中西智明のレビュー一覧

  • 消失!(『中西智明掌編集』特別書き下ろし収録)

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    ネタバレ

    帯の言葉通り、まさに「幻の&マジカル新本格」
    これほどまでに美しい”本格型叙述トリック”にはそうそうお目にかかれない。

    人間だと思わせて実は動物だったというジャブを食らわせてからの、
    三つのバラバラな”殺犬”事件と思わせておいて、実は被害犬は全て同じという究極のミッシングリング。
    マリーのユカへの嫉妬だったり、メスの犬を彼女と呼んだりなど、少々やりすぎな部分はあるが、伏線は十分にある。
    P.35の「こいつらは人間なんかじゃない」
    P.204の「ただ美しい赤毛だからというだけで、三匹もの犬を殺そうとする人間はいない」などが特にスマート。

    最後の探偵が犯人というのは不必要だとする向きもあるよう

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    2022年01月16日
  • 消失!(『中西智明掌編集』特別書き下ろし収録)

    購入済み

    やられた!
    真相の一部は早い段階でわかってしまったのですが、むしろそこからがスゴかった!
    最後の最後まで驚かせてくれる傑作です。

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    2021年07月31日
  • 消失!(『中西智明掌編集』特別書き下ろし収録)

    購入済み

    すごい。4回くらいびっくりしました。面白かった!
    中西智明さんはこの一冊しか出されていないようで、とても残念です。もっと読みたいな。

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    2020年12月19日
  • 消失!(『中西智明掌編集』特別書き下ろし収録)

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    新本格ミステリ全盛期の名作。マリー、裕二、純、3件の連続無差別殺人事件が見事に消失する。最後に明かされる驚きの真相まで一気読み間違いなし!

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    2014年02月16日
  • 消失!(『中西智明掌編集』特別書き下ろし収録)

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    探偵雷津が新寺にしかけた悪ふざけは何となく読めた。

    実は、著者のことばの「無差別殺人(もちろん本当はそうではありませんよ)」
    からすでに始まっていたことにびっくり!でもそれだけじゃなかった!!

    自作解説の「今後、同じテーマのミステリを読むたびに、本書の解決が頭を
    よぎることでしょう。」が憎い。

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    2011年10月25日
  • 消失!(『中西智明掌編集』特別書き下ろし収録)

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    ミステリーなので、中身についての詳しい事は書かないが、1990年に発行された小説が17年後にわざわざ復活されたのもなるほど、と納得させられる、見事などんでん返しが決まる鮮やかな小説でした。

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    2025年02月22日
  • 消失!(『中西智明掌編集』特別書き下ろし収録)

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    あらすじの「ミステリマニアの間で伝説と化していた本書が今また甦る!」、そして帯の「バカミスと呼ぶなかれ。」の誘い文句。双方の齟齬が気になり手に取った本書でしたが、なるほど確かに伝説級と言ってよい驚きを与えてくれる仕掛けがありつつも人によってはバカミスと呼びたくなる方もいるのかもしれないな、という軽快な読み口でした。どんな方が書いたのかと筆者の略歴を読み、納得。
    ミステリとしめ提示されている内容は十分で、「ああ……あのとき確かに違和感あったけどスルーしてた……」となる箇所も多々。ただしその違和感を深掘りしていてもこの本の結末には辿り着けなかったと思われます。サクサク読めてポップに感動、私にとって

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    2025年01月14日
  • 消失!(『中西智明掌編集』特別書き下ろし収録)

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    連続殺人?死体消失?ミステリでさんざん手垢がつけられて、有名作品がすぐ口から出てくる。そんなミステリファンにこそ読んでほしい一冊。消失。まさにタイトル通りまるでマジックのような展開り

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    2023年09月21日
  • 消失!(『中西智明掌編集』特別書き下ろし収録)

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    死体と犯人が消えた?! まるで手品を見ているような物語 新本格ミステリーの隠れた名作 #消失!

    ■あらすじ
    赤毛の人々が数多く住む街で事件は発生した。美しい赤毛の持ち主ばかりが次々と殺害され、なんと死体と犯人が消失してしまう。何故死体は消失したのか、いったい犯人は誰なのか…

    ■レビュー
    これは確かに名作ですね。
    古典のいわゆる本格ミステリの愛と研究から始まり、新本格をベースに組み立てられた作品。なるほど、とても楽しめました。

    本作の一番の読みどころはトリック。
    ホントに手品を見ているようで、種も仕掛けもない序章から、あっと驚く死体と犯人消失の現象。強烈な仕掛けと、切れの良いロジカルな種明

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    2022年08月17日
  • 消失!(『中西智明掌編集』特別書き下ろし収録)

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    ネタバレ

    ところどころ「ん?」と思うところはあった。
    (裕二が3歳なのに一人で夕飯時まで外をうろついてるとか普通にあり得ない)
    だけど、そもそも「『連続』殺『人』事件じゃない」ってところまでは行きつけなかった……。
    真犯人が明かされるところはちょっと拍子抜け。驚いて脳が付いていかなかったのかな。。
    わりとボリュームあるかなと思ったけどサクサク読めた。

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    高塔市―赤毛の人々が数多く住む奇妙な街で、その事件は起こった。美しい赤毛の持ち主ばかりを次々に殺害し、忽然と「消失!」する黒ずくめの男の謎。痕跡ゼロ、関連性ゼロの完全犯罪に名探偵新寺仁が挑む!

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    2022年08月01日
  • 消失!(『中西智明掌編集』特別書き下ろし収録)

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    ミステリーサイトなどで、度々この作品の名前が挙がっている認識はあったので、いつか読んでみたいと思っていた作品でした。

    赤毛の人々が住む街で、赤毛を持つマリー・裕二・純が殺され、現場からは死体、凶器、犯人が消えていると、タイトル通り「消失」を謎解く作品となっています。

    色々と評価が分かれるだろうなという事は、読み終えたときにはっきり分かりますが、個人的には面白い試みだと思いました。
    今後、同じ系統の作品は、世に出ない気がしますが、少しでも似たような作品が出た場合、この作品の名前が挙がると思われるぐらい、際立った作品になっていると思います。

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    2019年07月27日
  • 消失!(『中西智明掌編集』特別書き下ろし収録)

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    前々から読んでみたいと思っていた本です。
    何の前情報もなく読んでよかったと思うので内容には触れません。大学生が書いたものだと思うとすごいです。おいしかったです。ごちそうさまでした。

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    2014年04月25日
  • 消失!(『中西智明掌編集』特別書き下ろし収録)

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    前評判通り、とても面白かった!
    僕は三回騙されましたf^_^;)

    ラストもかなり好きです。
    ミステリ好きなら一度は読まないといけない作品だと思います。

    ただ色々な要素を詰め込みすぎで、少しバランスが悪いように感じました。
    なので、星四つ。

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    2012年07月04日
  • 消失!(『中西智明掌編集』特別書き下ろし収録)

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    赤毛の持ち主ばかりを殺害する犯人の意図は?また、被害者及び犯人と思われる黒ずくめの人物は、目撃された後忽然と消失してしまう…複数回どんでん返しがあるので、完全にだまされました。

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    2011年12月13日
  • 消失!(『中西智明掌編集』特別書き下ろし収録)

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    ネタバレ

    実に香ばしい。

    新本格っぽく読者をあっと言わせるオチに関しては保証します。

    「新本格っぽく」なんて言ったら物議かもしちゃいそうなので流して下さい。

    ただ、薄々読めはした。三人同一人物までは予想立てた。

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    2011年11月03日
  • 消失!(『中西智明掌編集』特別書き下ろし収録)

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     高塔市―赤毛の人々が数多く住む奇妙な街で、その事件は起こった。美しい赤毛の持ち主ばかりを次々に殺害し、忽然と「消失!」する黒ずくめの男の謎。痕跡ゼロ、関連性ゼロの完全犯罪に名探偵新寺仁が挑む!ミステリマニアの間で伝説と化していた本書が今また甦る。<BOOKデータベースより>
     稀代のバカミス、あるいは傑作と噂の高かった本作品が遂に復刊!テーマは人間消失の謎が中心。私はこの本を探してあちこちの古本屋を巡ったこともあったので、まさに待望でした。いや~バカミスっていいですねー。一昔前の作品なんですが、新本格のお遊び要素満載の傑作でした。

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    2010年05月14日
  • 消失!(『中西智明掌編集』特別書き下ろし収録)

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    ずっと読んで見たかったけど、絶版で読めなかったのがいつの間にか復刊されていたのでやっと読めた。
    何だか1冊しか出していないのが勿体ない。
    少しインパクトは弱いかもしれないけれど、面白かった。
    トリックがちょっと弱いかなぁとは思うけれど、全体のしかけが面白かったのでまあ良いかな。

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    2009年10月04日
  • 横丁の名探偵 犯人当て小説傑作選

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    読者への挑戦、アンソロジー第二弾
    好みのシリーズだが全三巻で終わってしまうらしいので残念

    今回の7作品は有名なものが多く、著者それぞれの短篇集のタイトルになっているものもいくつかある

    中でも中西智明は、絶版文庫の「法月綸太郎の本格ミステリアンソロジー」に収録されている、という事すらよく知られている傑作

    ・仁木悦子「横丁の名探偵」★⭐︎⭐︎
    超短編。トリック1つだけの勝負、やや弱いかな

    ・石沢英太郎「アリバイ不成立」★★⭐︎
    複数の容疑者たちがお互いのアリバイを主張する、と来ればあのパターンだな!
    という予想を覆され★ふたつ

    ・巽昌章「埋もれた悪意」★⭐︎⭐︎
    双子のなぞなぞは知ってい

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    2025年12月05日
  • 消失!(『中西智明掌編集』特別書き下ろし収録)

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    ネタバレ

    ミステリマニアの間で伝説と化していた本、ていう煽り文句がなければもう少し素直に楽しめたかも。最初から「殺人」でないことは予想ついたけど、それ以降の謎解きにはちょっと驚いた。トリックについての考察やなんかが面倒になってきてるので、本格ミステリはちょっともう読まないかな。ちょっと不穏な雰囲気での終わり方はちょっと好き。

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    2024年09月14日
  • 消失!(『中西智明掌編集』特別書き下ろし収録)

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    中西智明。死体と犯人の消失トリック。作品全体のネタも上手くできており、前情報無しで読んでほしい作品でした

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    2023年03月15日