あらすじ
高度科学犯罪対策班・通称「科対班」の一員となった大村珠緒は、元数学者の刑事・葵野数則の変人ぶりに振り回される日々を送っていた。ある日、埼玉県の人口密集地で毒ガステロが発生。連続テロを予告する犯行声明は、科対班が追う「土星23事件」の首謀者・〈土星人〉からのものだった。予想されるテロのターゲットは首都圏全域。雲を掴むような捜査に、珠緒と葵野のバディが臨む! 凶悪犯罪に科学と感性で挑む警察ミステリ、第2弾。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
最初の事件以外は毒ガステロに関わる長めの話。
最初の事件はどうしても脳内に「はなて、こころにきざんだゆめを……」という歌がエンドレスリピートされたが、それはさておき。
毒ガステロの方は、色々情報は集まってくるのに犯人にたどり着けないのも不気味だったし、たどり着けたところで最後のテロを阻止できたと思えないのも不気味だったし、実際そうだったしで、常に不穏さ・不安感との闘い。
読んでいて先が気になって仕方がなかった。
テロの順番の謎も二段構えで面白かった(というのはネタ的には不謹慎か?)
ただあれだけ大規模な毒ガステロ事件も「土星23事件」のほんの一部なんだなと思うと、事件はまだまだ続きそう。
奥が深い。
Posted by ブクログ
ガステロ多発。
最初の話だけが別物?
主人公の家族の『娘の在り方』だけが続くような??
2話目から、徐々に繋がっていくのに驚きです。
一見関係なさそうな、子供たちの間の連絡に
驚くべき事件。
目の前の話に飛びついて、何が起こるのか
考えないのが、確かに…でした。
いやでもこれを実行したのはすごいかと。
どう考えても、手間も時間もお金もかかります。
土星人は、あの土星人、だったのでしょうか。