佐藤満春のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
************************************************
佐藤満春、仕事観人生観を語る自叙伝。
************************************************
冒頭で謙虚と謙遜を超えた卑屈自論を繰り広げ、
こちらとしては立つ背がなく、最初少し苛立った。
しかし、好きなものに捧げる情熱は半端なく、
そこに惜しみなく注げる愛情が信頼される所以で、
自分の力で居場所を手にしてきたんだなと思った。
「好きだなと感じた自分の感覚は、
それが誰にどう思われようとも大事にしないと、
自分の存在すら否定してしまうことになる」
「好きなことを発信することに躊躇なく、
ブレーキを踏まない方がいずれ何かになるかも。
万が一誰かに「何こいつ」と思われたとしても、
そういった層の人とはそもそも気が合わないので、
そこを気にしていたら発信なんてしていられない。
誰かにどう思われるかなんて操作できないのだから
好きなものに対してはピュアでいいと思う」
そういった「層」という書き方が、
冷静、言い換えればある意味冷酷で、
でも必要な冷酷さで、割り切れてて好きだ。
まあ、こんなに分かりきってることさえも、
未だそのフェーズに未到達の私なわけだが。
ただ、最近はこれに尽きるなと思う。
「(友人、妻子)好きなものに出会えたので、
今はなんとか生きる燃料を手にしました」
(ここで言う友人は、数少ない友達の一人の若林)
やっぱり若林の存在は大きかったんだと思う。
あと、春日のマル秘エピソードはかなり熱い。
何かを諦めた時に、手にする新しい喜びはある。
もう少し達観出来るようになったら再読したい。
-----------✂︎-----------✂︎-----------✂︎--------
「誰のための本か」とあるが、
確実にリトルトゥースの為の本だと思うのですが。
あとおひさま。私はおひさま。松田好花推しです。
対談相手、
若林 正恭(オードリー)
春日 俊彰(オードリー)
松田 好花(日向坂46)
DJ松永(Creepy Nuts)
山里 亮太(南海キャンディーズ)
安島 隆(日本テレビ)
舟橋 政宏(テレビ朝日)
-----------✂︎-----------✂︎-----------✂︎-------- -
Posted by ブクログ
最初の方「ネガティブすぎない?」と思ってちょっとイライラしてこのままだと☆2かなと思ってましたが、最終的に☆5よりの☆4になりました。
その理由も含め、以下刺さった所メモ
【僕は自分自身のことをとっても暗く、とってもネガティブだと自覚していました。ただ、ネガティブすぎた結果、その先にある「人間」を信じるようになったのだなと思いました。】
・最初の「ちょっとネガティブすぎない?」が解消された所。自分に対してネガティブでも、信頼している周りの人を信じることが、サトミツさんが周りの人から信頼される理由なのか。
【別に自分は特別だなんて思ってはいないけど、ただ、みんなが楽しい何かを僕は楽しめないんだと思う。となると、本当に自分がいいなと思った感覚を大事にしようと思うもので。好きだなと感じた自分の感覚は、それが誰にどう思われようとも大事にしないと、自分の存在すら否定してしまうことになる。】
・自分的に1番刺さった場所。結婚や人の恋愛など、割とみんなが好きな物に興味を持てない自分だけど、好きになった物をとことん好きでいようと思った。
そして、
【僕が多くのものを諦めてしまった先にあったのは、これらの「好きなもの」への「熱」だったと思います。人は思っているより僕のことなんて注目していなかったりするので、好きなことを発信することに躊躇なく、ブレーキを踏まない方がいずれ何かになるのかなと思っています。万が一誰かに「何こいつ」と思われたとしても、そういった層の人とはそもそも気が合わないので、そこを気にしていたら発信なんてしていられないというか。誰かにどう思われるかなんて操作できません。だから、好きなものに対してはピュアでいいのだと思います。】
・ほんとそうだなと。自分も好きな物への熱はもっているつもり。ただ、それを「うざいかな」と思って周りに発信していなかった。気にしなくていいじゃんと思った。誰にどう思われるかなんて操作できないし。なんとなくわかっていたことではあったけど、好きを発信して仕事にしているサトミツさんの言葉は響く。
次も似たようだけど、
【「ある一定の人によく思われよう」なんていう行動は、全く意味をなさないと思うんですよね。だって、基準は自分の外にあるわけで、そこに合わせに行くなんて無茶じゃないですか。一方で「自分が気づかなかった才能を見つけてくれるのは他人の評価」だったりもします。ただそれは、大切な人の信頼できる意見であるはずで。それらを受けて思うこと。「本当にやっていきたい仕事に向けてスキルアップする」のか「任される仕事において全力を尽くす」のか、どちらも間違いではないと思います。両方選ぶことも大事かもしれませんし、それは、タイミングによるものなのかもしれません。いやぁ、生きるって難しいですね。】
ある一定の人によく思われようが意味無い。わかっているんだけど、割と狭い世界で生きてる自分にとっては難しいこと。ただ、そこに合わせにいくだけの自分にはならないようにしたい。その為に本を読んで、大切な信頼できる人を探していきたい。いやーむずい。「生きるって難しいですね。」に救われるなぁ、頑張ろう。 -
Posted by ブクログ
リトルトゥースとしては外せない一冊
オードリーの良き友人として、放送作家でありながら自身がパーソナリティを務めるラジオもある。
さらに、どきどきキャンプというお笑い芸人の側面持ち合わせる。二刀流ならぬ三刀流だ。
そんな方がどんな日かを知れる一冊。
めちゃくちゃ苦労をしてるはずだが、その中で自分との対話を続けながら、自分の道を切り開いていく。
本書では、人との出会いや運の部分が大きいと書かれてはいるが全くそんなことはなく、本人が自身の足りてない部分を認識しながらも突き進んでいく人生が描かれている。
本当はもっと壮大に脚本できそうだが、本人の性格もあり控えめな感じも良い
-
Posted by ブクログ
印象に残った箇所については、以下のとおり。
【P26】苦手なこと、向いてないことが異常に多かったので、いろいろなことを諦めた先にあった「熱」。「自分の熱」を信じて動いた結果が、今です。
【P53】誰にとっても苦しい、言葉にできない時間が訪れるタイミングはあるでしょう。僕にとって、そこから抜けだす鍵は「没頭できる何か」「自分の心が揺れ動く何か」でした。それは「ラジオ」であり「お笑い」だったんです。
【P69】外の情報ばかり聞いてても、それを武器にしようとは思えないから。だから、心の内側の声を聞くことと、気づいてくれる他者の存在が大事になるね。
【P127】僕の経験だけで言うと、人は必ず「自分の向いている仕事」「環境」「縁のある場所」にたどり着くと思います。
【P143】仕事はちゃんと「自分にお金を払ってもらえるだけの価値」を作れるかどうかが勝負なので。
【P191】勝負の世界なので、ど真ん中で王道の活躍のみが成功だと思われがちですが、全くそんなことはない。その「何かになれなかった瞬間」こそが、その人を強く、そして本物にしている瞬間だと思っています。 -
Posted by ブクログ
著者は、放送作家として多くの番組に関わり、数多くのイベントの構成も担当している。当初は、お笑い芸人として働くことを目指したが、才能がないと諦め、ラジオの放送関係の仕事をしていたら、いつの間にか放送作家兼芸人とトイレと掃除の専門家となったというユニークな存在である。
その経験から、苦手なことは積極的に諦めること、消去法で生きていくという選択をして、「やりたいこと」「向いているもの」「やるべきこと」は、それぞれ違うものかもしれないと指摘する。
その目標設定は正しいのか?
「頑張れば必ず夢が叶う。目標まで諦めずに頑張ろう」「努力は必ず報われる」「好きなことを仕事にして、努力を忘れるくらい夢中になろう」という耳馴染みのよいかけごえに、「そんなわけねえだろ」と思って生きてきたと著者はいう。「好きだけど自分に向いていない」という現実があり、それを無理に仕事にするのはキツくなる。だから、諦めるのが最善なのだ。
好きなことを仕事にするのが幸せとは限らない。仕事が丸ごと人生である必要はないし、好きなことを仕事にしない道もそれは正しい。自分のできないところをきちんと見つけて、「才能がとても追いつかなかった」と冷静に言える人間の方が強いなと著者は思っている。
あくまでも、自分基準で考えることだ。他人からの評価を基準にすると疲れちゃうのだ。「他人からの評価」は気にしていないが、「他人が自分に求めているもの」については、できるだけ把握する。
オードリーと一緒にやることで、仕事が評価され、周りから信頼されるようになった。「番組企画書」を作り続ける。その中で仕事ができる喜び、自分のスケジュールが埋まっていく喜び、頼られる喜びが、生きていく上での燃料だった。
自分がどんな人間で、何に熱を持てるのか。自分の興味があることは、世間的に需要があることなのか。それを学んだ先に、どういう仕事が得られそうか。他にライバルがいないかと考えるのが、凡人の戦略となるのだ。そこから、どう幅を広げていくのか?そして、信頼関係が深まると、信頼関係のループが生まれる。集中と選択。そして、どうユニークなポジションを作り上げるかにある。 -
Posted by ブクログ
オードリーのANNを聞いていたので、サトミツさんの存在はどきどきキャンプ以後も活躍している様子はなんとなく知っていたが、こんなにも売れっ子な状況でありながらも自分軸ぶれないからこそオードリーをはじめとする周りの方からの信頼があついのだなっと思った。
本の中ではたびたび周囲への感謝、自分への謙遜、運ということが書かれていたが、
好きなことに一生懸命突き進める力や見返り求めないこと、友達は少ないと言っているが確実に縁を大切にしていることそれが回り回ってすべてにつながっており、簡単にできることではないので一種の才能だと思った。
向き不向きを自覚して諦めのよさはありつつも目の前のことに全力で取り組むその大切さを感じた。
私は知らずのうちにオードリーのラジオが好きとなり、一番弟子の日向坂の松田好花さんのラジオも心地よくて聞くようになりそこで次の本の話を聞き1冊目を知ることになった。この本で毎日楽しいわけではない、将来の夢を書くことが苦行だった、めんどくさくならないためにいい子でいるような感覚は共感できた。スターにはなれませんでしたがとあるが、信頼できる家族もおり、何でも話せる若林さんという友人がおり、出版にあたりこんなにも対談で協力してくれる人がおり一番贅沢な成功理想のかたちと思ってしまった。
もちろんその中に苦労や大変なこともあると思うが実直に生きていくんだという姿勢にサトミツさんの考え方を知れて自分のパワーとなった。
これからも応援していきたい