稲葉俊郎のレビュー一覧

  • 見えないものに、耳をすます―音楽と医療の対話―

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    音楽と医療の重なるところが興味深く浮かび上がってくるお話でした。

    部分と全体。全体と部分。
    多様性と調和。
    専門分化と協働。

    視野が広がり、思い込みが緩む感じがして、おもしろく読みました。

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    2025年04月05日
  • 見えないものに、耳をすます―音楽と医療の対話―

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    おふたりの空気感が心地良すぎて
    読み終えるまでの2時間が一気に過ぎました。
    私と誰かの対談が書籍化される世界線は今世ではなさそうですが
    それでもいいかなと思えてしまう、諦観のようなものも残っています

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    2024年01月27日
  • ことばのくすり~感性を磨き、不安を和らげる33篇

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    「ことば」によってふわーっと思考が広がり、じわーっと心身に染み込んでいくような、不思議な読書体験でした。

    横尾忠則さんの作品は私にとっては怖い印象だったのですが、本書と出会ったことで今度は違う角度から作品に触れてみたいと考えるようになりました。
    芸術の鑑賞方法がわからず、ただ眺めて、感じて、ということをしてきたので、新たな見方に開かれる思いでした。

    病院で処方されるお薬は「ごくん」と飲み込んで終わりですが、本書の「ことば」の「くすり」は味わって、余韻に浸れるおくすりでした。

    私に効く「くすり」をもっと増やしていきたいな、と思いました。

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    2023年09月13日
  • からだとこころの健康学

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    夏休み-18

    「あたま」だけでなく、「からだ」と「こころ」の声を聞く、不調や感情の原因を追求するんじゃなくて、目的に耳を傾ける。なるほどたしかに、からだの声を聞いてみると、太陽に合わせた生活が心地いいかもしれない。頭でっかちになってる自分に気づいて、こころ会議からだ会議を開くこと、その上に本当の健康があるんだな。

    あと「生」と「死」の綱引きという表現がよかった。遠くから見たら止まっているように見えても、近づいてみると絶妙な力で引き合って、右左に震えている。近づいて、これを感じることが大事なんだな。

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    2022年08月26日
  • からだとこころの健康学

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    まずは、わたしで働いてくれてる60兆個の細胞、ありがとう!

    ヨガを始めて以来、健康についてすごく考えるようになって、薬を飲んで治すのではなくて、なんでそうなったのか向き合うことで根本から改善して、心も体も健やかな状態でありたいと思っていて。
    プラス、軽い鬱病なので、心が思うことをなるべく優先しようと思っているんだけど。
    そんなわたしの考えとだいぶ合致していたので、読んでいて頷くところばかりだった。

    「あたま」じゃなくて、「こころ」と「からだ」が思うことになるべく忠実に生きていこう、みんな。

    わたしは、西洋医学のいいところも取り入れつつも、東洋医学や伝統医学を主軸に「わたしの健康」と向き合

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    2021年05月07日
  • からだとこころの健康学

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    Twitterでたまたま見かけて読んだ本です。

    健康についてよく延々と悩む自分には、とても良い本でした。昔から、体調が悪い時に病院に行っても、「何もありません」と言われることがよくありました。後々、あれはきっとストレスから来る症状だったのだろうと気づくことがあって、一体どうしたらこのストレスに弱い身体を治して健康な人になれるのかなと常々思っていました。

    そんな中で本を読んだ時、そもそも健康とは一体何なのか、からだとあたまは切り離せないこと、西洋医学の考え方と東洋医学の考え方などを知り、徐々に気持ちが軽くなっていくのを感じました。

    体に病気の症状が出るのは、その全てが悪いことで異常なことで

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    2021年02月16日
  • からだとこころの健康学

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    このNHK出版の「まなびの基本」シリーズ、いいですね。
    この本は、健康学と題して、けんこう、からだの基本、体と心を調べていきますが、「自分のことを深く知る」ことの大切さ、「からだとこころが自然のリズムと分かち難く確かに存在していること」「生と死によって引っ張られているから、いのちには強い力が秘められていること」を伝える、哲学の書です。

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    2019年11月12日
  • からだとこころの健康学

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    とてもわかりやすい文体で、健康とは何か、病気とはどういうことなのか、などについて解説。
    どうしても人は単なる数値や検査結果だけを気にしがちですが、本当に大切にしなければならないことは別にある、と、健康に対する考え方がガラッと変わる一冊でした。

    読み終わって、60兆億個の細胞にまず感謝です。

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    2019年09月29日
  • 見えないものに、耳をすます―音楽と医療の対話―

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    P64
    稲葉 姿勢を整えて、体と心の状態を整えて、そこで初めて自分の字が書ける。僕はそれって極めて医療的だなと思ったんですよ。体や心を整える技そのものが。
    大友 つまり文字を書くことを通して、まず体の「型」を作るところから整えていくと。
    稲葉 そうなんです。「型」さえ作れば、あとは自ずからその人の文字が表れてくる、という発想なんですよ。弓道にしてもアーチェリーみたいに力や道具に頼るんじゃなくて、体の「型」を整えて、その動きに従ってやると、本当に90歳の人でもパット弾けて真ん中に当たる。それは当てるんじゃなくて、自然とそこへ向かっていく、という発想なんです。「道」というのは、自分の体をいかに使う

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    2019年09月23日
  • いのちの居場所

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    『いのちの居場所』の著者・稲葉俊郎さんの語る“いのち”は、凡人が簡単に捉えられないほどの深遠さを持っていると感じます。

    医師でありながら、山形ビエンナーレの芸術監督も務めるなど、稲葉さんの活動の幅はとても広く多岐にわたります。
    ただ本人が語る、「外と内の世界を接続させる手段として、芸術と医療を分けることなくみつめてきた」という言葉には、「すべてはちゃんとつながっている」という不思議な説得力を感じました。

    「社会が危機的な状況にならないと、“全体性”が問われない」という指摘は、
    私が感じていた、“危機感なき時代には学びが起きにくい”という実感と重なります。

    「自分を救ってくれたものが、誰か

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    2025年11月13日
  • からだとこころの健康学

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    面白かったし学びになった。
    「からだ」と「こころ」の声にもっと耳を澄ませなくては~。
    もう一度読もう。

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    2025年10月07日
  • ことばのくすり~感性を磨き、不安を和らげる33篇

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    本書のくすりは、自己肯定感をくすぐる心に沁みることばややさしいことばというより、生きることに向き合う哲学と科学のことば。それがつまりはどういうことなのか、深淵に潜り本質を捉え言語化する、言葉の深みは自己と他者に向き合うことにつながる。各々の存在を認め合い、魂の質を高める、読み易さとは裏腹にさまざまな示唆を与えていただける本だ。

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    2023年07月31日
  • からだとこころの健康学

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    「健康」=「病気ではない」という立場の人からしたらビックリする本。人間に備わっている「あたま」と「こころ」と「からだ」の役割を学んだ上で、自分なりの「健康」を考える土台になる本だと思う。
    泉谷閑示の『うつの効用』と通じるものがあった。

    第3章の『感情の働き』が印象に残った。
    -人間の感情は何のためにあるのでしょうか。〜私は感情とは、その人自身を守るために備わった生命の知恵だと考えています。「嬉しい」と感じたとき、その感情は何を伝えようとしているのか。「悲しい」と感じたとき、その感情は何を伝えようとしているのか。-
    「こころ」の声にあたる感情は、「あたま」からすると非合理的だからとつい無視して

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    2023年01月08日
  • からだとこころの健康学

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    ネタバレ

    西洋医学と東洋医学の両方を包含した観点から、「あたま」と「からだ」「こころ」の関係についてわかりやすく解説してくれる。過不足なく、コンパクトにまとまっていて読みやすいし、積読してしまっていたのを後悔。
    日々の生活の中で「あたま」優位になって来たなあと思ったら、その都度読み返して全体のバランスをとるようににしていきたいと思います。

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    2022年10月12日
  • からだとこころの健康学

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    ネタバレ

    頭でっかちになって合理的効率的に精神と肉体を支配しようとする、己の数々の愚行が思い出される。いくつも身に覚えがあった。
    健康とは何か、と考えることは基本中の基本なのだ。慌ただしい現代人が、基本に立ち返って心と体の声を聞く機会を促してくれる本だった。

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    2022年01月20日
  • 見えないものに、耳をすます―音楽と医療の対話―

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    全ての芸術家にとって、その人間性というのは作品の評価とは無関係であるはずであり、極論を言えば、ある芸術家が殺人の罪を犯したとして、その罪が罰せられることと、彼の作品の評価は切り分けて考えなければならない(自らの妻をピストルで撃ち殺したウィリアム・バロウズの罪と、「裸のランチ」に代表される彼の作品の独創性が全く別個に語られるように)。

    ただ、そうした前提を置いても、僕にとって、大友さんは優れた音楽家であり、かつその人間性を尊敬できる唯一の芸術家である。生まれ故郷の福島の復興を”祭事”という観点からコミットした「プロジェクト FUKUSHIMA!」や、直近の「札幌国際芸術祭」(この夏に幾つかの

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    2017年11月19日
  • からだとこころの健康学

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    ・「からだ」と「こころ」と「あたま」の関係性についての本。
    ・健康にとって重要なことは、「あたま」だけではなくて「からだ」と「こころ」の声にも耳を傾けること、だそうな。
    ・健康になるための具体的な生活様式が学べるかと思っていたから少し拍子抜け。むしろ、健康になる方法はひとりひとりで違うよ、っていう内容だった。
    ・とても東洋思想っぽい。

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    2025年09月08日
  • からだとこころの健康学

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    「健康とは何か」について、「あたま」「からだ」「こころ」からみていく一冊。

    知識と経験が増えてゆくにつれて、本書から受け取れるものも増していきそうな印象を受けました。

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    2025年04月17日
  • いのちの居場所

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    稲葉さんはきっとやさしさあふれる人なんだろうなあ。
    愛を感じた。
    あらゆるいのちを大切に、共に生きていく。

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    2022年07月13日
  • からだとこころの健康学

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    え!なにそれ!すごい!知らなかった!という内容はないけれども、なるほど、と噛み締めるような話だった。

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    2021年10月02日