クリスティーン・ポラスのレビュー一覧
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この本に書かれている事は、理想だ。
世の中の人みんながこの本に書かれていることを実践すれば、きっともっと平和で素晴らしい世界になるだろう。
しかし実際にはそうじゃない。
現実には、他人を蹴落とす事を屁とも思わない野心的な人間が成功すること事はままあるし、社長やリーダーには、他人の感情を気にかけないサイコパス気質の人間が多いと言う説も聞いたことがある。
第1部に「礼節ある人間の方が成功しやすい」と言う趣旨のことが書かれていたが、もしそれが普遍的に正しければ、例えばドナルドトランプが大統領になるなんて事はなかったであろう。
だけど僕はこの本に書かれていることが屁理屈だとは思わない。むしろ、こ -
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ネタバレ礼節ある人は、声がかかりやすい=仕事を得やすい。テニュアトラックの教授を選ぶ場合は礼節ある人が選ばれる。
無礼は無礼を呼び、礼節は礼節を呼ぶ。
10/5ウエイ=10フィートに近づいたら目を合わせてほほ笑む、5フィート以内に近づいたら挨拶をする。
モトリーフール社の取り組み=社員全員が全員の名前を覚えるとボボーナスが出る。最後に残った人はランチに誘ってくれといって、覚えた。
マイケルジャクソンは、コーチはコーチとして尊重した。
子どもは平均して一日400回笑う。大人で1日20回を超える人は30%しかいない。
相手を尊重する。
人の話しに耳を傾ける。
無意識の偏見に気を付ける=認知的過負荷によ -
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1-4章までは、無礼な態度は損するよ、礼儀正しいと得するよ、という話。ここは正直当たり前だから重要ポイントの部分を読むだけで良さそう。
その後の章では、礼儀正しい自分であるために
・客観的なフィードバックをもらうこと
・精神的にも身体的にも健康でストレスを溜めないこと
・笑顔を絶やさない
・相手を尊重する
・人の話に耳を傾ける
などのアドバイスが並ぶ。
どれも当たり前のことなので、新鮮さには欠けるが具体的な事例とともに記載されているので説得力はある。
第7章のアンコンシャスバイアスの話は面白かった。
〇〇だから、ーーだろう。
〇〇は、ーーだ。
という考えがバイアスによるものかもしれな -
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対人関係、組織づくり、家族や友人との関係においても、より良い人生を送る上で「礼節」が極めて重要だという。一般的に考えてそうだろうと思うが、深く検討してみると色々なことがわかってくる。例えば、自分では丁寧な人間であろうとしても、近しい人間や商売相手が粗雑で無礼だと、その後の自分の思考や行動に影響が出てしまうということ。また、これはよほど注意しないと避けられないらしい。だから、自分が無礼な行動をとると、それは感染してより広がってしまうということ。反対に、自分が礼節を持って行動したり、持っている様々なリソースを与えていると、周囲もそのような人間になる。自分の言動に自覚的になること、無礼な人からは遠ざ
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会社で勧められて読みました。内容は礼節(礼儀正しさ)がビジネスを進める上で、最も重要だということをさまざまな企業でのケーススタディも踏まえながら論理的にまとめた本です。
働いていると色々な人と関わりますが、正直今の僕は、本当の意味で礼儀正しい一流の人と仕事をしたことがないと思っています。その一方で、礼節をわきまえない、わがままな性格ゆえに仕事がうまくいかない人には数多くあってきました。そういう意味では再現性の高い本です。
でも、今まで色々な書籍の中で、心理的安全性みたいな話は何周か回してきたし、業務の中でも試行錯誤しながら取り組んでいるので、そういう意味ではそんなに新しいと思える内容は少な