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「ヒルナンデス」「くりぃむナンタラ」「オードリーのオールナイトニッポン」など人気番組19本を数える人気放送作家。トイレ・掃除の専門家、ラジオパーソナリティ、お笑い芸人・・様々な顔を持ち合わせオードリーなど多くの人気芸人が信頼を寄せる男サトミツこと「佐藤満春」書き下ろしの自叙伝エッセイ。
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Posted by ブクログ
私の大好きなエンタメに携わっているサトミツさん。その人となりを本著で少し垣間見ることができた。対談一つ一つから、日々の丁寧な仕事の積み重ねを感じたし、紡ぐ言葉一つ一つから、血の滲むような努力の日々を窺い知ることができた。これからはより一層、立体感を持ってサトミツさんの仕事の気配を感じながら、エンタメ...続きを読むを接種することができそう。
以前、偶々サトミツさんのラジオを聴いたときに、ゲストの話を聞くのがとても上手な人だと思った。長年若林さんの雑談相手のサトミツさん。ここ数年仕事が増えているのは間違いなくサトミツさんの人柄で、やはり素敵な人には素敵な人が寄ってくるのだとエッセイを読んで思った。 そんなサトミツさんの「毎日楽しくないの...続きを読むは悪いことじゃない」という言葉は、私の毎日を肯定してくれてるみたいで嬉しくなった。
************************************************ 佐藤満春、仕事観人生観を語る自叙伝。 ************************************************ 冒頭で謙虚と謙遜を超えた卑屈自論を繰り広げ、 こちらとしては立つ背...続きを読むがなく、最初少し苛立った。 しかし、好きなものに捧げる情熱は半端なく、 そこに惜しみなく注げる愛情が信頼される所以で、 自分の力で居場所を手にしてきたんだなと思った。 「好きだなと感じた自分の感覚は、 それが誰にどう思われようとも大事にしないと、 自分の存在すら否定してしまうことになる」 「好きなことを発信することに躊躇なく、 ブレーキを踏まない方がいずれ何かになるかも。 万が一誰かに「何こいつ」と思われたとしても、 そういった層の人とはそもそも気が合わないので、 そこを気にしていたら発信なんてしていられない。 誰かにどう思われるかなんて操作できないのだから 好きなものに対してはピュアでいいと思う」 そういった「層」という書き方が、 冷静、言い換えればある意味冷酷で、 でも必要な冷酷さで、割り切れてて好きだ。 まあ、こんなに分かりきってることさえも、 未だそのフェーズに未到達の私なわけだが。 ただ、最近はこれに尽きるなと思う。 「(友人、妻子)好きなものに出会えたので、 今はなんとか生きる燃料を手にしました」 (ここで言う友人は、数少ない友達の一人の若林) やっぱり若林の存在は大きかったんだと思う。 あと、春日のマル秘エピソードはかなり熱い。 何かを諦めた時に、手にする新しい喜びはある。 もう少し達観出来るようになったら再読したい。 -----------✂︎-----------✂︎-----------✂︎-------- 「誰のための本か」とあるが、 確実にリトルトゥースの為の本だと思うのですが。 あとおひさま。私はおひさま。松田好花推しです。 対談相手、 若林 正恭(オードリー) 春日 俊彰(オードリー) 松田 好花(日向坂46) DJ松永(Creepy Nuts) 山里 亮太(南海キャンディーズ) 安島 隆(日本テレビ) 舟橋 政宏(テレビ朝日) -----------✂︎-----------✂︎-----------✂︎--------
最初の方「ネガティブすぎない?」と思ってちょっとイライラしてこのままだと☆2かなと思ってましたが、最終的に☆5よりの☆4になりました。 その理由も含め、以下刺さった所メモ 【僕は自分自身のことをとっても暗く、とってもネガティブだと自覚していました。ただ、ネガティブすぎた結果、その先にある「人間」を...続きを読む信じるようになったのだなと思いました。】 ・最初の「ちょっとネガティブすぎない?」が解消された所。自分に対してネガティブでも、信頼している周りの人を信じることが、サトミツさんが周りの人から信頼される理由なのか。 【別に自分は特別だなんて思ってはいないけど、ただ、みんなが楽しい何かを僕は楽しめないんだと思う。となると、本当に自分がいいなと思った感覚を大事にしようと思うもので。好きだなと感じた自分の感覚は、それが誰にどう思われようとも大事にしないと、自分の存在すら否定してしまうことになる。】 ・自分的に1番刺さった場所。結婚や人の恋愛など、割とみんなが好きな物に興味を持てない自分だけど、好きになった物をとことん好きでいようと思った。 そして、 【僕が多くのものを諦めてしまった先にあったのは、これらの「好きなもの」への「熱」だったと思います。人は思っているより僕のことなんて注目していなかったりするので、好きなことを発信することに躊躇なく、ブレーキを踏まない方がいずれ何かになるのかなと思っています。万が一誰かに「何こいつ」と思われたとしても、そういった層の人とはそもそも気が合わないので、そこを気にしていたら発信なんてしていられないというか。誰かにどう思われるかなんて操作できません。だから、好きなものに対してはピュアでいいのだと思います。】 ・ほんとそうだなと。自分も好きな物への熱はもっているつもり。ただ、それを「うざいかな」と思って周りに発信していなかった。気にしなくていいじゃんと思った。誰にどう思われるかなんて操作できないし。なんとなくわかっていたことではあったけど、好きを発信して仕事にしているサトミツさんの言葉は響く。 次も似たようだけど、 【「ある一定の人によく思われよう」なんていう行動は、全く意味をなさないと思うんですよね。だって、基準は自分の外にあるわけで、そこに合わせに行くなんて無茶じゃないですか。一方で「自分が気づかなかった才能を見つけてくれるのは他人の評価」だったりもします。ただそれは、大切な人の信頼できる意見であるはずで。それらを受けて思うこと。「本当にやっていきたい仕事に向けてスキルアップする」のか「任される仕事において全力を尽くす」のか、どちらも間違いではないと思います。両方選ぶことも大事かもしれませんし、それは、タイミングによるものなのかもしれません。いやぁ、生きるって難しいですね。】 ある一定の人によく思われようが意味無い。わかっているんだけど、割と狭い世界で生きてる自分にとっては難しいこと。ただ、そこに合わせにいくだけの自分にはならないようにしたい。その為に本を読んで、大切な信頼できる人を探していきたい。いやーむずい。「生きるって難しいですね。」に救われるなぁ、頑張ろう。
自分がやれることをやる事が大事。とよく言うが、その前にやれる事を常に探す姿勢が大切だと言う事を改めて思わされた。
リトルトゥースとしては外せない一冊 オードリーの良き友人として、放送作家でありながら自身がパーソナリティを務めるラジオもある。 さらに、どきどきキャンプというお笑い芸人の側面持ち合わせる。二刀流ならぬ三刀流だ。 そんな方がどんな日かを知れる一冊。 めちゃくちゃ苦労をしてるはずだが、その中で自分...続きを読むとの対話を続けながら、自分の道を切り開いていく。 本書では、人との出会いや運の部分が大きいと書かれてはいるが全くそんなことはなく、本人が自身の足りてない部分を認識しながらも突き進んでいく人生が描かれている。 本当はもっと壮大に脚本できそうだが、本人の性格もあり控えめな感じも良い
「真っ直ぐに好きなモノで等身大の紆余曲折」、 というイメージが読み進めていく中で徐々に輪郭が出来てきて、読み終わったあと、改めて「自分の好き」を大切にしようと思わせてくれます。 そして、最後の20ページ分に集約された言葉に、 思わずクスッとして、グッときました。
さっぱり、きっぱり、冷静で、物事を俯瞰で見てしまうサトミツさん。 恩返し、家族が原動力で涙腺が弱くなっている熱いサトミツさん。 どっちなんだ!どっちもか!と判断に迷う不思議な人生録でした。
印象に残った箇所については、以下のとおり。 【P26】苦手なこと、向いてないことが異常に多かったので、いろいろなことを諦めた先にあった「熱」。「自分の熱」を信じて動いた結果が、今です。 【P53】誰にとっても苦しい、言葉にできない時間が訪れるタイミングはあるでしょう。僕にとって、そこから抜けだす...続きを読む鍵は「没頭できる何か」「自分の心が揺れ動く何か」でした。それは「ラジオ」であり「お笑い」だったんです。 【P69】外の情報ばかり聞いてても、それを武器にしようとは思えないから。だから、心の内側の声を聞くことと、気づいてくれる他者の存在が大事になるね。 【P127】僕の経験だけで言うと、人は必ず「自分の向いている仕事」「環境」「縁のある場所」にたどり着くと思います。 【P143】仕事はちゃんと「自分にお金を払ってもらえるだけの価値」を作れるかどうかが勝負なので。 【P191】勝負の世界なので、ど真ん中で王道の活躍のみが成功だと思われがちですが、全くそんなことはない。その「何かになれなかった瞬間」こそが、その人を強く、そして本物にしている瞬間だと思っています。
サトミツさんの優しくて温かい人柄がたくさん詰まった本。 終始謙虚だけど、すごくすごく努力してこられたことが伝わる。 きっとこの本を書いている時に「僕なんて…」と1回は思ったのだろうなと想像したけど、サトミツさんの生き方や知恵を一生懸命伝えてくれてありがとうございますという気持ち。 共感することがいっ...続きを読むぱいあったけど、私はエゴの塊なのでサトミツさんの正しさに耳を塞ぎたくなる場面も少しあって。 スターじゃないならサトミツさんのファイトスタイルでやっていくしかないんだから、私もあーだこーだ言ってないでがんばろって思いました。
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スターにはなれませんでしたが
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