巻羊のレビュー一覧
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匿名
ネタバレ 購入済み一言でいうと制約の少ないニア・リストンですかね。
どちらも素体に武神の魂が宿る作品なので、どうしても比較しての評価になってしまいます。
挿絵等はこちらの方が好みですが、一巻目という制約故かストーリーが些か急ぎ足で進みます。
そのため、主人公以外の印象がかなりあっさりとしたものに。アポロに因縁のある伯爵とか対面すらせず、退場していますし……
また、見せ場として一巻目で国一番の武人を出してしまっているので、今後インフレが進まないかも不安です。そして、それらのキャラの挿絵もなかったりで、やはりキャラの印象が薄味に。
ただ、主人公もイイ性格をしているので、それだけでも面白いとは思いました。
2巻目以降で他のキャラの個性が出てくるのであれば全然アリかなと。 -
Posted by ブクログ
2冊作品。
題名がとても素敵。短歌のような都々逸のようなリズムでヒロインの少女の恋する想いをとても可愛く表現している。これに創作和服のカーディガンを着ている女の子の表紙絵が加わって、とてもつかみが強い。
内容もストーリーの合間合間に登場人物達が作った短歌や都々逸が入ってくるのが目新しいし、作品に瑞々しさを与えている。
とのことすべて置いても、何よりヒロインの涼風救の可愛いさにつきる。尊大な女子中学生の天才短歌少女。一人称が"スクイ"と自分の名前呼び、可愛い。中学生の少女の恋する気持ちでしかとれない栄養素がダダ漏れの作品です。
もう一人、主人公の高校の先輩女子がいい。高校生の先輩女子と中学生の少女の胃が痛くなるバチバチシーンが良い。
加えて、スクイの家のお手伝いさんが引っ掻き回すのが面白い。この女の発言は危ない。お嬢様に朝帰りを期待するなんて。
面白い作品でした。
先に言ったように作中主人公が作った短歌が色々でるので、印象に残った歌の上の句を紹介します。全体は作品でお確かめを。これを中学生相手に詠むとは
ファミレスのドリンクバーに席を立つ
2巻ラストの短歌はこのへの歌の返歌かも。
地の文も情緒がある。情景と感情が立ち上がる。
スクイの高校生活も見たいよ。
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ネタバレ 購入済み
バファリン先生
冤罪を掛けられて学校から追放される先生。
その冤罪をかけた相手が如何にもな悪役面で草。
そして、半分は先生で出来ているって、半分は優しさのバファリンみたい……
先生じゃないなら、後は縛りないよね。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ今回は短歌そのものの面白さだけでなく、「言葉で想いを伝えること」の難しさや尊さがより深く描かれていたように感じた。好きな気持ち、悔しさ、憧れ、不安――そうした感情を限られた言葉に込めようとする登場人物たちの姿が印象的で、短歌という題材を通して人と人とのコミュニケーションの本質を描いている作品だと思う。
また、本作は青春小説としての読後感も非常に良かった。登場人物たちは悩みながらも、自分の言葉で相手と向き合おうと前へ進んでいく。その姿を見守っていると自然と応援したくなり、読み終えた後には爽やかな気持ちが残った。短歌に詳しくなくても楽しめる一方で、言葉の持つ力や面白さを改めて感じさせてくれる一冊。
著者のあとがきを読む限り続編の予定はなさそうな雰囲気を感じるが、みんなが一堂に会した「高校編」も是非読んでみたいと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ著者初読。KU。
畑野ライ麦氏の『恋する少女にささやく愛は、みそひともじだけあればいい』は、言葉という不確かでありながらも強靭な手段を通じて、人の心が通い合う瞬間の尊さを描いた秀作である。短歌という限られた器に感情を託す登場人物たちの姿には、若さゆえの不器用さと真摯さが交錯し、その葛藤が読む者の胸に静かに沁み入ってくる。
恋愛を描く物語は多いが、本作は「言葉の重み」を主軸に置いている点が印象的だ。言い過ぎても届かず、言わなければ伝わらない──そんな微妙な距離感が、短歌という形式を通して見事に表現されている。加えて、登場人物たちの心の機微が丁寧に紡がれており、思春期の揺れる感情を追体験するような読後感がある。
終盤には賛否を呼ぶ展開もあるが、それもまた物語に奥行きを与えている。静かで、しかし確かに熱を帯びた恋のかたちが、そこにはあった。 -
購入済み
評価不能
ちょっと特殊な設定の物語であり、まだほんのさわりの段階だけで評価はできない。
設定はなかなか興味深い。
絵もたまにおかしくなるが基本的には悪くない。
主人公のキャラも屈折しておらず、正統派でいい感じ。
それからすれば今後も期待できそうではあるが、なにぶん「教育」という事なのでどう持っていくか読めない。