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「ヒルナンデス」「くりぃむナンタラ」「オードリーのオールナイトニッポン」など人気番組19本を数える人気放送作家。トイレ・掃除の専門家、ラジオパーソナリティ、お笑い芸人・・様々な顔を持ち合わせオードリーなど多くの人気芸人が信頼を寄せる男サトミツこと「佐藤満春」書き下ろしの自叙伝エッセイ。
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Posted by ブクログ
「センスは積み上げてなんとかなるものではないけど、準備の時間は平等に与えられます。」 「自分に向いているとか向いていないとかは、自分では判断できません。「向いていると思うから任せる」と思うのは他人です。他人の目こそ、自分の向き不向きを判断してれます。」 この2つの言葉が特に、自分に響きました。 こ...続きを読むの本は、芸人兼放送作家兼トイレ研究家兼…と幅広く肩書きを持っている芸人佐藤満春さんの自叙伝エッセイです。 「日向坂で会いましょう」の駅伝での涙がきっかけでサトミツさんを知り、知れば知るほど凄い方だなと思っていたところ、こちらの本を見つけたため読んでみました。 読み切って一番最初に思ったのは「どんなときも、ひたむきに準備を進める鬼のような方だ」ということです。 私はサトミツさんを、テレビで活躍されている姿しか見たことなかったため、これまでの過去や背景を知りませんでした。 芸人になって「どうやらこの山では一番になれない」と思い始め、なら自分で山を作って、そこで一番になろうと決心して、そこからはひたむきに準備と挑戦を続ける。この出来そうで出来ない「地道な努力」が今を作っていると知り、自分はなんてバカな考えや行動をしていたのだろうと後悔をしました。 私は今、基本的なことすらおぼつかなく、何度も失敗し続けています。 それなのに、将来はこうなりたいとか、バカみたいな妄想を広げていました。 そうじゃない、まずは目の前の基本的なことを大切にして、たとえ失敗しても挫けずに準備と挑戦をし続ける。 そうして初めて、周りの方が向き不向きを判断してくれる。 私はまだまだ考えが浅くて、失敗した数も少ないようなひよっこですが、少しづつ成長できるように今この瞬間からひたむきに頑張ってみます。
著者さんと私が少し似ているなぁと感じて手に取ったんですが、この先の私の人生の教科書のような立ち位置になりました。
私の大好きなエンタメに携わっているサトミツさん。その人となりを本著で少し垣間見ることができた。対談一つ一つから、日々の丁寧な仕事の積み重ねを感じたし、紡ぐ言葉一つ一つから、血の滲むような努力の日々を窺い知ることができた。これからはより一層、立体感を持ってサトミツさんの仕事の気配を感じながら、エンタメ...続きを読むを接種することができそう。
以前、偶々サトミツさんのラジオを聴いたときに、ゲストの話を聞くのがとても上手な人だと思った。長年若林さんの雑談相手のサトミツさん。ここ数年仕事が増えているのは間違いなくサトミツさんの人柄で、やはり素敵な人には素敵な人が寄ってくるのだとエッセイを読んで思った。 そんなサトミツさんの「毎日楽しくないの...続きを読むは悪いことじゃない」という言葉は、私の毎日を肯定してくれてるみたいで嬉しくなった。
周りの目はどう足掻いても操作できないから気にしない。 だからこそ信頼できる人から依頼されたことは自分の向いていること。 苦手なものをできるようになることに時間をかけるのではなく、得意なことで補う。 自分のことを冷静に客観的に見て出した結論は、夢追人からすると冷たいかもしれない。 でも自分が自分らし...続きを読むくいるために、心を傷つけないためには必要だし、その人とは違うことが個性になり、仕事になり、幸せになる。
************************************************ 佐藤満春、仕事観人生観を語る自叙伝。 ************************************************ 冒頭で謙虚と謙遜を超えた卑屈自論を繰り広げ、 こちらとしては立つ背...続きを読むがなく、最初少し苛立った。 しかし、好きなものに捧げる情熱は半端なく、 そこに惜しみなく注げる愛情が信頼される所以で、 自分の力で居場所を手にしてきたんだなと思った。 「好きだなと感じた自分の感覚は、 それが誰にどう思われようとも大事にしないと、 自分の存在すら否定してしまうことになる」 「好きなことを発信することに躊躇なく、 ブレーキを踏まない方がいずれ何かになるかも。 万が一誰かに「何こいつ」と思われたとしても、 そういった層の人とはそもそも気が合わないので、 そこを気にしていたら発信なんてしていられない。 誰かにどう思われるかなんて操作できないのだから 好きなものに対してはピュアでいいと思う」 そういった「層」という書き方が、 冷静、言い換えればある意味冷酷で、 でも必要な冷酷さで、割り切れてて好きだ。 まあ、こんなに分かりきってることさえも、 未だそのフェーズに未到達の私なわけだが。 ただ、最近はこれに尽きるなと思う。 「(友人、妻子)好きなものに出会えたので、 今はなんとか生きる燃料を手にしました」 (ここで言う友人は、数少ない友達の一人の若林) やっぱり若林の存在は大きかったんだと思う。 あと、春日のマル秘エピソードはかなり熱い。 何かを諦めた時に、手にする新しい喜びはある。 もう少し達観出来るようになったら再読したい。 -----------✂︎-----------✂︎-----------✂︎-------- 「誰のための本か」とあるが、 確実にリトルトゥースの為の本だと思うのですが。 あとおひさま。私はおひさま。松田好花推しです。 対談相手、 若林 正恭(オードリー) 春日 俊彰(オードリー) 松田 好花(日向坂46) DJ松永(Creepy Nuts) 山里 亮太(南海キャンディーズ) 安島 隆(日本テレビ) 舟橋 政宏(テレビ朝日) -----------✂︎-----------✂︎-----------✂︎--------
最初の方「ネガティブすぎない?」と思ってちょっとイライラしてこのままだと☆2かなと思ってましたが、最終的に☆5よりの☆4になりました。 その理由も含め、以下刺さった所メモ 【僕は自分自身のことをとっても暗く、とってもネガティブだと自覚していました。ただ、ネガティブすぎた結果、その先にある「人間」を...続きを読む信じるようになったのだなと思いました。】 ・最初の「ちょっとネガティブすぎない?」が解消された所。自分に対してネガティブでも、信頼している周りの人を信じることが、サトミツさんが周りの人から信頼される理由なのか。 【別に自分は特別だなんて思ってはいないけど、ただ、みんなが楽しい何かを僕は楽しめないんだと思う。となると、本当に自分がいいなと思った感覚を大事にしようと思うもので。好きだなと感じた自分の感覚は、それが誰にどう思われようとも大事にしないと、自分の存在すら否定してしまうことになる。】 ・自分的に1番刺さった場所。結婚や人の恋愛など、割とみんなが好きな物に興味を持てない自分だけど、好きになった物をとことん好きでいようと思った。 そして、 【僕が多くのものを諦めてしまった先にあったのは、これらの「好きなもの」への「熱」だったと思います。人は思っているより僕のことなんて注目していなかったりするので、好きなことを発信することに躊躇なく、ブレーキを踏まない方がいずれ何かになるのかなと思っています。万が一誰かに「何こいつ」と思われたとしても、そういった層の人とはそもそも気が合わないので、そこを気にしていたら発信なんてしていられないというか。誰かにどう思われるかなんて操作できません。だから、好きなものに対してはピュアでいいのだと思います。】 ・ほんとそうだなと。自分も好きな物への熱はもっているつもり。ただ、それを「うざいかな」と思って周りに発信していなかった。気にしなくていいじゃんと思った。誰にどう思われるかなんて操作できないし。なんとなくわかっていたことではあったけど、好きを発信して仕事にしているサトミツさんの言葉は響く。 次も似たようだけど、 【「ある一定の人によく思われよう」なんていう行動は、全く意味をなさないと思うんですよね。だって、基準は自分の外にあるわけで、そこに合わせに行くなんて無茶じゃないですか。一方で「自分が気づかなかった才能を見つけてくれるのは他人の評価」だったりもします。ただそれは、大切な人の信頼できる意見であるはずで。それらを受けて思うこと。「本当にやっていきたい仕事に向けてスキルアップする」のか「任される仕事において全力を尽くす」のか、どちらも間違いではないと思います。両方選ぶことも大事かもしれませんし、それは、タイミングによるものなのかもしれません。いやぁ、生きるって難しいですね。】 ある一定の人によく思われようが意味無い。わかっているんだけど、割と狭い世界で生きてる自分にとっては難しいこと。ただ、そこに合わせにいくだけの自分にはならないようにしたい。その為に本を読んで、大切な信頼できる人を探していきたい。いやーむずい。「生きるって難しいですね。」に救われるなぁ、頑張ろう。
自分がやれることをやる事が大事。とよく言うが、その前にやれる事を常に探す姿勢が大切だと言う事を改めて思わされた。
リトルトゥースとしては外せない一冊 オードリーの良き友人として、放送作家でありながら自身がパーソナリティを務めるラジオもある。 さらに、どきどきキャンプというお笑い芸人の側面持ち合わせる。二刀流ならぬ三刀流だ。 そんな方がどんな日かを知れる一冊。 めちゃくちゃ苦労をしてるはずだが、その中で自分...続きを読むとの対話を続けながら、自分の道を切り開いていく。 本書では、人との出会いや運の部分が大きいと書かれてはいるが全くそんなことはなく、本人が自身の足りてない部分を認識しながらも突き進んでいく人生が描かれている。 本当はもっと壮大に脚本できそうだが、本人の性格もあり控えめな感じも良い
「真っ直ぐに好きなモノで等身大の紆余曲折」、 というイメージが読み進めていく中で徐々に輪郭が出来てきて、読み終わったあと、改めて「自分の好き」を大切にしようと思わせてくれます。 そして、最後の20ページ分に集約された言葉に、 思わずクスッとして、グッときました。
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