あらすじ
オードリーのオールナイトニッポン、春日ロケーション、DayDay.、キョコロヒーなど多数の番組を支える影の立役者。
放送作家として担当する番組は最多で20本超!
作家、芸人、専門家…様々な顔を持つ裏方のプロ 佐藤満春が数多くの天才たちと関わりながら彼らに頼られ、人知れず支えてきた暗躍の仕事術を大公開。
感情タグBEST3
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誰もが特別な才能を持って生きている訳ではない。
その中でどのように生きていくのか。
諦めることもあって良いことを知って、
心が軽くなりました。
戦略も流れも
戦略というか、今に至るまでの流れというか。
自分の名前よりも面白さ、伝えるもあるけど聞くが大事、とか。何を大事にしてきて、それがどうつながっているのかという話にも読めました。
ほかにも縁がなくてなくなった仕事も、長い目で見たら向いてて楽しい仕事に近づいたのかもと捉える。そういう考え方がしっくり来た。組み合わせのオリジナリティを追求する話は現代のキャリアの考え方っぽい。
味わい深い仕事本でした。
Posted by ブクログ
放送作家さんの本をあんまり読んだことがなかったので手に取ってみました。なんと芸人さんなのですね。
完全に自分に合う好きなものを仕事にするなんてなかなか難しいから、できることから消去法で選ぶ。
服はサイズだけ合っていればシンプルでOK。靴にだけお金をかけてください。スニーカー好きが認めるスニーカーを履いてください。
日向坂のメンバーの名前もめちゃくちゃ出てきて嬉しかった。松田好花のインタビューや潮紗理菜との対談まで載っています。潮が卒業のタイミングでサトミツさんと話してなかったらこの世界に残っていなかったと言っていて、驚きました。
daydayについては毎朝6時に日テレ入りするそう。テロップの確認までされるとは。
ヒルナンデスの月曜日に、キョコロヒー
NHKの子ども向け番組まで。
仕事が減るというのは点で見たらキツイことかもしれないが線で見たら、自分の適性に近づいたということ。
Posted by ブクログ
第1章 諦めて見つけた自分の戦い方
「自分に合う好きなものを仕事にする」
は難しいからこそ、
視点を変えて「できることから消去法で選ぶ」という考え方もある。
とても共感した。
自分らしく仕事を進めるには、何を諦めて、諦めた部分をどうカバーするのかが大切。
大事なのは、自分の実力や才能と冷静に向き合うこと。
第2章 仕事の広げ方
p81
やりたいことはやる、ただ、それをやった見返りに「幸せ」を求めることはしない。その瞬間、やってよかった!で、終わり。
p98
目の前にこの仕事しかないんだったらやるか、というのを積み重ねた結果今がある。その上で、自分の強みが見えてくる。
この本を読んで、希望なんてなくても夢なんてなくても生きてるだけで尊いと思えた。
Posted by ブクログ
番組を支える裏方の人が、どのような仕事をしているのか気になって、この本を手に取りました。
著者は自分の仕事を「暗躍」と表現し、目立たず黙々と動くスタイルを貫いています。その「暗躍する仕事術」がとてもかっこよく感じられ、だからこそ仕事が途切れないんだろうな、と納得しました。
一部紹介
・入ってくる情報が自然と何かに繋がる
・大切なのは「自分の希少価値」を高めること
Posted by ブクログ
芸人兼放送作家、出役と裏方どちらも行うサトミツさんの仕事術の本でした。
売れっ子放送作家で、多くの人に評価されているはずなのに、自分に驕ることなく、冷静に自己を認識されているのが印象的でした。
その中の考え方の一つで、とても首肯したのが
他者に「承認」の基準をおかないという部分でした。
自分の価値基準は自分で握る。これからの自分の生き方を考えた時に、ベースにおきたいなと思う考え方になりました。
その結果周りの人に信頼されていくようになっていきたい。
Posted by ブクログ
著者は、放送作家として多くの番組に関わり、数多くのイベントの構成も担当している。当初は、お笑い芸人として働くことを目指したが、才能がないと諦め、ラジオの放送関係の仕事をしていたら、いつの間にか放送作家兼芸人とトイレと掃除の専門家となったというユニークな存在である。
その経験から、苦手なことは積極的に諦めること、消去法で生きていくという選択をして、「やりたいこと」「向いているもの」「やるべきこと」は、それぞれ違うものかもしれないと指摘する。
その目標設定は正しいのか?
「頑張れば必ず夢が叶う。目標まで諦めずに頑張ろう」「努力は必ず報われる」「好きなことを仕事にして、努力を忘れるくらい夢中になろう」という耳馴染みのよいかけごえに、「そんなわけねえだろ」と思って生きてきたと著者はいう。「好きだけど自分に向いていない」という現実があり、それを無理に仕事にするのはキツくなる。だから、諦めるのが最善なのだ。
好きなことを仕事にするのが幸せとは限らない。仕事が丸ごと人生である必要はないし、好きなことを仕事にしない道もそれは正しい。自分のできないところをきちんと見つけて、「才能がとても追いつかなかった」と冷静に言える人間の方が強いなと著者は思っている。
あくまでも、自分基準で考えることだ。他人からの評価を基準にすると疲れちゃうのだ。「他人からの評価」は気にしていないが、「他人が自分に求めているもの」については、できるだけ把握する。
オードリーと一緒にやることで、仕事が評価され、周りから信頼されるようになった。「番組企画書」を作り続ける。その中で仕事ができる喜び、自分のスケジュールが埋まっていく喜び、頼られる喜びが、生きていく上での燃料だった。
自分がどんな人間で、何に熱を持てるのか。自分の興味があることは、世間的に需要があることなのか。それを学んだ先に、どういう仕事が得られそうか。他にライバルがいないかと考えるのが、凡人の戦略となるのだ。そこから、どう幅を広げていくのか?そして、信頼関係が深まると、信頼関係のループが生まれる。集中と選択。そして、どうユニークなポジションを作り上げるかにある。