有沢佳映のレビュー一覧

  • お庭番デイズ  逢沢学園女子寮日記 上

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    ライトな学園ものもたまにはいいかなと思って手に取ってみたら、予感に違わずというか、大当たりでした。そもそもお庭番になるのかならないのか導入部分(主人公の滑稽な一人相撲という分かりやすいシチュエーション)でくだくだと書き連ねて上巻の半分も費やしているが、今どきの女子高生(寮生)の饒舌な語り口で飽きさせることなく学生寮の様子やキャラクターたちの性格を説き明かして読者を惹きつけてしまう。数名の登場人物だけで話が進んでいくありがちな学園物とは大違いで、十数名の生徒や教師にいちいちあだ名を付けてキャラ立ちさせている手腕に唸らされた。

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    2021年08月12日
  • お庭番デイズ  逢沢学園女子寮日記 下

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    会話テンポに慣れたのか?下巻はサクサク読めた。面白かった!
    お庭番番たち、何個かのトラブル解決したらしい。
    今回は万引き疑惑問題。
    けど、結局万引き犯人を捕まえる、とかの話でなく、
    店主の宝田さんとの交流?物語、的な?
    なんか知ると、それはただの記号な人じゃなくなる、とか、
    人生にイン、色々したいなーーーっと。
    お庭番、とゆー役割があるっていうことに意義があるんだろうな。
    読み終わるとちょっと元気になるような。
    上巻から一転、続きもあるといいな、と。

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    2021年05月06日
  • お庭番デイズ  逢沢学園女子寮日記 下

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    上巻に引き続き。読んでいくほどおもしろかった!アス目線の文章が特徴的だけど読みやすかった。
    お庭番がどんな仕事をするかっていうよりは、お庭番になったからいろんな人と関わっていくお話なんだな〜と。個性的な面々がいて、みんなそれぞれ事情があって、でもいっしょにいるときはただ楽しいときもあるのかも。
    寮生たくさん出てきたからもっと読みたかったな〜。

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    2020年12月13日
  • お庭番デイズ  逢沢学園女子寮日記 上

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    逢沢学園女子寮のお庭番に選ばれた101のアス、侑名、恭緒。
    設定と人物覚えるの大変だったけど、おもしろかった。寮生それぞれ個性的だし、楽しそうな生活。アスのぐだぐた考える感じとか、読んでてうーんって感じるけど、それこそ学生って感じ。女子が集まったら騒がしくなって、話が脱線して、なんかもういいかってなるの、めちゃくちゃわかる。
    今回は恋愛事だったけど、下巻はどうなのかな?

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    2020年11月24日
  • かさねちゃんにきいてみな

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    ネタバレ

    問題児ばかりの登校班のみんなをみごとにまとめてみせるかさねちゃんとそんな様子をみて自己嫌悪に陥るユッキーの様子に近親感を覚えます。
    小学生の日常が垣間見えてくすっと笑えもします。

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    2017年10月29日
  • かさねちゃんにきいてみな

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    小学校5年生の「オレ」こと孝行(ユッキー)の語りで
    登校班「南雲町二班」の、
    11月半ばから2学期の終わりまでの1ヶ月ちょっとが描かれる。

    その5年生の語りとか、
    登校班の1年生から6年生までのメンバーが、
    もう見事にリアル!
    それぞれ個性的なんだけど、
    いるよいるよこういうヤツ、って感じ。

    うざかったり、うるさかったり、
    おどおどしてたり、潔癖症すぎたり、
    乱暴だったり、言葉がたりなかったり、
    突拍子なかったり。

    唯一、6年生の班長の「かさねちゃん」だけは、
    こんなにできた子は、ほんとにいるんだろうか。
    (いてほしいけど)って、感じ。

    最初は「これって、面白い?」
    とビミョーだったん

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    2014年07月09日
  • かさねちゃんにきいてみな

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    小学生のころは、集団登校って行為だけで、こんなに色んな思いや出来事があったんだなぁ。
    今さら感情移入はできないけど、その年齢の頃にで出会っていたら、夢中で読んでいたと思う。

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    2014年04月06日
  • かさねちゃんにきいてみな

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    小学生の登校班のお話し
    期間もごく短い
    それだけといえばそれだけだが、それがおもしろい
    5年生の男の子目線で語られる
    かさねちゃんは魅力あり過ぎだが、みんなそれぞれ個性的
    素の顔がいいな
    この著者のデビュー作も読んでみたいと思った
    班長がいやだったこと思い出したよ
    ≪ チビ連れて 安全愉快な 登校班 ≫

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    2013年11月24日
  • かさねちゃんにきいてみな

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    子どもたちの登校時のお話しだけど、とても笑える。
    今の子どもたちもこんなに楽しいおしゃべりしながら登校してるのかな。
    その中でも特に後半なんかは大人でも考えさせられる展開があったりする。
    あったかい気持ちになれる本だった。

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    2013年09月07日
  • かさねちゃんにきいてみな

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    ネタバレ

    間宮小学校・登校班、南雲町2班、5年のユッキーこと上原孝行はいろんな事に絶望している。
    登校班で班長、6年のかさねちゃんこと深町累ちゃんが、もうあと数ヶ月で卒業してしまうからだ。
    なんといっても、南雲町2班は、問題児だらけなのだ。元気すぎで先の行動が読めない1年のミツ。ほとんどしゃべらない、汚れているものが嫌いで、道路が汚れていたら動けなくなる潔癖症2年の のんたん、3年2年の太郎次郎兄弟は、忍者の修行をマジでやってはお母さんを困らせる少年だ。4年女子のマユカはアイドルとかドラマとか好きで、女おんなしてる。そしてもうひとりの4年、リュウセイは、4年なのにいろんな事がきちんと出来ない。こだわりが

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    2013年07月24日
  • かさねちゃんにきいてみな

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    登校班の班長、かさねちゃんはすごい。お調子者の太郎次郎兄弟も、モンダイジのリュウセイも、その他いろいろ大変なことがあっても、かさねちゃんの一言で解決してしまう。かさねちゃんのすごいところは、この班のみんなに、まったくうんざりしていないこと。来年班長になる運命のオレは、このすごいかさねちゃんのようには絶対になれないから絶望している。
    登校班の毎日を淡々と語りながら、あやういシグナルが不安を予感させます。そして事件が起こり…。班のメンバーの思いや行動は予想外で感動的です。子どもだけが持つ未来へのベクトルがさわやかなストーリー。

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    2013年07月22日
  • お庭番デイズ  逢沢学園女子寮日記 上

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    御庭番になるまでで半分かかるのでだるかった
    登場人物が多すぎてめんどくさい(なので名簿をつけたのは正解)
    児童向けなので大げさな展開はない

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    2025年03月30日
  • 全校生徒ラジオ

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    女子中学生4人の配信するポッドキャストを書き起こす不登校の少年が主人公。ポッドキャストパートと少年の独白。横書きですごく読みにくい!(横書きの本苦手)少年も最後は前に進めそうな感じ。

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    2025年03月05日
  • お庭番デイズ  逢沢学園女子寮日記 上

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    昔のコバルト文庫を読んでた頃の勢いが私にあればもうちょっと楽しめたかな。ストーリーは、ティーン少女小説の定型に嵌っていて懐かしさと安心感あり。寮の食堂メニューが、やたらとリアリティがあって味や食感まで口の中に再現できた…寮に入ったこともないのに不思議。

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    2024年04月17日
  • かさねちゃんにきいてみな

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    小学生の通学様子のみで描いた小説。最初は、小学生特有のすぐに話題があっちこっちに行く感じで、子供ってこんな感じだなと思い出した。その中でも各々の個性を受け止め、一緒にいるからこそ、その人のことを理解し受け止めることが人との関わり方だと教えてくれている。

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    2023年11月11日
  • お庭番デイズ  逢沢学園女子寮日記 下

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    お庭番としての活動だけでなく、恭緒と、侑名の家庭の事情なども出てきて、明日海の友達思いのところにも少しジーンときた。
    人が困っている時は、1番近くにいる親しい人が助けるべきだと思っていたが、そうとも限らない。それまで無関心でも、好きではなくても、タイミングがあった人が助けちゃうのかもしれない。大切なのは、誰かが、助けが必要な人に気づくかどうか。
    という恭緒の言葉に、なるほどと思った。
    助けご必要な人に気づいてあげたいし、助けが必要なら、助けてほしいと言えるようになりたいな。

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    2023年01月22日
  • お庭番デイズ  逢沢学園女子寮日記 上

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    中高一貫の学校での寮でのお話。
    寮の子達のそれぞれのキャラクターが全員しっかりしていて、主人公以外のキャラも面白かった。
    ビシッと解決というわけではないが、頼もしい先輩方との交流を、交えながら、寮の楽しい日常が描かれている。
    こんな学校楽しそうだなー

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    2023年01月22日
  • お庭番デイズ  逢沢学園女子寮日記 上

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    なにかの本紹介でみて読みたいなあっと思っていた。
    とある中高一貫校の女子寮で、もろもろ問題解決に駆り出されるお庭番なるものに任命された3人のおはなし。
    女子寮?お庭番?なにそれ、ワクワクしかないじゃんっと、
    3バカとおんなじようなことを思った私。
    けど、今の中高生はこーゆーノリなのか?
    それとも私もこの頃はこのノリについていけてたのか?
    なんだかかいわのテンポ?が早いとゆーか、寮からだからか色んな人があっちからこっちからでてきてちょっと読むのにつかれた。
    最初の方のお庭番になりたくないーーーっと3人のうちの1人がジタバタする部分が結構長いし、最初の問題ごともそもそも問題ごとなのかどうかよーわか

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    2021年04月25日
  • かさねちゃんにきいてみな

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    小学生の時に読んだら、私もこうなりたいって思ってたんだろうが現実がこうも美しくいくはずはないので、あり得ないファンタジー プリンセスより遠い幻想
    だけど、こーも200p超 子供の話し言葉だけで続けられるって、すごい引き出し力だ

    私も通学班のとき、すごく苦労したからわかるなあ

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    2019年09月30日
  • かさねちゃんにきいてみな

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    かさねちゃんは、6年生。地区の登校班の班長。やんちゃな下級生も、おしゃまな女子も、かさねちゃんには一目をおいている。
    5年生のユッキー(上原孝行)も、かさねちゃんはすごいと思っているが、来年は自分が班長になることが不安でならない。
    自分は、かさねちゃんみたいにはなれない!

    奔放な下級生達に手を焼きながらも、少しずつ最上級生になっていくユッキー、がんばってね!

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    2015年02月05日