松宮宏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「ねぇ、サンジ、おねえちゃんがね、変身して光線だして、悪いやつらバンバンやっつけたらどうする」
「そしたらね、僕はロケット乗って、ミサイル発射する」
「シーシー、ハーハー、シーシー、ハーハー、はいてはいて、吸うて吸う、はい!」
『いつでも女子は男子より大人だ。』
『「情熱ですね」
「情熱を超えて魂やな。自分で言うのもなんやけど」
物凄い情熱、いや魂。感心した。』
「ここの片がついたらうまいこと処理してな、表に出んようにしてくれる人たちなんや。そやから何も気にせんと、お亡くなりください」
『私の人生って何? あまりにも悲しすぎる。
もうどうしたらいいかわからない。
家に帰った。布団にもぐり込んで、動くのをやめた。』
『私の目から涙がこぼれてきた。ひとを信じることができないなら、何を信じていけばいいのだ。』
「でもね、五郎がわたしを守ってくれたのは、まぎれもない現実。あの時、わたしが叫んだこと、走ったこと、泣いたこと。このからだがすべてしっかり覚えている」 -
Posted by ブクログ
ネタバレ料理の描写がたくさん出てきて、食欲を刺激してくる。個人的にはこころの帰る場所が1番好きだった。
---------感想---------
まぼろしのパン屋
主人公が財務部在籍なので、通勤や会社の財務状況の話が多め。サラリーマンの方は共感できそう。
設楽昇のキャラは小賢しくて読んでる分には好き。でもリアルでは絶対関わりたくない!
冒頭に出てきた山森さんら、重要人物かと思って読み進めたらそうでもなかった。
社長の地位を捨てるほどのしあわせパン!食べてみたいな小さな幸せでできてるブール〜
ホルモンと薔薇
日常のくだらない会話を覗き見てるみたいで楽しい。こうやっておちゃらけて生きる時間があってもいいなと思った。
こころの帰る場所
このお話笑えて結構好き。行動の過激さと反対に内面の幼さがすごい好きだな〜面白い。
荒井自身は真面目に仕事することに対して葛藤しているんだろうけど、私も荒井みたいな蛮勇で行動する時があってもいいかもしれない。なんか元気が出るお話だった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレまぼろしのパン屋→おばあさんの描写が素朴で私はかなり好きな作風の話だった。パンにまつわる人情ものは大好きな「つるばら村のパン屋さん」を想起させて楽しかったし、会社員の妙にリアリティのある設定と絶対に現実にはない出来事の対比が良かったと思う。パンとワインの表現が美味しそうで良かった。
ホルモンと薔薇→個人的にちょっとないなって思った。そもそも話の脈絡があっちこっちに行ってる気がする。最後結局「何?」って感じだったし、何を主軸にしたいかもいまいちわからんかった。まぼろしのパン屋が良かっただけに残念感がある。
こころの帰る場所→基本的にヤンキーの思想には何一つ同意できないので完全に第三者視点で読んでた。「龍野の醤油屋」の息子が悪い視点で書かれてたのがちょっとだけショック(地元なので)。でも最終的に全員あったかい感じになってまとまってたと思う。姫路とか神戸とか地名がちゃんとでてきて、ゆかたまつりとかすごい分かりやすかった(行ったことある身としては)。フィクションとリアルを混ぜるのが上手いと思う。
結果、2番目の話だけがあんまり理解が及ばなかったなと思ってしまった。主人公も誰かわかりづらいんじゃないかな... -
Posted by ブクログ
食べ物が共通点の短編集
収録作は3編
・まぼろしのパン屋
・ホルモンと薔薇
・こころの帰る場所
・まぼろしのパン屋
壮年のサラリーマンの不思議体験エピソード
妻からの小言、満員電車の座席の攻防、外部から来た上司、会社の開発事業に振り回される高橋
開発事業の頓挫により前任の経理責任者の左遷により、無難な自分が後釜に座ることになったが
実際は開発事業の詳細を知らされないお飾りの存在
緊急の会議のため日曜出勤の日、電車で見知ら老女から紙袋に入ったパンをもらった事から人生の転機を迎える
パンの味に懐かしさを覚えた高橋は、紙袋のパン屋を探すが
パン屋の住所は会社が手掛けている開発地域だったため、地上げで既に存在しなかった
果たして、そのパン屋の正体とは
・ホルモンと薔薇
ホルモンにまつわる群像劇
・こころの帰る場所
おでん屋を営む母に、女手一つで育てられた不良が電車の車掌になるお話
何というか、物足りない
まぼろしのパン屋は一昔前の内館牧子のドラマを感じさせる
導入のプロローグの何か起こりそうな出だしはよかったけど
本編はその伏線をうまく活用できていないように思う
もっと分量を増やして、主人公2人の視点を切り替えて描く方式の小説で一冊書ききったのを読んでみたい
お仕事部分にしても、パン屋の謎要素にしても中途半端になっているように感じた
他2編に関しては完全に肩透かし
こころの帰る場所は、最後は何だかいい話っぽく終わっているけど、実際にこんな考えで仕事してる車掌はいて欲しくない
何のための安全管理だと思ってるんだろ?
その事が気になって、あまりお話に共感できる部分が少なかった