ブラッド・スタルバーグのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ドラマ「舟を編む」の中で「『生きる』は変わること」って言っていた。
「ぶれない柔軟性」と言う事がこの本の中心にある。
組織で言えば「長年にわたって繫栄し続ける可能性があるのは、意図的に強固な境界線を作って、それを柔軟に適用する組織だけだ」と言っている。「意図的な強固な境界線」はコアバリューになるのだろう、それが「ぶれない」なり、そこを柔軟に適用する、これは個人でも当てはまる。
人生の転機になるようなことがあると、今までの「秩序」が「無秩序」な状態になる。しかし、「生命システムが、比較的変化が少なくて安定した内部環境を維持しようと」ホメオスタシスが働き「秩序→無秩序→秩序」のサイクルになる -
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Posted by ブクログ
ネタバレ個人的にかなり当たりの本。
邦題は成長術だけど、英語のPeak performanceのほうがしっくりくる。
パフォーマンスを上げるためにどうすればいいかを科学的根拠に基づき学べる。これを実践していけば、成長するということ。
自分を信じるとか、コミットするとか精神論も重要だけど、科学に基づいたものはやはり腑に落ちる。
・成長の方程式
成長=負荷+休息
成長の条件は限界のせめぎ合いへと追い詰める活動に定期的に挑戦すること。
・フローに入る
トップアスリート、ずば抜けた頭脳がある人に共通することはフローに入っていること。
目標を定め、それを達成するための時 -
Posted by ブクログ
ネタバレさっと読める割には内容の濃い良書であった。
「無理かもしれない」「かろうじて手が届く挑戦」が成長を生む。
マルチタスクは百害あって一利なし。
作業時間50分+休息7分のサイクルが最も効率的。
休息は散歩や自然の風景を見るなど仕事から一時的に離れる。
「成長型マインドセット」を身に付ける。
ストレスを感じたら「チャレンジ反応」でストレスをポジティブに受け入れる。
マインドフルネスは短時間(1分)でも毎日続けることが重要。
人の感情は移るのでポジティブな人と付き合う。
優秀な人はやり続ける能力が秀でているので、毎日職場に来て、淡々と仕事をする。
自己を超越した目的をもつと脳はリミッターを外す。
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Posted by ブクログ
負荷+休養=成長
この方程式の中身を深く理解できただけでも、本書を読んだ価値があると思える1冊だった。
日本人は特に、休むことを怠慢、悪と捉える悪しき風潮がある。
企業における「勤怠管理」なんていうワードからもそんな匂いがプンプンする。
「勤」の反対は「怠」じゃないだろう。
つまり、「仕事に勤しんでいる」以外の状態は「怠けている」というわけだ。そんなわけあるかい!
そもそも勤勉=優秀という図式が正しいのかがそもそも怪しい。
適当に怠けていても、結果を出す。
そういった人間が評価されてしかるべきなのだ。
全然練習しないけど3割30本打てる優秀なバッターと、誰よりも朝早く来て夜遅くまでバッ -
Posted by ブクログ
負荷+休息=成長
自分の限界の少し上を日々目標にトレーニングや勉強などを行う。筋力は身体が壊れないようにリミッターが備え付けられており、それの限界点をほんの少し超えるようなトレーニングが望ましい。コンフォートゾーンを少しづつ上げていくイメージか。
そしてその後には休息が必ず必要となる。休息が成長を促進させる。また燃え尽き症候群も軽減する。50分集中し10〜15分の休憩。週に一度のなにも仕事をしない日を設ける、など、休息を仕事や一つのトレーニングメニューとすべき。
マインドフルネス瞑想、風景画や動物、お笑い動画なども良い
ルーティーン
集中力を限界まで上げていくには、日々をルーティーン化するこ -
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Posted by ブクログ
最後のページにこの本に書いてあることがサラッとまとめてあるので、それだけを5秒ほどで眺めても良い。
そこで示されている通り、この本に書いてあるもっとも大事なことは次の3つ。
1つ目。成長したければ負荷をかけて作業しろ。そして、負荷をかけた作業の後は必ず休憩をしろ!ってこと。
ここでは「負荷」の重要性より「休憩」の重要性が語られる。休憩しなければ作業効率が必ず落ちて成長どころか現在の生産性もマイナスになるからだ。
二つ目。自分にとってスターターとなるルーティーンを作ること。
これにより作業のパフォーマンスを上げることができる。
3つ目。作業の目的。
目的はできるだけ「自分の外」にあ -
Posted by ブクログ
環境は変化する 人は変化を嫌う 変化を楽しめる、変化の後の安定性を取得するために必要なマインドセット
所有志向ではなく存在志向で。所有意識強いと変化に対して所有しているものを失う抵抗感が強くなる。存在志向であれば所有状況を含めて今の環境に存在しており環境に変化があれば自分にも変化必要と受け入れやすい。
反応ではなく対応。 変化に反応すると本能で抵抗生じる。冷静に対応する(合わせて行動する)。
没頭、没入、集中し、執着はしない。頭は消耗せず一心に邁進するが心は執着しない。執着していないか自問してみる。
苦痛を避ける。 苦痛=痛み+抵抗 痛みはあっても抵抗すると苦痛にまでなってしまう。