風来堂のレビュー一覧

  • ルポ 日本異界地図

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    タイトルからちょっと勘違いしてた。
    スピリッチュアルとか霊界とか、そんな世界を教えてくれる本かと思ってた。
    しかし考えてみたら宮台真司氏が執筆。そんなわけはなかった。

    松代大本営、アブチラガマ、新宿ゴールデン街、飛田新地、福島第一原発、
    香川・豊島、軍艦島、成田空港、東京・山谷、釜ヶ崎、長島愛生園

    日常ではない土地、場所のことだった。
    ワクワクする場所だったり、子供が足を踏み込んではいけない遊郭だったり、、
    ハンセン病の隔離病棟のような、時の政府の負の遺産の場所もある。

    楽しい。

    いまそういう場所がどんどん減っている。
    下北沢の駅前の市場も消滅しつつある。自由が丘もしかり。
    吉祥寺には

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    2024年07月10日
  • ダークツーリズム入門 日本と世界の「負の遺産」を巡礼する旅

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    大変興味深く読んだ

    アウシュビッツ、イスラエル、グラウンドゼロ等、死ぬまでに一度は行ってみたいが、共感性を発動してかなりしんどい状態になってしまわないか心配

    ケア職でもそうだと思うが、自分と切り離して考える、感じることが大事だと思う

    また、「日本人だから」「○○人だから」といったアイデンティティが暴走しがちだったり、人種や国籍、考え方が自分と異なる人々への偏見があるような人には向いていないのだろうなと思った

    どの人種にも、国家にも、暗い歴史がある
    罪を犯し、同時に悲劇を被っている
    歴史をまずは知ること、フラットな目線で見ること
    その行為自体が戦争や差別をなくし、ひいては世界の安定や平和

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    2024年04月30日
  • カラーでよみがえる軍艦島

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    過去の風景を白黒で認識していたことに、改めて気付かされた。カラーになると生活感やリアリティが段違い。10年前くらいに上陸ツアーに参加したこともあり感慨深いものがある。

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    2022年05月27日
  • 図解 「地形」と「戦術」で見る日本の城

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    絵と写真と解説がコンパクトにあってわかりやすいです。実際の様子が目に浮かびます。この本持って全部行って見たいです。

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    2021年11月01日
  • ダークツーリズム入門 日本と世界の「負の遺産」を巡礼する旅

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    そもそもダークツーリズムというもの自体が、人間の暗部、悲劇にわざわざスポットライトを当てる悪趣味なものだとして敬遠される見方が日本にはまだありますが、欧米では近年盛んに研究されているんですね。これはまず欧米人の根底にある考え方、キリスト教の原罪「人間はそもそも罪深きもの」があるのではないかと、そして反対に日本ではルーズベネディクトが「菊と刀」で示したように「恥の文化」があるからこそ流行らないのではないか、と考えました。
    個人としてはこういう人間の負の遺産というべきものは文化的価値があると思いますので、いずれ機会があればこの本で紹介されていたいくつかには行ってみたいと思います。

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    2019年05月11日
  • ルポ 日本異界地図

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    ネタバレ

    カテゴリはエンタメにしているけれど、全体的にはまじめなテイストの「異界」ルポタージュ。
    いわゆるダークツーリズムに通じている面もありつつ、それを含めた場所や記憶の話はとても興味深い。

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    2025年10月09日
  • ダークツーリズム入門 日本と世界の「負の遺産」を巡礼する旅

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    「ダークツーリズム」。思わずタイトルの響きに引き寄せられ、本を手に取りました。
    戦争跡地や自然災害被災地など、天災・戦争・暴力などの歴史的跡地を巡る旅の事を指すそう。
    これまで、広島の原爆ドームや福島の震災跡地などを訪れていたけれど、その旅自体に名前がついている事は知らなかった。名前がついた事で、なぜ自分がその場所に惹かれるのかを意識する事ができ、過去の歴史を追体験する事で人々の悲しみや痛みを学びたかったのだと気づく事が出来た。
    本書では国内・国外におけるダークツーリズムスポットが紹介されており、どの場所も訪れてみたい場所ばかり。旅先を選ぶ要素の1つとして、世界に散らばる「影」を見つけに行くの

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    2025年08月03日
  • ルポ 日本異界地図

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    法外を知らない御仁が安全や「社会は~こうあるべき」と主張すると、もともと法外と法内の円環で回っている社会が崩壊する。これには大賛成。
    しかし宮台氏のいう、「眩暈や異界を知らない若者像」については一若者として間違っていると主張する(せざるを得ない)。私自身の経験からすれば、眩暈や異界なるものは、神への信仰に目覚めた経験と言い換えれられる。もちろん目覚めたというほど大げさなものではない、神の気配といった方が適切である。信仰による回復と治療によって法内で生きて行ける。
     眩暈、異界、法外による連帯がすべて同じ意味を示すとすれば、これらは何も特別なものでもなんでもない。いわゆる「若者」であっても、意識

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    2024年02月05日
  • ダークツーリズム入門 日本と世界の「負の遺産」を巡礼する旅

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    旅行先で一切楽しい気分にならない場所に行く人の気持ちがよく分からなかったが、負の歴史を記憶に残すということはより良く生きるための覚悟の表れかもしれない。
    特に「虐殺」の項目は読むだけでも気合が要る。あとは、片岡恭子さんの文がやたら頭に残る。「黄金の玉座に座る乞食」ボリビアとか、「インドにはマサラ味のものしかない」とか…。

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    2024年02月04日
  • 航路・旅客船の不思議と謎

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    500航路8000万人が利用するという定期船。
    航路や船の基礎知識に始まって、様々な航路の紹介、船の設備の紹介、歴史、国際航路、雑学など幅広い。
    境港~ウラジオストク航路とかロマンがあるけど、船内はリトル韓国状態なのね。
    全く知らない世界なので興味深く読めました。

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    2023年01月19日
  • 全国 高速バスの不思議と謎

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    高速バスに関する本は初めて。

    なかなかおもしろかったです。最近、豪華版の高速バスに興味があるんですが、この本を読んで、いよいよ乗ってみたくなりました。

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    2021年11月29日
  • 航路・旅客船の不思議と謎

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    旅客船や船の航路に関する本。いままでそういう本は読んだことがありませんでした。

    なかなか興味深いです。面白かったです。なんか、船に乗りたくなりました。

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    2021年11月27日
  • 四大空港&ローカル空港の謎 思わず行ってみたくなる「全国の空港」大全

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    空港をこの様な視点で紹介した本は初めて。飛行機の乗り降りだけでなく物流以上の役目がわかる。空港の制度的な分類など面白い。管制官のいない、常駐でない空港もあると知り、空港を詳しく知ることができた。

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    2021年04月04日
  • 国道の謎 思わず訪ねてみたくなる「酷道・珍道」大全

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    国道の定義にはじまり、
    躍動感溢れる「酷道」の紹介、
    国道の歴史、海上・点線国道など
    およそ国道にまつわる雑学が詰め込まれた新書。

    酷道はなぜ酷道になったのか、
    なぜ途切れた国道があるのか...など気になる点についてもしっかり解説でカバー。

    普段なにげなく知っている道路を、本書をきっかけにして深く知るのもまた一興。

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    2018年06月27日
  • ダークツーリズム入門 日本と世界の「負の遺産」を巡礼する旅

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    ダークツーリズムという言葉を初めて知った。
    歴史を振り返り違う視点から影の部分をみる。
    そうすることにより新たな未来に進むことができる。
    暗い過去がある場所には行きたくないと思っていた。しかし、実際に行ってみて感じることが大切なのかもしれない。

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    2024年06月30日
  • ルポ 日本異界地図

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    アンダーグラウンドな世界に興味があり、これまでに何冊か読んできたが、結構ガチ目な本で、ボリュームが多かった。知っている場所が多かったが、詳細な説明によって関心を持って読めた。自分にとっては気持ちが乗らない場所があったり、細かすぎて必要性を感じない記述があるところがマイナス点である。

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    2024年03月26日
  • ルポ 日本異界地図

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    ネタバレ

    <目次>
    第1章  戦争、闇市
    第2章  色街
    第3章  産業、交通
    第4章  ドヤ街
    第5章  隔離施設
    第6章  自然

    <内容>
    そんな怪談チックな本ではなく、巻頭・巻末インタビューの宮台真司氏のインタビューからわかるとおり、至極真面目なものだ。宮台氏の話がかなり堅く、大枠で、「禁断」の土地は、制度も残していかないと、人間社会はダメになる、と読めたが、後は難しかった。各章の話は、知っているものもあったが、そうではない話も(定義温泉とか)ちらほら…。大阪の飛田新地は、健全な色街なんだね…

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    2024年03月08日
  • 全国 高速バスの不思議と謎

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    最近の高速バスを紹介している本。豪華バスや超長距離バスには興味があるけど、実際問題乗ってみたらどんな感じなんだろうか。
    東京~福岡とか運転手も客も大変だな。

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    2023年02月05日
  • ニッポン秘境路線バスの旅 驚きの酷道ルート&ご当地ルールの不思議

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    ネタバレ

    路線紹介に徹しているから、どうしても同じような紹介記事になってしまうのは、仕方の無いことかもしれないが。
     そこを利用する人の姿については、あえて言及することを避けている。それがどうも単調さにつながっている気がする。「生活感」があっても良い気がする。バスなのだから、地域の人々の足なのだから。

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    2023年01月17日
  • ニッポン秘境路線バスの旅 驚きの酷道ルート&ご当地ルールの不思議

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    ネタバレ

    <目次>
    第1章  鉄道転換バス
    第2章  狭隘
    第3章  悪路
    第4章  長大
    第5章  変わり種

    <内容>
    路線バスが減っている昨今、いい企画なのだが、いかんせん文章が多く、地図や写真が少ないとイメージが伝わりにくい。特に「狭隘」。”路幅と車幅がほぼ同じ””対向車が来たら行き違いができない”では、臨場感がない…。
    新書なのでしょうがないが、もうちょっと工夫がほしい。

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    2022年07月30日