松宮宏のレビュー一覧

  • まぼろしのパン屋

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    バブル時代の田園都市線終着駅近く。
    まあ、それは混んでいました。
    長い路線なので各駅で通勤することは、理屈では可能でも現実的ではありません。
    彼も一人のサラリーマンとして思うところがありました。
    私もこのあたりに住んでいたので、いまでも目に浮かびます。定年が延びてます。60、65になってあんな混雑の中の通勤は無理です。

    これはいけないことだ、とわかっていながら会社の方針に沿って開発を進め、人々は浮かれはしゃいでいましたね。それがバブルでした。
    お金だけでなく、自然も、人々の暮らしも、大きく変わってしまいました。

    利益を上げたから、上りつめたから。もういいだろう。
    あとは悠々自適だ。痛勤とは無縁だ。

    奥さんがパンを焼いています。
    そこそこおいしい。
    でも、電車の中で出会った ”しあわせパン” は極上のパンだったのです。
    そして、それは自分と無関係ではありませんでした。

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    2021年05月19日
  • まぼろしのパン屋

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    皆さんの感想にもある様に、タイトルから想像するストーリーから良い意味で裏切られる一冊。
    パン屋と聞くと、どうしても小麦の焼ける香ばしく、素朴な香り。
    そこに絡まる温かくも優しいヒューマンストーリー。

    と、私は勝手にあらすじをあらかた枠決めして読み始めてしまったのですが、冒頭から空にはヘリコプター、環境ジャーナリスト、農薬空中散布のきな臭さ極まりないワードの数々。それだけでこれは右往左往の物語で、ちょっと息抜き程度に開いてしまった事を少し後悔してしまいました。読み進めると、またそれも違ったと気付きましたが。

    ただ、人として、日常の中で瞬発的についてしまう悪態や呟きの描写が結構リアルで、特に1話では乗り手、3話では乗せ手の電車のシーンの主人公達にはかなり共感しました。生活する、生きていくって綺麗事だけじゃないよね。寧ろ小さいうんざりの積み重ね。
    ただ、極たまーに起こる奇跡のような不思議な出来事で、人生が変わる。そういうお話しでした。

    3話とも書き方を変えていたので、それも1話1話新しい気持ちで読めたのも良かったです。
    結果的に、最初のイメージとは全然違いましたが、息抜きには本当に丁度良い内容でした。
    表紙絵の素朴な手書きタッチのブールやバゲット、食パンは確信犯だったと読み終えて思いました。
    手に取った時の印象は薄いのに、読んでみてなるほどね、と思える表紙がある本って結構ずっと印象に残りますね。

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    2019年11月12日
  • まぼろしのパン屋

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    ほんわか人情系だと思って読んでみたら、表題作は経理畑で働く真面目で気弱なおじさんが、会社の裏金工作に巻き込まれそうになる話。
    最後だけ、ほんわか?
    でもタイトルとのギャップが逆に面白かった。
    食べて感動するようなパンに出会ってみたい。

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    2019年11月03日
  • まぼろしのパン屋

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    ネタバレ

    感動話3連発という感じで、そのはなしひとつひとつに食べ物が出演していました。パン、ホルモン、おでんです。全て、そのお話にでている人たちを幸せへと導いているようでした。私が特に気に入ったのは「ホルモンと薔薇」です。一見不思議な組み合わせですし、頭にクエスチョンマークが浮かび上がりますが、作中ではどちらも人を幸せにしていました。身近なもので人が幸せになったり、日常の中での幸せや感動を教えてくれました。

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    2019年08月02日
  • まぼろしのパン屋

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    短編が3つありどれも食べ物にまつわるおはなし。パン、焼肉、おでん。どれも最初は、ん?と思うが最後にはほっこり。
    奥さんへの心情も含めてまぼろしのパン屋がいちばんよかった。
    どれも知ってる地域で想像できたから楽しめたけどもし何も知らない地域の話だったらピンとこなかったかもしれない。そしたら星2くらい。

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    2019年06月10日
  • さくらんぼ同盟

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    死んだはずの男のワキの下から取り出された腫瘍は
    見るからに美味しそうなみずみずしいさくらんぼ
    食べると桃源郷にぶっ飛ぶという「さくらんぼ」

    医者、大富豪、凶暴性のある金貸し、元刑事の探偵が
    失われた「さくらんぼ」を巡って大騒動!

    小山田圭吾さんの親戚のことが書いてあるとのことで読んでみた。
    この人のことか~。
    なるほど~。

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    2019年02月08日
  • まぼろしのパン屋

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    2019.01.15 #003

    なんとも言えない人情ストーリー
    表題になってる作品はじんわり涙が。
    読んだ人にしかわからない何かを感じる作品

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    2019年01月15日
  • まぼろしのパン屋

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    ネタバレ

    社会派なのかファンタジーなのか人情話なのかよく解らない感じ。
    パンは美味しそうだった。
    何だろう、ちょっと疲れる。

    0
    2018年06月16日
  • まぼろしのパン屋

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    表題合わせて3つの短篇集。

    表題のパン屋、は不思議な話で終わってしまいました。
    一体どこから現れて、どこへいったのか。
    とんとんと楽しい状態になったのは確かですが
    上へ上へと押し上げられるよりは
    奥さんと楽しい…日々かもしれません。

    2話目の配達おばあさんが凄いです。
    とっさの事とはいえ、それができるとは…。
    いや、むしろ人が死ななくてよかったね?
    最悪誰が死にそうな気がしますが、さすが物語。

    3話目は…何が起こって何に繋がるのか。
    終わりよければすべてよし、ではありますが
    そう思うには結構純粋に生きていたようです、主人公。
    人に使われるより、自分の采配で、が
    性にあってると思います。
    遅かったか早かったか、です、多分。

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    2018年02月05日
  • まぼろしのパン屋

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    ネタバレ

    うーん。
    まぁサクッと読めるからいいけど、あまり面白いわけでもない。
    1作目の、まぼろしのパン屋は、タイトルにもなってるだけあってまぁ良かったけどね。
    発想は少しだけ面白くて、
    お仕事小説的な業務の詳細な描写があるのに、業務で悩んだり活躍したりする主人公ではなくてパッとしない設定の主人公だったり(笑)、さり気なく真面目な環境と開発の問題などに触れたかと思えば、いきなり死んだハズの人が焼き立てパンをプレゼントしてくれるんだったり(笑)。
    何でもありでした。


    3作くらい入ってて、全部独立短編。

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    2018年01月25日
  • まぼろしのパン屋

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    サラリーマン小説だったのか‥
    表紙のほっこり感からは想像できない内容で、お‥おぉ?てなったけど、それを乗り越えたら割といい話だった。

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    2018年01月09日
  • まぼろしのパン屋

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    食べ物が題材になった3編の短編集。とても読みやすい。鉄道会社の財務部長がお婆さんからしあわせパンをもらい、地あげで残ったパン屋と関わりあう様になる"まぼろしのパン屋"。大腸外科医が通う焼肉屋での出来事をテンポ良く描いた"ホルモンと薔薇"。屋台のおでん屋の息子の姫路の祭りで暴れていたヤンキーが鉄道に勤めてヤンキーを卒業する"こころの帰る場所"。

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    2017年09月20日
  • さすらいのマイナンバー

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    著者は大阪生まれの大阪育ち。『まぼろしのパン屋』も関西が舞台だったように、本作もやはり関西が舞台です。なじみのある土地の話にはついつい評価が甘くなってしまうというもの。

    神戸の郵便局に勤める主人公のタケシは、自分よりずっと稼ぎのいいはずの兄から妙なことを頼まれる。指定された時間にATMへ行き、金を下ろしてほしいと。勤務中に局から出てよそのATMへ走ることなど不可能だが、小遣いをやるからという言葉に釣られて承諾。腹の調子が悪いと上司に偽って、たびたび兄の頼みを聞くように。ところが知らず知らずにうちに振り込め詐欺の片棒を担いでいたとわかり……。

    そう、神戸駅なんぞが出てきたからには評価が甘くなってしまうものなのですが、上記のような展開では萎えるばかり。どう考えても怪しい話なのに、こいつはバカじゃなかろうかと思ってしまいます。これが第1話で、第2話はマイナンバーの配達に右往左往させられるタケシ。下町の人情噺と言えなくもないけれど、設定が駄目駄目すぎて興味が続きません。B級グルメ小説を謳っているわりには、出てくる食べ物の印象が弱い。もっとヨダレが出そうになるほどのお好み焼きの描写希望。神戸に免じて甘々で★3つにしておきます。

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    2017年05月15日
  • くすぶり亦蔵 秘剣こいわらい

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    なかなかでした。
    なるほど、こいわらい<燻り亦蔵<はるよこいとどんどん男の人らしさが増えてきた。
    剣に政治に経済に薬品。

    亦蔵の感じ、しかし嫌いじゃない
    なかなかよい

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    2014年08月03日
  • 秘剣こいわらい

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    棒切れ一本を片手にバッタバッタと相手を倒す女子大生用心棒。最大のピンチに伝説の秘剣こいわらいは炸裂するのか?四百年を超す因縁やらを含め荒唐無稽な話だが京都なら有り得そうに感じるね。

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    2013年10月07日
  • 秘剣こいわらい

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    まぁまぁ、かな?という印象
    そこそこ楽しいんだけど、突き抜けて面白いか ── 作者の別の作品を読んでみたいと強く思うか ── となると、 「微妙だな~」、とw
    多分、買わないかなw

    設定は、わりと面白い、 ような気もします キャラクターも面白そうな感じ、 ではあるんだけど、なんか… ん~~ (^^ゞ 惜しいというかなんというか それぞれのキャラが、思ったほどの活躍をしない、とかw

    少なくとも、帯に書かれてあるような絶賛の宣伝文句には、まったく共感できませんでしたw  今後化けるかどうかは分かりませんが…

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    2013年04月29日
  • 秘剣こいわらい

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    ネタバレ

    大絶賛の帯に引かれて出張用に購入。面白くて一気に読むが文章が稚拙。読ませるパワーと才能があるのは確か。

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    2013年02月09日
  • 秘剣こいわらい

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    女子大生・メグルが大活躍。
    痛快チャンバラ現代劇。
    メグルは秘剣を習得できるのか。
    メグルを取り巻く人々が曲者ばかりでまたおもしろい。
    シリーズ化され、更に強くなったメグルの大活劇を読んでみたいと思う。

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    2013年01月30日
  • 秘剣こいわらい

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    何というか、全体にたどたどしい印象が強い。帯と折込の宣伝文句はすごいのだけど。確かに面白くはあるけど。

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    2013年01月21日