中西鼎のレビュー一覧
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一冊完結。
とても下劣で暴力的な描写。 人間を壊す過程、壊された人間が追い詰められていく心理。醜さの極致を体現した登場人物達。そいつらが君臨して善良な者をなぶり殺す田舎。
そんな読むに耐えないシーンで進む本作、胸くそ悪いの言葉がピッタリで評価1にする気も起きましたが、それほど衝撃を与えるライトノベルも無いもんだと思い最高評価です。
民俗学、宗教、教育、精神医学の知識を織り混ぜた衝撃の復讐ライトノベル、読めば嫌な気分になること請け合います。
それでもクズ共がクズのように死体になるところに爽快感を感じたいならどうぞ。でもそしたら読む側の人間性にも問題が、それを行間から作者さんが観察してるのでは…
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従姉妹との恋物語の完結編。帯に書かれているように、まさに「修羅場に次ぐ修羅場」な第3巻でした。前巻終盤から次回は荒れるだろうなと思っていましたが、ここまでとは。まず冒頭から凪夏によって調教されている幹隆の姿に滑稽を通り越して悲哀を感じ、でも振り返ると幹隆を繋ぎ止めようと凪夏も必死だったのだろう。そう思うとこちらにも悲哀を感じてしまいます。絢音の行動によって恋愛観が歪められてしまった幹隆には同情を禁じ得ませんが、そんな彼が、その後真っ当に『従姉妹との恋』を成就できたことには、一読者としても救われた思いがしました。心が大いに揺さぶられた名作です。
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ネタバレ前回は恋愛要素が薄く、主人公の幹隆と、初恋の従姉・絢音と距離の近い従妹・伊緒と眞耶、気になる同級生の凪夏が織りなす青春映画のような物語と思いましたが、二人の従妹が新たに登場したことに端を発して物語はギアチェンジして急加速。一気に幹隆を中心とした多角関係的なラブストーリーへと変貌しました。幹隆に対する積極性が増したヒロインたちの行動、特に凪夏の激烈な感情の発露が情緒を大いに揺さぶってきました。一方、絢音の真意は未だ明らかにされておらず、そのことが今後の物語の展開にどう影響してくるのか大いに気になりますね。続編を楽しみにしています。
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Posted by ブクログ
ネタバレ田舎に住む父子家庭の「僕」の家に、都会から電波系美少女が引っ越してきて、なんとドキドキの同居生活が始まってしまう……!と書いてしまえば定番の萌え系ライトノベルだが、この作品に分かりやすくきゃぴきゃぴした萌えはなかった。言われてみれば、最初からずっと表紙どおりではあるのだが。(そして私は、この本を完全に衝動で、表紙買いしたのだが……。)
本文は主に、閉塞的な田舎町の荒れた高校で虐められている「僕」こと栞の淡々とした一人称で綴られている。「都会から引っ越して来た電波系美少女」こと冥もまた、どこか達観した淡々とした語り口をほとんど崩さない。最初はその設定のせいで「定番の萌え系ライトノベル」だとナメ -
Posted by ブクログ
『“神”をも息を呑むような、渾身の復讐劇』
こんな突飛な復讐劇あったものか、とその発想に非常に驚かされる。
復讐には、下剋上のようなことをする方法や、社会的に正当(もしくはグレーな)方法、更には虐待や殺人など法に触れる方法など、種類は様々だ。
だが、本作はそれらのどれにも当てはまらない、奇想天外な手段で行われる。
本作は、阿加田町という町を舞台に繰り広げられる復讐劇。
いじめを受け不登校になった高校2年生の中川栞は、ある時、父親の親友の娘である佐藤冥と共に生活するようになる。
冥は高校1年生であるが、ある人物達への復讐を果たすべく、親元を離れ、阿加田町に住む中川家で生活するようになる。
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