中西鼎のレビュー一覧

  • さようなら、私たちに優しくなかった、すべての人々

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    一冊完結。
    とても下劣で暴力的な描写。 人間を壊す過程、壊された人間が追い詰められていく心理。醜さの極致を体現した登場人物達。そいつらが君臨して善良な者をなぶり殺す田舎。
    そんな読むに耐えないシーンで進む本作、胸くそ悪いの言葉がピッタリで評価1にする気も起きましたが、それほど衝撃を与えるライトノベルも無いもんだと思い最高評価です。
    民俗学、宗教、教育、精神医学の知識を織り混ぜた衝撃の復讐ライトノベル、読めば嫌な気分になること請け合います。
    それでもクズ共がクズのように死体になるところに爽快感を感じたいならどうぞ。でもそしたら読む側の人間性にも問題が、それを行間から作者さんが観察してるのでは…

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    2025年06月29日
  • たかが従姉妹との恋。 3

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    従姉妹との恋物語の完結編。帯に書かれているように、まさに「修羅場に次ぐ修羅場」な第3巻でした。前巻終盤から次回は荒れるだろうなと思っていましたが、ここまでとは。まず冒頭から凪夏によって調教されている幹隆の姿に滑稽を通り越して悲哀を感じ、でも振り返ると幹隆を繋ぎ止めようと凪夏も必死だったのだろう。そう思うとこちらにも悲哀を感じてしまいます。絢音の行動によって恋愛観が歪められてしまった幹隆には同情を禁じ得ませんが、そんな彼が、その後真っ当に『従姉妹との恋』を成就できたことには、一読者としても救われた思いがしました。心が大いに揺さぶられた名作です。

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    2024年06月24日
  • 少女Null 1

    匿名

    ネタバレ 無料版購入済み

    2話の公園で、マリーが地面に描いていた落書きは何故フラクタル図形であるシェルピンスキーのギャスケット…?

    #ダーク #怖い #ドキドキハラハラ

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    2024年04月10日
  • さようなら、私たちに優しくなかった、すべての人々

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    これはまたすごい。端的に言うと、土着の神様 『オカカシサマ』の力を使った復讐劇。
    神様を使役した行動のおどろおどろしい描写、そして讐劇の悲惨な背景など、暗いストーリーで心にダメージもありますが、独特な作風で楽しく読めました。
    特に、オオカカシサマの使役による復讐は、独特かつ恐ろしいもので、本作特有の面白さがあったと思います。
    本作はこれにとどまらず、復讐劇を通じた冥と栞の恋模様が描かれているのが凄い。復讐劇というある種の特殊状態における恋模様は、悲しくも愛おしく、そして切なく感じました。

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    2023年09月25日
  • たかが従姉妹との恋。 2

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    これはとっても良かったぞ。
    綺麗に言うと、5人の従姉妹たちと凪夏と織りなす、激動の恋物語。従姉妹という近しい距離感によって、お泊りや小旅行等のイベントを効率的に実現。イベントを通じて、彼らの関係性をスピーティーに複雑化してゆく、シナリオ運びが凄かった。
    全般的に、女の子たちが「強い」お話で、主人公は終始ヘタレ。だけど、女の子たち一人ずつの、恋に向ける覚悟のほどや強さ、それに伴う行動が異なっていて、それぞれのアプローチの違いが面白かったです。特に、凪夏は帯のシーンといいその後のシーンといい、めっちゃ強くてすげえわ。

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    2023年06月03日
  • たかが従姉妹との恋。 2

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    ネタバレ

    前回は恋愛要素が薄く、主人公の幹隆と、初恋の従姉・絢音と距離の近い従妹・伊緒と眞耶、気になる同級生の凪夏が織りなす青春映画のような物語と思いましたが、二人の従妹が新たに登場したことに端を発して物語はギアチェンジして急加速。一気に幹隆を中心とした多角関係的なラブストーリーへと変貌しました。幹隆に対する積極性が増したヒロインたちの行動、特に凪夏の激烈な感情の発露が情緒を大いに揺さぶってきました。一方、絢音の真意は未だ明らかにされておらず、そのことが今後の物語の展開にどう影響してくるのか大いに気になりますね。続編を楽しみにしています。

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    2023年05月20日
  • たかが従姉妹との恋。

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    ネタバレ

    「いとこ」とは血縁がありながら、恋人にも夫婦にもなれる特別な関係。高校入学を機に単身大宮から上京した幹隆と、四歳年上の初恋の従姉・絢音、そして高校で再会した同い年の従妹・伊緒と眞耶による青春物語。いかにも思春期の少年少女たちの心の揺れ動く様がとても美しい文章で綴られていて、青春映画を観たような印象を受けました。この従姉妹関係に幹隆が気になっている同級生の凪夏が加わり、かつ年上の絢音が何を考えているか分からないので、恋愛物語としてどこを目指すのか今のところ不明。だからこそ、今後の展開が大いに気になるのです。

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    2022年12月29日
  • たかが従姉妹との恋。

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    恋愛に対する感性が異なる従姉妹たち織り成す、青春物語。
    作品全体に渡るしっとりとした雰囲気は、独特の読み心地。
    「いとこ」という、血縁だけど結婚できる絶妙な距離感の存在を軸に、心を揺さぶる様々な仕掛けをが展開されるお話で、とても良かったです。
    絢音の幹隆に対する態度の変遷など、絢音が何を意図して行動しているのか作品全体に渡って読み取れない箇所が多く、色々気になりました。
    後2人ぐらいは従姉妹のストックがありそうだし、今後の展開も非常に楽しみです。

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    2022年12月24日
  • さようなら、私たちに優しくなかった、すべての人々

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    ネタバレ

    田舎に住む父子家庭の「僕」の家に、都会から電波系美少女が引っ越してきて、なんとドキドキの同居生活が始まってしまう……!と書いてしまえば定番の萌え系ライトノベルだが、この作品に分かりやすくきゃぴきゃぴした萌えはなかった。言われてみれば、最初からずっと表紙どおりではあるのだが。(そして私は、この本を完全に衝動で、表紙買いしたのだが……。)

    本文は主に、閉塞的な田舎町の荒れた高校で虐められている「僕」こと栞の淡々とした一人称で綴られている。「都会から引っ越して来た電波系美少女」こと冥もまた、どこか達観した淡々とした語り口をほとんど崩さない。最初はその設定のせいで「定番の萌え系ライトノベル」だとナメ

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    2025年12月23日
  • さようなら、私たちに優しくなかった、すべての人々

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    『“神”をも息を呑むような、渾身の復讐劇』

    こんな突飛な復讐劇あったものか、とその発想に非常に驚かされる。
    復讐には、下剋上のようなことをする方法や、社会的に正当(もしくはグレーな)方法、更には虐待や殺人など法に触れる方法など、種類は様々だ。
    だが、本作はそれらのどれにも当てはまらない、奇想天外な手段で行われる。

    本作は、阿加田町という町を舞台に繰り広げられる復讐劇。
    いじめを受け不登校になった高校2年生の中川栞は、ある時、父親の親友の娘である佐藤冥と共に生活するようになる。
    冥は高校1年生であるが、ある人物達への復讐を果たすべく、親元を離れ、阿加田町に住む中川家で生活するようになる。

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    2025年12月14日
  • サクチシノニエ ~異端の儀式~

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    茨城県の村。
    続く猟奇的な事件。
    偶然か、必然か。
    と、いった趣向。

    物語としては十分楽しめた。

    薬、童謡、宗教。
    ライトノベル、ホラー、民俗。

    いろいろな要素が散りばめられているのだけれど、
    散ったまま終わってしまった感覚。
    小説として、いち作品としては、
    どこか惜しい作品。

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    2025年09月26日
  • 放課後の宇宙ラテ(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    高校生になった我沢圭太郎と小手毬未想、転校生の月代曖が数理研(実質オカルト研)の部活で曖の「存在しない夏休み」の記憶ついて、その真相を究明する。「特殊性癖教室」以来の著者作品だから最初は作風の違いに戸惑いもあった。それでも前半は学園モノとして読めたが、中盤からSFみが濃くなって若干理解が追いつかない場面もあったけど、それはそれとして読み進めるうちなんだかんだで感動のフィナーレを迎えた。序盤で未想の出番が若干少なめ?って思ってたので、そういうことだったのねーと納得。細かい記憶はないけど読後感がすごくよい。

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    2024年12月09日
  • 少女Null 1

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    2巻が発売されていたので1巻を買って読んでみた。1巻ではまだツカミの段階だけど、なかなかおもしろい。SF的アイデアがどこまで展開するのか期待。

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    2024年04月08日
  • さようなら、私たちに優しくなかった、すべての人々

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    いじめ、自殺、復讐がすぐ頭に浮かぶ小説なので、今心が弱ってる方はおすすめしないかな…
    まぁ、ハッピーエンドなんで、読んでください。
    あ、B級映画好きな人なら、楽しめそう…かも笑

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    2024年02月26日
  • 放課後の宇宙ラテ(新潮文庫nex)

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    疑似科学を扱った、ほろ苦い青春SF…かと思って読んでいたが、もっともっとコメディ寄りの作品でした。
    それでもラストにはとても感動。
    子供っぽい夢物語ではあるが、正直、好き。
    何歳になっても、こんな作品を楽しめるような人でいたい。

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    2021年10月25日
  • 東京湾の向こうにある世界は、すべて造り物だと思う(新潮文庫nex)

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    正直に言うとあまり期待はしていなかった。でも望外にいい小説だった。
    高校の軽音楽部の部室(密室)で殺された少女が幽霊になって出てくる話なので、密室の謎解きが物語の1つの軸にはなってる。でもそれは主題ではなくて、恋と青春、そして別れの物語なんだと思う。
    物語終盤の少女が今にも消えてしまいそうな緊張感はたまらないものがありました。音楽が太い軸としてあることもあるけど、これは映画になってほしいな。

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    2021年02月07日
  • 東京湾の向こうにある世界は、すべて造り物だと思う(新潮文庫nex)

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    子ども向けの、色んな意味で未熟な作品。

    ってこの小説を読んで思うようになった40歳の自分がちょっとさみしい。

    でも、「〜ぶり」の使い方は誤用な気が

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    2020年09月01日
  • さようなら、私たちに優しくなかった、すべての人々

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    所謂ライトノベルを読むのは初めて。なぜこの作品を買ったのかはあまり覚えていないけど、帯の宣伝文句に惹かれて購入したのだとしたら、ちょっと過度に期待してしまったかも。でも、この読後感はこの作品ならではのものだと思う。

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    2026年01月18日
  • さようなら、私たちに優しくなかった、すべての人々

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    タイトルと内容がちょっとズレてないかい?
    展開がストレートなので読みやすいと言えば読みやすい。
    描写がキツイところがあるけど…^^;

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    2026年01月09日
  • たかが従姉妹との恋。 2

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    あやねえに恋心を持ったまま凪夏といい感じになる幹隆

    それだけではなく、他にも幹隆を悩ませる出来事が続けて起こる
    幹隆と従姉妹たちの関係が複雑に絡まってきた。

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    2025年06月30日