ジョン・ファーンドンのレビュー一覧
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入試問題を紹介するための本ではなく、設問を使った著者のエッセイ。
試験問題として、出題者に何を解答すると評価されるのか?
筆者がなぜ、この問題を選び、何を伝えたいか?
自分は、この問題に何を思うか?
そうやって読み進んだ。
結構アタマがうごいたwPosted by ブクログ -
突拍子もない「お題」に対し、ああでもないこうでもない、とひねくり回し続ける力、一応のロジカルな説明をつける力、できるだけ多面的に考えることのできる力、一片のユーモアを溶かし込む幅の広さ、といったことに気づかせる本。Posted by ブクログ
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ライバルおフランスの大学入試資格試験バカロレアの2018年哲学の設問は 1.人文系 文化は我々をより人間的にするのか? 2.経済社会系 芸術に無関心であることは可能か?3.理系 欲望は我々が不完全であることの証拠なのか?だそうです。哲学はバカロレアの必須科目で初日に設定され試験時間は4時間らしいです...続きを読むPosted by ブクログ
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きっかけは、本屋さんで平積みしているのを見つけたとき。面白そうだと思いながらも、「積読が他にも溜まっているから」と言い聞かせていたけど、結局ガマン出来ずに、いそいそと購入。
買ったは良いけど、ネックなのは「翻訳物」ってところだなあ…。と思いながらも、最近の翻訳物は読みやすいようにも感じるし、買う前...続きを読むPosted by ブクログ -
非常に興味深いですね。
こんな問題が日本で出されたら「珍問」「奇問」で非難殺到、大炎上確実。でも、この様な問いを繰り出す真の目的に鑑みると、こういう“頭の柔らかさ”“教養の深さ”を確かめるには、こういう手法なのかなと思います。
これが、歴史ある先進国と、東洋の訳の分からない島国の差なのかも。
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オックスフォードとケンブリッジの入試問題から選ばれた60問が紹介されている。
日本の大学入試とは異なる視点からのユニークな問題ばかりで、正解を求めるというより、柔軟な思考力が問われている。知識は蓄えるものではなく、その先の活用の仕方、頭の働かせ方に重きをおく問題。設問として突拍子もないものもあるが、...続きを読むPosted by ブクログ -
入試問題と言うからには、1つの設問に対して模範解答を解説していくのかと思いきや、様々な角度から思考のヒントを与え示唆するまでの内容であった。答えを期待して読み始めた最初はあまり面白さを感じなかったが、中盤を過ぎたあたりで頭の体操に慣れてきたようだ。広く考える力を試されるのは楽しい。最後の解説では、討...続きを読むPosted by ブクログ
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ノンフィクション作家のジョン・ファーンドンによる、大学入試で取り上げられた答えのない問題を紹介する本。ケンブリッジやオックスフォードなど世界有数の大学入試問題を取り上げている。なお、ファーンドン本人もケンブリッジ卒のようである。これを読むことで、タイトル通り考えさせられる問題に出会うことができる。あ...続きを読むPosted by ブクログ
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火星人に人間をどう説明するのか?
まず人間は何万年の時を経て言語を使って言語化できるようになったしジェスチャーや考えることや想像する力が与えられた。そこでまず火星人はどれくらいの立ち位置にいるのか、人間より能力は劣っているのかそれとも優れているのか、優れているのであれば問題はない。劣っている場合...続きを読むPosted by ブクログ -
そのものの知識は知らなくても、こんな情報をとってきたら、証明できるとか、自身の経験から哲学的な考えを張り巡らせる。なんと、難解な。Posted by ブクログ
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「人はいつ死んだことになりますか?」オックスフォード大学・医学部面接試験。
日本では、1月により思考力を問われる「共通テスト」にかわるが、毎年問題を作成する先生方の努力と緊張感は並大抵のことではなく、入試は大学の最重要事項である。模範解答のない問いへの受験生の思考をどのように採点するのか?気
になる...続きを読むPosted by ブクログ -
哲学的なことや心理学的なことを考えることが好きな人は読んでみると楽しいかもしれません。
「もし全能の神がいるとしたら、彼自身が持ち上げられない石を造るは可能でしょうか?」
「カタツムリに意識はあるでしょうか?」
「人はいつ死んだことになりますか?」
などなど十人十色な解答がある問題ばかりに、筆者なり...続きを読むPosted by ブクログ -
前作未読。
表題の2大学で出題された問題について筆者の考えを綴った本。
一見えっ?という問いでも考えると色々な切り口がありますね。
「月はグリーンチーズで出来ていると思いますか?」「人間にはなぜ目が二つあるのですか?」「ここに一枚の木の皮があります。これについて話してください。」等々。出題が面白い。Posted by ブクログ -
議論のトピックにはなる。これで合格不合格を決めるとして,評価の観点はどうするのだろう。水平思考と垂直思考を展開することらしいが,受験者数が多いと大変だろうな。いわゆるフェルミ推定の問題が多い気もする。論の説得力が問われるのかな。
「あなたは脳のどこが一番好きですか」「あなたならリンゴをどう説明します...続きを読むPosted by ブクログ -
オックスフォードとケンブリッジの入試に実際に出た問題とその解答例が、まとめられてました。
考える力をなくした頭では考えることができず、解答例を見てそういう考え方もあるのかと思うのがやっとでしたが、少しは頭への刺激になったような気がしました。Posted by ブクログ -
<目次>
省略
<内容>
確かに考えさせられる問が並ぶ。たとえば、「自分の腎臓を売ってもいいでしょうか?」「自分を履行だと思いますか?」「幸せだ、とはどういうことですか?」「木を描くとします。その木は現実のものですか?」答えられそうなものから倫理的・哲学的なもの、科学的なものなど様々…。考えなら読...続きを読むPosted by ブクログ -
こんな入試問題あり? 一筋縄ではいきません!
話題だったので。どうしてこんな入試問題が、と思いつつ、最後の解説を読んで腑に落ちるところも。論理的に討論することが、人生や仕事の上で必要だと考えられているからだ。オックスブリッジ出身の人は、政治家だったり社会に大きな影響力を持つ人になる。そういう人は、...続きを読むPosted by ブクログ