佐藤満春のレビュー一覧
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ネタバレお笑いコンビ「どきどきキャンプ」、放送作家として活躍している佐藤満春氏による自伝的エッセイである。著者は現在、放送作家としてレギュラー19本という超売れっ子作家である。世間的には成功者だろう。しかし、著者は無個性な自分が好きな事を好きな人たちと楽しんでいるだけと謙虚な表現をしている。
本書の中で、著者と親しい仲間との対談が収録されている。仲間全員が著者を認め、称賛している。仲間達が著者を紹介する形で仕事を得た実績もある。著者は実力もさることながら、究極の人たらしであると随所に感じた。
巻末にて、著者が仕事に対して、「本当にやっていきたい仕事に向けてスキルアップをする」のか、「任される仕事 -
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佐藤満春、仕事観人生観を語る自叙伝。
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冒頭で謙虚と謙遜を超えた卑屈自論を繰り広げ、
こちらとしては立つ背がなく、最初少し苛立った。
しかし、好きなものに捧げる情熱は半端なく、
そこに惜しみなく注げる愛情が信頼される所以で、
自分の力で居場所を手にしてきたんだなと思った。
「好きだなと感じた自分の感覚は、
それが誰にどう思われようとも大事にしないと、
自分の存在すら否定してしまうことになる」
「好き -
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最初の方「ネガティブすぎない?」と思ってちょっとイライラしてこのままだと☆2かなと思ってましたが、最終的に☆5よりの☆4になりました。
その理由も含め、以下刺さった所メモ
【僕は自分自身のことをとっても暗く、とってもネガティブだと自覚していました。ただ、ネガティブすぎた結果、その先にある「人間」を信じるようになったのだなと思いました。】
・最初の「ちょっとネガティブすぎない?」が解消された所。自分に対してネガティブでも、信頼している周りの人を信じることが、サトミツさんが周りの人から信頼される理由なのか。
【別に自分は特別だなんて思ってはいないけど、ただ、みんなが楽しい何かを僕は楽しめないん -
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リトルトゥースとしては外せない一冊
オードリーの良き友人として、放送作家でありながら自身がパーソナリティを務めるラジオもある。
さらに、どきどきキャンプというお笑い芸人の側面持ち合わせる。二刀流ならぬ三刀流だ。
そんな方がどんな日かを知れる一冊。
めちゃくちゃ苦労をしてるはずだが、その中で自分との対話を続けながら、自分の道を切り開いていく。
本書では、人との出会いや運の部分が大きいと書かれてはいるが全くそんなことはなく、本人が自身の足りてない部分を認識しながらも突き進んでいく人生が描かれている。
本当はもっと壮大に脚本できそうだが、本人の性格もあり控えめな感じも良い
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印象に残った箇所については、以下のとおり。
【P26】苦手なこと、向いてないことが異常に多かったので、いろいろなことを諦めた先にあった「熱」。「自分の熱」を信じて動いた結果が、今です。
【P53】誰にとっても苦しい、言葉にできない時間が訪れるタイミングはあるでしょう。僕にとって、そこから抜けだす鍵は「没頭できる何か」「自分の心が揺れ動く何か」でした。それは「ラジオ」であり「お笑い」だったんです。
【P69】外の情報ばかり聞いてても、それを武器にしようとは思えないから。だから、心の内側の声を聞くことと、気づいてくれる他者の存在が大事になるね。
【P127】僕の経験だけで言うと、人は必ず「