エイミー・ウェブのレビュー一覧

  • シグナル:未来学者が教える予測の技術

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    ニューヨーク大学スターンビジネススクールで教鞭を取り、SXSWで毎回講演をしてくれる未来学者エイミーウェブの本。未来予測をするための手法が書いてある。未来は決まっているものではなく可能性は複数あるから、複数のシナリオを描きながら対応方法を考えていこうと呼びかける。
    トレンドを掴むだけではなくケースバイケースでプロアクティブに考えるために役立つと感じた。
    が、相当時間がかかり、成功もない手法のため何度か自ら試さないと身にはつかないだろうと思った。
    だとすると、毎年発表される彼女のレポートを読むのが効率的かもしれない。

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    2025年04月22日
  • BIG NINE~巨大ハイテク企業とAIが支配する人類の未来~

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    ネタバレ

    著者のSXSWでの発表が面白くて手に取った本。生成AIの登場前にこれだけAIがもたらす脅威について予測できたのがすごい!G-MAFIAにゆだねて国家としての戦略を持たないアメリカと、国を上げて開発に突き進む中国の一騎打ちの構造は今でもあまり変わっていない。前者は短期的な利益回収のためにデータのバイアスや倫理的配慮は二の次、後者は生産開発のプロセスでちょいちょい手を抜く。ANI →AGI→ASIと進化する中で彼らのプロダクトが今後どんな影響を及ぼすのか…ディストピアな未来しか見えない。

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    2024年06月16日
  • シグナル:未来学者が教える予測の技術

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    主にテクノロジーが関わる未来予想をどう構築するか?
    著者はユダヤ系の日本通だが、それは直接はこの内容とは関係はない。
    最先端でも周縁部でもあるテクノロジーの限界を試している人たちがいる。それらの動向がトレンドになるか?を判別するために、関係する研究、関係者、テクノロジーをリストアップし結びつける。その際にCipherという基準を使う。Contradiction, inflection, Practice、Hack, Extreme, Rarityという観点から行う。例えばウーバーは不景気とスマホの圧倒的普及という矛盾あるいはタクシーの限定的な免許数と利用者数という矛盾あるいは慣行(規制)、スマ

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    2018年02月21日
  • BIG NINE~巨大ハイテク企業とAIが支配する人類の未来~

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    AIの簡単な歴史から説き起こし、現在はGAFAとIBM、マイクロソフトの米国6社、それに中国のバイドウ、アリババ、テンセントの3社、計9社がビッグナインとしてその先導役を努めていて、今後もその傾向は続くだろうとしている。そしてこの9社主導の傾向を放っておけば、それぞれが勝手な方向に進んでAIの将来は収拾がつかなくなる、というのが著者の問題意識だ。AIの将来像は、今後の対応によって3つのシナリオが考えられるとし、最善の方向はビッグナインのみに任せずにもっと国家が関与を強めると共に、国際的な機関による倫理を重視したコントロール体制を敷くことであるとしている。この様な論拠に立つAI論は特に独自のも

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    2020年02月29日
  • シグナル:未来学者が教える予測の技術

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    実践できるかが重要だと思うが、以下の流れを参考としたい。1端っこに目を凝らす、2パターンを探す、3それが本質か検証、4それが発達過程のどの段階か見極める、5それを踏まえシナリオと戦略策定、6有効性を確認する。

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    2018年03月22日
  • シグナル:未来学者が教える予測の技術

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    シグナルは公開されていて、ある程度正しい手順で追っていけば未来が見えないことはないのだなあと思う。ただ、当時にその予想が正しいと思えるかと言うと、それはそれで難しいだろうなあ。
    予想を諦めるのではなく、いろいろ予想して、それぞれに備えられる範囲で備えることが大切なのだと思った。

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    2018年01月20日
  • シグナル:未来学者が教える予測の技術

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    「どうすれば未来を予測できるのか?」これは永遠のテーマかもしれない。
    しかし、よく考えてみると、その考え方自体あまり意味がないことではないか、と思ってしまう。
    「未来予測」というと、当たった、外れた、という話になってしまうのだが、それが本質では
    ないことは明らかなはずだ。
    映画に出てくるタイムマシンのように、競馬などで一発当てるつもりならよいかもしれないが、結局は金儲けのためだけか。
    そこだけ考えると、「他人が知らない情報を、自分だけが先に知る」という優位性を使って、富を築くことに利用するという話になる。
    これはこれで、理解はできるのだが、浅はかというか、小さいというか。
    このように「他者より

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    2025年06月17日
  • シグナル:未来学者が教える予測の技術

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    勉強になった部分あった。端っこからはじまり、予兆の見つけ方、進化のプロセスなど。
    一方、私にとってはうまく言えないのだが、大学の講義を聞いている気分になることもおり、少々読みにくかった。

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    2025年05月12日
  • シグナル:未来学者が教える予測の技術

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    予測の技術とあるが、当然予言をするものではなく、内容は「データを集め、台頭しつつあるトレンドを見つけ、戦略を考え、未来における様々なシナリオの発生確率を計算」するという未来学者の仕事の仕方の中身を説明するもの。

    ものすごいボリュームがあり、著者の調査内容も圧巻であり、かつ説明されている手法やSONY、uber等の事例分析の内容も概ね納得できるものである(SONYへの攻撃と北朝鮮との関係についてはややあっさりしている感じはしたが)。

    が、本書を読んで将来予測について何かすっきりしたかというと…。

    結局、予測そのものを商売にする仕事でなければ、予測が必要なのは将来に向けての現状及び将来の行動

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    2021年01月15日
  • シグナル:未来学者が教える予測の技術

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    まえがきを読んで期待しながら読み始めたのだが、おそらく各章の話が長過ぎて飽きるのではなかろうか。取り上げる題材としては示唆もあったが、細部まで読み終える根気が出ず。

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    2018年02月02日