野谷文昭のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
1977年77歳の著者が7夜にわたって行った7つの講演—こんな煽られ方されたら、レジに直行する。
と言いつつ、『砂の本』で初めてラテンアメリカ文学に触れたとき、あまり楽しめなかったと記憶している。難解というか何かノリきれないものがあったのだ。
その後のボルヘス体験は、『幻獣事典』とアレックス・コックスが監督した映画版『デス&コンパス』を観たくらい。
レビューするにあたり、試しに『砂の本』を引っぱり出してみたら、意外と平易な文章で驚いた。
マルケスにどっぷりハマり、リョサやプイグにちょっと触れ、ボルへスがデビューさせたコルタサルに幻惑されたあとだからこそ、そう感じるのかもしれない。
本書の中 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ原題は「La tia Julia y el escribidor」。1977年発表。
で、映画化されたのが、ジョン・アミエル監督「ラジオタウンで恋をして」(Tune In Tomorrow...)1990年。
出演は、ピーター・フォーク、キアヌ・リーブス、バーバラ・ハーシー。
バルガス=リョサ作品は邦訳された3分の1くらい読んだか?
中では一番読みやすかった。
読みやすかったから面白かったか? と問われたら、他の作品の難しさや重厚さ自体が面白かったので、本作は正直微妙。
といっても面白くなかったわけではない、ひたすら微妙。
まずは作者の自伝を反映している、義理の叔母フリアとの恋愛模様が、その -
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