で、店というものを舞台として人の感情を描いている感覚。

    通勤の時のお供には、もってこいです。

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    2025年04月08日
  • すたこらさっさっさ

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    見た事ある街の情景の中に息づく物語。
    本屋前や千日前など今は海外からの観光客でごった返しているが今は昔大阪は風情のある街であった。

    ほなそう言うことで。

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    2024年08月25日
  • まぼろしのパン屋

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    いい話だなー。
    軽めの独立した物語が三篇に分かれていて、
    それぞれ繋がっているという、よくある構成。

    じんわり心温まる読後感で、ぜひ読んでいただきたい。

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    2024年02月19日
  • まぼろしのパン屋

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    パン好きで、パン屋巡りをしたりパン作りをしたりする少年が本書を買ってみたと教えてくれた。(彼は読書嫌いだが、タイトルと装画と文量からこれなら読めるかもと思ったそう。)

    3作品収録されていたが、「まぼろしのパン屋」が1番好きだった。不思議な体験をしたことで思い切った決断をする主人公。現実ではこんな体験まずないが、人生の契機となるできごとってある。あとは行動を起こせるかどうか。1度切りの人生、私もアンテナを張り巡らせ、新しい世界に飛び込んでみたい。

    パン好き少年は読み切れたかな。彼もパンを通じて不思議な体験をしたかもしれない。

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    2024年01月31日
  • まぼろしのパン屋

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    3篇の物語からなる短篇集でしたが、どの話も軽妙な語り口で読みやすく、読後ホッコリした気持ちになれる人情味のある物語でした。物語の中でちょっと現実離れしたことが起こるんですけど、それが全然話の中で浮いていなくて、違和感なく話に溶けとこんでいるのは作者の腕前だと思いました。

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    2024年01月18日
  • まぼろしのパン屋

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    装丁が可愛くて手に取った本。
    どの話もサラッと軽く読める。
    ファンタジー要素もある表題作が一番良かった。

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    2024年01月17日
  • まぼろしのパン屋

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    一年ぐらい前に購入して、その時はあまりハマらなかったのを読み返し。
    美味しい話を期待していたから、イメージとは違ったけど…小さなきっかけの積み重ねで人生って変わっていくんだなあと、しみじみ。

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    2023年05月21日
  • まぼろしのパン屋

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    3作すべておもしろかった。
    兵庫住みの人には馴染みのある地名や方言が出てきて特に読みやすいと思う。

    どれも食に関するものの中で、
    それぞれの人とのつながりが描かれており、
    おもしろさと感動が混じった、最後には心温まる一冊。

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    2023年02月05日
  • まぼろしのパン屋

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    ネタバレ

    まぼろしのパン屋→おばあさんの描写が素朴で私はかなり好きな作風の話だった。パンにまつわる人情ものは大好きな「つるばら村のパン屋さん」を想起させて楽しかったし、会社員の妙にリアリティのある設定と絶対に現実にはない出来事の対比が良かったと思う。パンとワインの表現が美味しそうで良かった。
    ホルモンと薔薇→個人的にちょっとないなって思った。そもそも話の脈絡があっちこっちに行ってる気がする。最後結局「何?」って感じだったし、何を主軸にしたいかもいまいちわからんかった。まぼろしのパン屋が良かっただけに残念感がある。
    こころの帰る場所→基本的にヤンキーの思想には何一つ同意できないので完全に第三者視点で読んで

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    2022年06月24日
  • まぼろしのパン屋

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    短編3部で構成される小説。それぞれの編の登場人物、起こる出来事はそれぞれ一癖二癖あって、多少現実離れをしているが故に、くすっと笑える箇所が要所にありました。
    日常の隙間時間に少し現実逃避をするような物語を読みたい時にいいかなと思いました。

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    2022年02月19日
  • まぼろしのパン屋

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    食べ物が共通点の短編集

    収録作は3編
    ・まぼろしのパン屋
    ・ホルモンと薔薇
    ・こころの帰る場所


    ・まぼろしのパン屋
    壮年のサラリーマンの不思議体験エピソード

    妻からの小言、満員電車の座席の攻防、外部から来た上司、会社の開発事業に振り回される高橋

    開発事業の頓挫により前任の経理責任者の左遷により、無難な自分が後釜に座ることになったが
    実際は開発事業の詳細を知らされないお飾りの存在

    緊急の会議のため日曜出勤の日、電車で見知ら老女から紙袋に入ったパンをもらった事から人生の転機を迎える
    パンの味に懐かしさを覚えた高橋は、紙袋のパン屋を探すが
    パン屋の住所は会社が手掛けている開発地域だったた

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    2021年09月13日
  • まぼろしのパン屋

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    バブル時代の田園都市線終着駅近く。
    まあ、それは混んでいました。
    長い路線なので各駅で通勤することは、理屈では可能でも現実的ではありません。
    彼も一人のサラリーマンとして思うところがありました。
    私もこのあたりに住んでいたので、いまでも目に浮かびます。定年が延びてます。60、65になってあんな混雑の中の通勤は無理です。

    これはいけないことだ、とわかっていながら会社の方針に沿って開発を進め、人々は浮かれはしゃいでいましたね。それがバブルでした。
    お金だけでなく、自然も、人々の暮らしも、大きく変わってしまいました。

    利益を上げたから、上りつめたから。もういいだろう。
    あとは悠々自適だ。痛勤とは

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    2021年05月19日
  • まぼろしのパン屋

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    皆さんの感想にもある様に、タイトルから想像するストーリーから良い意味で裏切られる一冊。
    パン屋と聞くと、どうしても小麦の焼ける香ばしく、素朴な香り。
    そこに絡まる温かくも優しいヒューマンストーリー。

    と、私は勝手にあらすじをあらかた枠決めして読み始めてしまったのですが、冒頭から空にはヘリコプター、環境ジャーナリスト、農薬空中散布のきな臭さ極まりないワードの数々。それだけでこれは右往左往の物語で、ちょっと息抜き程度に開いてしまった事を少し後悔してしまいました。読み進めると、またそれも違ったと気付きましたが。

    ただ、人として、日常の中で瞬発的についてしまう悪態や呟きの描写が結構リアルで、特に1

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    2019年11月12日
  • まぼろしのパン屋

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    ほんわか人情系だと思って読んでみたら、表題作は経理畑で働く真面目で気弱なおじさんが、会社の裏金工作に巻き込まれそうになる話。
    最後だけ、ほんわか?
    でもタイトルとのギャップが逆に面白かった。
    食べて感動するようなパンに出会ってみたい。

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    2019年11月03日