山本豊津のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【印象的だったワード】
『美術品を守る為にはお金が必要。』
『あらゆる分野でもそうだが、美術の純粋性を追い求めすぎると、お金が回らず廃れていってしまいます。』
【ざっくりした感想】
田中靖浩さんと山本豊津さんの対談形式で進むので読みやすい。分厚いし量がある。美術(歴史、画家、住宅事情)と会計(時代背景、会計、銀行、歴史的人物)どちらの視点もあり、視点が行ったり来たりするので頭を切り替えるのに少し疲れた。私に会計や銀行、証券会社の歴史的知識が少なかったからかもしれない。次は田中さんの著書見てみよう。
【ためになった、面白かった内容】
●多くの人は、国立美術館、県立美術館の作品を国や県の所有物 -
Posted by ブクログ
ビジネスでもアートでも、作り手がいくらものづくりに情熱を注いで労力をかけたところで、第三者がその価値を認めなければ価格がつかず、社会と接点を持つことはない。普段はアートに縁遠いという方であっても、本書で紹介されているような「お金」という切り口からアートを見れば、その見方が変わるかもしれない。古今東西のトリビアが満載の本書から、美術を見る目を養ってみてはいかがだろうか。
この本を読んで価値について考えさせられた。
第三者に認められて初めて、価値が価格になる。
努力をしても、人に認められなければ、自己満足で終わるのだ。ただ、価値は商品だけではなく、作った人の人間性や信頼できるかどうか、身だしなみ