クリスティーン・ポラスのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
礼儀について文面として学ぶ機会があまりなかったので今回この本を読み、深く学びたいと思いこの本を選んだ。実際に社会人になってからの話があり、今はピンと来ないこともいくつかあったので社会人になってからもう一度読み返したいと思った。でも今できることも沢山学べた。例えば笑顔でいることも礼節のある人になるということを知り、疲れている時は笑顔が薄れてしまうため、そういう時こそ笑顔でいることをこれから心がけていこうと思う。また、メールをする上で気をつけることや周りの人に失礼なことをされたときの対応など知らなかったこともたくさん知ることが出来、これから社会に出ていく上で必要なことを理解したと思う。
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Posted by ブクログ
本書でいう礼儀正しさは、 堅苦しさではなく、親切さや温厚さなどを含む、 他者への肯定的な態度のことを表している。
道徳的な意味だけでなく、 組織における成長や発展においても「他者への肯定的な態度」 が如何に必要であるかが、 分かった。
無礼な人・攻撃的な人がいると、それだけで周囲の生産性が下がり、シンプルに損害に繋がるというデータがあったり、 オンラインでも、攻撃的・高圧的・ 無礼なメール1通で多大な損害に繋がることもあるという事例などが紹介されている。
オフラインで直接会うと丁寧な人でも、オンラインの文面だけでは印象が変わることもある。
組織において多様性が重視されている昨今だが、多様性その -
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【無礼の害】
・無礼な人は同僚の健康を害する
・スタッフ同士の無礼な態度に接した顧客は、その企業に対して悪い印象をもつようになる(叱責の理由が正当なものであったとしても)
・無礼な態度に接した人は、集中力や創造性が損なわれる
・無礼な態度がもたらす悪影響は、意志の力(気の持ちよう)では乗り越えられない
【礼節の効用】
・礼節ある人は仕事が得やすく、幅広い人脈が築ける……協力を頼む同僚を選ぶとき、「その人は手伝ってもらう仕事に詳しいか」という基準よりも「その人と働くと楽しいか」という基準を重視する人の方が多い
・礼節ある人は出世の可能性が高まる……周囲から礼節ある人とみなされている人は、無礼だ -
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「あなたに礼節があれば、仕事も、仕事を離れた人生でも必ずうまくいくはずだ。あなたが何歳でも、どういう環境にいようと、礼節を高める努力はできる。あなたは今日あった人にどういう態度を取っただろうか。もしかしてあなたが当たり前だと思っている態度は既に時代遅れかもしれない。あなたは周囲の人たちを元気づけているだろうか、それとも意気消沈させているだろうか。それをよく考えてみよう」
個人的に感じたのは、礼節とは相手に対する「敬意」がある前提ということ。相手の立場になって「自分を大事にしてくれている」と感じられれば、それは承認欲求にも通じ、特に組織においては「最強の武器」になるのだろう。
自分には出来て -
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『あなたがどれだけ親身になってくれるかを知るまでは、あなたにどれだけ知識があろうと誰も気にかけないものだ。』セオドア・ルーズベルト
この本は大きく2部に分かれていた。
1部では、より良いコミュニティがなぜ必要なのかと、それを形成するためには特にリーダーはどういう心持ちであらねばならないかについて書かれていた。学ぶことが多い内容だった。
コミュニティは解放され、団結され、困難に立ち向かう時によりよく、この本でいう「ウェルビーイング」がもたらされるなどあったが、特に強調されるべきなのは、人として尊重され、尊敬され、率直さを感じられた時に、その人に、またはそのコミュニティに対して良い感情を抱くとい -
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職場における従業員の礼儀正しさ(無礼さ)についての研究分野があるとは本書を読むまで知りませんでした。本書を読んだ人みんなが、なにかしら自分の経験で思い起こすことがあるのではないでしょうか。私自身も10年以上前の時の上司を思い出しました。彼自身営業成績は非常に良いが、部下への罵詈雑言がひどく、そのためにどんどん人が辞めていく、というような状況で、非常に殺伐とした部署でした。しかも優秀な若手ほど(他社から引く手あまたなので)離職するという状況で、その上司は最終的にグループ会社に異動(隔離)しましたが、グループ会社にいる人たちへの負の影響が出ているのではないでしょうか。
本書では、無礼な行為・発言 -
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ネタバレどのような人間になりたいか?
この問いを常に持ち続けることの大切さを学んだ。周囲から信頼されて信念を貫ける人間になりたい。周囲にいい影響を与え、自分も周囲から刺激を受け、成長し続けていきたいと思う。そのために礼節を重んじることはとても重要だと思った。
本書で示されている①笑顔を絶やさない②相手を尊重する③人の話に耳を傾ける、どれもできていなかった。他にも①与える人になる②成果を共有する③褒め上手になるといったことも守っていきたい。
人を指導する立場にあるが、守るべき価値観を伝え続けることの大切さや、自然に礼節が身につく環境や自分が尊重されていると思える環境を作ることの大切さも学ぶことが -
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誠実さや礼儀正しさが生産性に与える影響は非常に大きいということは以前から薄々気づいていた。
ただそれがどれだけ大きいのかどれだけ周りの人に影響があるのかということを定量的に考えたことというのはなかった。
この本はその疑問に対して解答を示してくれている本だった。
以下、具体的な数字を上げる。
■礼節が無いことによる影響
・職場のストレスによってアメリカ経済にかかるコストは一年に5000億ドル
・職場で発生する事故の60から80%はストレスが原因。アメリカ人の通院の約80%以上かストレスに関係している。
・有害な社員一人は優秀な社員2人ぶんの生産性を帳消しにしてしまう。
有害な社員一人にかかるコ